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川の道520km完走記:その11「サイコーの仲間との、サイコーのゴールへ」

じーちゃんへの挨拶を終え、

昨夜レースを一旦中断した猪子場新田交差点へと戻り、

いよいよ、残る42kmのラストランがスタート。

 

東京からここまで、常に一緒に不眠不休で闘い続け

車を運転しながら、Ustream中継をしてくれていた

まさふみちゃんが、

なんと

「残り42km、小野さんと並走しながら、中継をしながら走ります」

とのこと。

 

(まさふみ、オメーだって、フラフラなハズなのに

泣かせるじゃねーのかっ( ;∀;))

 

まさふみちゃんとの出逢いは、まだ2年ほど。

ボクが始めて砂漠250kmレースに旅立った

ゴビ砂漠の壮行会(2011年6月)に来てくれたのが最初である。

 

初めてあったその時、

「小野さん、今日のゴビ砂漠壮行会のプレゼン、感動しました!

ボク、昔陸上やっていたんですが、また走ろうと思います!」

そう、言ってくれた。

 

その彼も、いまや同じトライアスロンチームにも加わり

ウルトラランナーにもなり、

みんなを率いていくリーダー役にまで成長を遂げている。

 

その彼が今回の「川の道サポート部隊」を仲間に呼びかけてくれたからこそ、

今回、これだけ沢山の人に応援に駆けつけてもらえている。

 

とてつもなく、嬉しい。
そして、新たな応援者が。

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つい2ヶ月前に、一緒にチリのアタカマ砂漠250kmを共に完走し、新潟に暮らす

かかんちゃん(岡田果純)が、40kmの道のりをチャリで駆けつけて、

なんと、手作りおにぎりを持ってきてくれたのだ( ;∀;)!!

 

うん。オレ、何百キロでも走れちゃう(`・ω・´)ゞ

 

さらには、今度は東京から新たな応援者が。

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こんどは、共にサハラ砂漠250kmを完走し、日本人No.1 & 20代優勝に輝いた

しゃなこと荒井志朗も(写真真中)東京から日帰りで駆けつけ、並走してくれるとな。

 

どんだけ、恵まれてるんだオレ( ;∀;)。

 

更には、今までもさんざんサポートし続けてくれて

サブスリーランナーの園田さんが

サルのコスプレで並走してくれることにまで。

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めっっちゃ嬉しいけど、

ウサちゃんの人気、全部サルに持っていかれるアルYO( ;∀;)www!

 

こんなサイコーの仲間に囲まれ、

ラストの42kmは快走が続く。

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来たぜ!ラスト市町村!新潟市!!!

 

CP24 新潟市 大野大橋南詰 508.5km
5月5日 8:21(スタートから119h21m)

 

そうして、

 

いよいよ残り10km、切った!!!!

 

そんな時である。

 

 

園田さん「小野さんっ!大変ですっ!!!!

 

もう少し先に、なんと、道の駅で、

 

ソフトクリーム売ってますYO( ・∀・)!!

 

 

 

 

行くでしょ(`・ω・´)ゞ!!!!

 

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511km地点にて、ようやく2本目!
しかも、めっっっっさウマいやんけっ!!!!
(左から、かかんちゃん、小野、園田さん、まさふみちゃん)
いよいよ、もうゴールは近い。

 

ちなみに、この時、現金ゼロで

ソフトクリーム、オゴって頂いたのですが。。。(´・ω・`)

 

 

並走の仲間たちも更に増えていく
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(左から、園田さん、しゃな、Ust中継しながらのまさふみちゃん、小野、みづきちゃん、長谷部さん。撮影はかかんちゃん)

 

もう、日本海は、目の前だ。

後ろから、まさふみちゃんがUstream中継をしながら、追いかけてくれている。

さらに、仲間たちも沢山一緒に走ってくれている。

なんて、ありがたいんだ。

自然に、ペースがどんどんあがっていく。

 

 

レースに出る前は

サポート部隊が自主的に生まれてくれたことには感謝感謝だったものの

「自分のチカラで、ちゃんと完走を遂げたい」

そう、思っていた。

 

そんな中途半端な強がりが、

ここまでの道のりで、

休むべき所で休まず、

食べるべき所で食べず、

結果フラフラになりながら、何度もサポート部隊に救ってもらう結果となった。

 

正直、途中、何度も諦めそうになった。

いや、正確にいうと、仲間達のサポートがなければ

レースを諦めるどころか、

そんな中途半端な意地っ張りなムリがたたって

その辺の道端で疲労凍死体になっていたかもしれないのだ。

 

 

オレのじーちゃんや。

コース脇で見守って

ここまでケガなくオレを呼びよせてくれて、ありがとう。

 

ちっちゃい頃は全然目立たなかったそんな孫が、

小さいながら努力を重ねる中で、

少しずつ成長を重ねながら、

こんなにも素晴らしい、暖かい仲間に出逢えることができて、

いよいよ、想像だにできなかった旅の果てまで

やってきましたよ。

 

 

 

見えたっ!!!!

 

 

日本海だっ!!!!!!!!

 

 

オレは、本当に、あの荒川の河口の太平洋を、

葛西臨海公園を出発して、

いよいよ、この信濃川の河口の日本海まで、

本当に、ほんとうに、たどりつこうとしているのか。

 

 

 

 

ゴールまでは、泣かない( ;∀;)!

 

 

そうは思っていても、

 

いやいや、もはや、全力号泣で全速力でしょオレ。

 

 

まさふみちゃん、

後ろから、Ustream中継をしながら追いかけてくれる。

 

わかってるよ。

わかってるんだ。

 

まさふみちゃんだって、6日目にきてフラフラになっている。

そんな中、オレとともに既に40kmちかくも、

ずーーーと、Ustream中継を続けながらナレーションをしながら、

並走してくれているんだ。

 

ここにきて、オレがアホみたいにキロ4分ペースまでアゲてしまっては

オレに追いつけなくなって、中継が台無しになってしまう。

 

 

だって、前から撮されたら

オレ号泣してるの、バレバレやん( ;∀;)

 

全力ダッシュで、坂道を駆け上る。

 

いよいよだ。

 

 

いよいよ来たんだっ!!!

 

日本海だっ!!!!!!!!!!

 

最後のCPにたどり着いたんだっ!!!!!

 

CP25 新潟市 日本海岸 516.3km 
5月5日 13:55(スタートから124h55m)

 

 

日本海に向かって、

全身全霊で吠え叫ぶ

 

「やったぜ!!!

こんちきしょーー!!!!!」

 

 

ウサちゃん帽子のオッサンが、号泣で(´・ω・`)。

 

 

(Ust中継の録画。ムービーの40分頃から、いよいよ日本海へのラストスパートの様子)
Video streaming by Ustream
以下、主催のスポーツエイド・ジャパンさんの写真より。

 

日本海へとダッシュする小野(ナイテマセン)20130505-DSC_3813_original

 

 

 

それを追いかけなが中継している、まさふみちゃん(右)と、園田さん(左)20130505-DSC_3816_original

 

 

日本海にたどり着き、欄干にしがみつく小野(ナイテマセン!)と
左から、しゃな、みづきちゃん、、まさふみちゃん、園田さん、(小野)、かかんちゃん)20130505-DSC_3822_original

 

 

同じく日本海にたどり着いた、後半ハーフの部の選手と、健闘をたたえ合う20130505-DSC_3825_original

 

一緒に、ここまでの道のりを共に付き添ってくれた、まさふみちゃんとの
アツい握手。

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本当に、

ほんとうに、

みんながいて、ここまで来れたよ!

ありがとう!!

ありがとうっ!!!!!!!!!!

 

「よっしゃー!!

じゃあ、ゴールまで残り4km弱、行こうぜっ(`・ω・´)ゞ!!!」

 

 

 

スタッフの方

「あ、あのー。

ラストCP出るときに、事務局に電話するの忘れずに!」

 

 

ぉ( ゚д゚)?

そうだった!

 

ラストCPの日本海についたら、3.7km先のゴールに向かう前に

ゴールテープの準備とかの為に、事務局に電話するルールだった。

 

 

ヘタしたら、前後に選手が数時間もいない可能性があるのだ。

事務局も、ずーーーと何十時間も待っているワケにはいかない。

ちゃんと、電話で連絡せねばっ。

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「猟師に撃たれさえしなければ、あと30分以内には着きますからっ!(`・ω・´)ゞ」

 

 

いよいよ、最終ゴールへと、みんなとのラストラン。

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そしていよいよ、

最終コーナーを曲がる。

 

 

見えた。

 

 

ゴールテープだ。

 

 

仲間たちが、

ゴールゲートを作ってくれている。

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やったー!!!!!!!!!!!!!!!

 

ゴールテープを切ったら、まずは、コースへのお礼だ。

くるり回れ右して、これまでの520kmの道のりへと

感謝のペコリ。

 

すると、主催者の館山さん。

 

ニコニコしながら、

 

 

 

「うん。やり直し。」

 

 

 

オレ「(;・∀・)ハッ??

 

もしや、葛西臨海公園から、やり直しですか( ;∀;)?」

 

 

館山さん

「あまりに、いいゴールシーンだったから。(撮影用に)も一回やり直しね。」

 

 

そして、

主催者の館山さんと、アツく握手&ハグ。

 

「こんな素晴らしいレースを

ありがとうございました( ;∀;)!!!

(死にたくなるほどキツかったけどNEっ!!!www)
(上に掲載と同じ動画録画。1:08:00辺りから、ラストゴールへ)


Video streaming by Ustream

 

完走後のインタビュー動画

 

説明会の時から

「とにかく、諦めなければ、ゴールに辿り着ける」

そう聞いていた。

 

でも、アタマではわかっていたつもりだけれども

何度もなんどもココロが落ちそうになっては盛り立てつつ、

復活できては、また落ちて、また復活して。。。。

その繰り返しの中で、なかば完全に絶望すらしかけ、

それでも、ギリギリで繋いで、結果ゴールまで辿りつけた。

 

その全ては、サポート部隊を立ちあげてくれて

多くの仲間を巻き込んで応援を盛り上げてくれたまさふみちゃん。

 

そして、同じく東京から新潟まで付き添いつつ、マイペースながら肝心な所で救ってくれた

長谷部さん。

 

そして、実に多くの、

スタート地点、コース上、ゴール地点、ネット上で

たくさんのエールを贈ってくれた、素晴らしい仲間たちが、

そして、ボクにルーツを与えてくれた今は亡きじーちゃんが

見守ってくれていたから。

 

さらに、なにより、こんな素晴らしいレースを、

同じく「スポーツエイド・ジャパン」という団体という仲間が集まりレースを支えるまでに

この大会を盛り上げてくれた、主催者の館山さん、スタッフのみなさま。

そんな素晴らしい仲間があっての、

この素晴らしい体験でした。

 

主催者の館山さんが、

ボクらをみて

「いいチームだね」

なにより、嬉しいコトバ。

 

 

なんて、ありがたいんだ。

ほんとうに、みんながいるから、オレは頑張れているんだよ。

 

 

35年間、まったく運動ゼロだったボクが、

ひょんなキッカケから突如走り始めてからの3年半。

 

最初は1-2kmのランが限界だったけれど、

小さな努力と、チャレンジを積み重ね

気づけば

ハーフ、フル、100km、

ゴビ砂漠250kmサハラ砂漠250km

北極点フルマラソン南極100km

アタカマ砂漠250kmチーム世界一

と成長を遂げつつチャレンジしてこれていた。

 

そうして、そのチャレンジを見てくれた仲間が

 

「小野さんのチャレンジに勇気もらいました。

ボクも頑張ります!」

 

「小野さんみて、やればできるって知って、

私もこんなチャレンジしています」

 

そうして新たなチャレンジャーが生まれるコトを

自分のひとつの「生きている意義」、

新たな「ひとつのライフワーク」にしてきていた。

 

でも、

そんなみんなのチャレンジを見ることができるから、

なにより、オレ自身が、頑張れているんだ。

 

何気ない自分のチャレンジが、

自分ではない誰かのチャレンジに紡がれ、

そのチャレンジによって、自分の新たなチャレンジの勇気へと紡がれていく。

 

そんな風に、ボクもみんなも、

先祖から、そして仲間から紡がれ紡ぎ、

この「生」を未来へと紡いでいくのだ。

 

じーちゃんが、オレに紡いでくれたように。

 

ありがとう。

 

つづく(ラストへ)

川の道520km完走記:その12「つぎなる、『道』へ」

そうして、

ボクの「川の道520km」はオワリを迎えた。

 

3年半前に、35年間運動ゼロだった自分が、

まさか、こんな多くの仲間に支えられて

こんなトンデモないレース を完走できるなんて。

 

最初は、「ランをしてみよう」。

そんなちっちゃな動きからだった。

 

でも、勇気をもって周囲に発信し

チャレンジを続け、

その中で仲間も感化されチャレンジを始め。。。

 

そうして気づけば、実に多くの仲間が

お互いに支え合い、励まし合い、

いままででは到底不可能と思われていたようなチャレンジまで

お互いに成し遂げられる仲間たちへと育っていった。

 

生まれたてのチョロチョロだった源流の川が、

多くの支流を集め育ち、

ついには大海へと注がれる大河へと育っていくかのように。

 

 

笑顔、チャレンジ、仲間への愛情、

そしてなにより、ひたむきに未来へと生きる、姿勢そのもの。

 

気づけばボクの周りには、幸いにして、そんなパワーをもった沢山の仲間に恵まれている。

だからこそ、さらにひたむきに、次なる道へと走っていける。

 

そうすることで、

一緒に時をすごせている素晴らしい仲間へ、

また新たな何かを紡ぐことができるのかも。

 

ひょっとすると、ボクが居なくなった

ボクが全然しらない後世の人にさえも

紡ぐことができるのかもしれない。

 

 

同じ源流から生まれながら、

まったく、違う方向に流れ、

まったく違う海でオワリを迎えた

荒川と信濃川という二つの川の道が生まれていったように。

 

ボクらの生き様が、

ボクらとはまったく違う、新たな道へと繋がっていくのかもしれない。

 

 

湿っぽ杉なので、

この辺でっ!

素晴らしい仲間達に感謝っ!

20130505_191526 (1)完走後、新潟にて。

イケマリ(左端中段)が、八海山社長さんより頂いてくれた日本酒をいただきながら
みんなで「八海山」の「八」の字の様子。

 

 

 

 そして、なにより、ヨメに感謝っ!
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実は、エナジージェルだけではなく

様々なバージョンのメッセージ付き補給食が用意されていた。

 

いくら「人生のタカラモノや( ;∀;)」言っても

さすがに、一切食べずに帰ったら、

それはそれで

 

 

「おいオメー。

喰ってエネルギー出せって渡してんのに

 

なんで喰わねーんだ

このハゲちゃびんが(´・д・`)」

 

そう褒められそうなので/(^o^)\。。。

ゴール目前の時に「もうちょっと!頑張って!!」というメッセージ入りのものを

1つだけ頂きました(`・ω・´)ゞ。
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そして、完走後に渡されたお手紙。

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帰京後、自宅にて手作りパンとともに。

 

泣いてもいいですか( ;∀;)???

 

でも、調子に乗って、

 

しれっと

 

「あれ?カレーは??(´・д・`)」

 

聞いて、あやうくフルボッコ寸でしたが(´・ω・`)。。。

 

 

 

そして、最後の最後に。

なによりも、こういった生を紡いでくれて。

こんな幸せにチャレンジできる時代を紡いくれて。

 

 

ご先祖さまたち、ホント、ありがとう!

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じーちゃんの分骨が眠る。本成寺にて。

では、また次のチャレンジにて!!(`・ω・´)ゞ
(またすぐたくさんあるけどねっ!!!)

 

 

【おまけ:書籍を出版しました】

マラソン中毒者_(帯付) small4

「マラソン中毒者(ジャンキー) 北極、南極、砂漠マラソン世界一のビジネスマン」
(小野裕史著 文藝春秋刊 1,575円)

 35年間、超インドア派で運動とは無縁だった。
中高と、部活は吹奏楽部。
趣味は読書とネットとゲーム。
体育の成績は常に「上中下」の中もしくは下。
そんな僕が、仕事でもなく、単なるダイエットで始めたランニングをキッカケに
本を発売することに。

誰にだって、いつだって、未来は、変えていける。
こんなにもオモシロい未来にたどり着けるなんて。

そんな体験を、少しでも多くの方に共有できれば。
そんな想いとともに書いた本です。

ランに全く興味のない人を含め、老若男女に笑いあり涙ありで

美しい砂漠や北極、南極のカラー写真52ページと共に楽しんで頂ければ。

全国書店、アマゾンなどネット書店でご購入頂けます。
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