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九州全県縦断マラソン(全15話):その1「はじめに」

 

「九州全県を縦断して、500kmマラソンしようぜ(`・ω・´)ゞ」

 

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そう聴くと、ほとんどの方が

「 (;・∀・)ハッ?!  ( イミワカランwww ) 」

 

となるだろう。

 

2015年のゴールデンウィーク。

東京に住む僕が、広島県に住む二人のランナーと

鹿児島空港に集まった。

そこから九州全県を踏破し、福岡県の博多駅へ

8日間で500kmを走るべく。

 

その二人のランナーの一人は、1年半前まで、

フルマラソンはおろか、30kmほどしか走ったことが無かった。

もう一人も、80kmマラソンを経験はあるものの、

時にフルマラソンを途中でリタイアした経験もある、

「一般ランナー」でしかない。

 

そもそもなぜ、この3名は出会い、九州を500km走ることになったのか。

そして、その中でどんなドラマが生まれたのか。

 

人間というのは、時に、とんでもない人生の変化を掴み

一見ありえないような成長を遂げる。

その姿は、周囲の人間にも伝播し、大きなうねりとして人々が変わり、

思いもよらない未来を切り拓いていく。

 

この物語は、

決して飛び抜けた才能に溢れているワケでもなく、

特別に選ばれたワケでもない、

けれど、ちょっとの勇気と小さな行動で、

劇的に未来を拓いていった、

そんな多くの人達のストーリーです。

 

これを読んで頂いている、全てのみなさんにも

「自分もこうなれちゃうカモ」

そんなふうに感じて頂きたい。

そんな物語です。

つづく

 

九州全県縦断マラソン(全15話):その2「出逢いepisode1『ミタニン』」

 

人の出逢いというのは、本当に唐突で数奇だ。

 

2015年のゴールデンウィークに

僕とともに福岡までの500kmを目指し

鹿児島に集結したランナー。

広島県福山市に住む 三谷 健一氏(通称「ミタニン」)。

そして

広島県広島市に住む 池上弘一氏(通称「シャオさん」)。

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実は、僕ら3名は、1年半前まで、

互いに顔を会わしたことすら無かった。

 

さかのぼること、1年半前。

2013年の年末。

僕はヨメの実家である、広島県福山市へ帰省していた。

 

常にボクを甘やかしてくれるヨメ母の家に行くのだ。

ヨメのお母さんがもてなしてくれるのをいい気に

いいあんばいに呑んだくるに違いない。

「こりゃ、イカン。

この調子だと、明日は二日酔いで朝走らなくなりそうだ(; ・`ω・´)」

 

そう思い、飲み始める前の防御策として、ひとまずこんなツィートをかましておいた。

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そして、飲み始めて2時間後。

「やべー。オレ、予想以上に呑んだくれてるじゃん。

こりゃ、さらにハードルあげないと、ゼッタイ明日のラン、サボるな(; ・`ω・´)」

とのことで、こんどはこんなツィートをポチってみる。

 

 

 

 

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「朝6時から30km」

言ってみたものの、こんなヘベレケに酔ってて、やれるのか?オレ(´・ω・`)。。。

 

そんな中、流星のごときリプライが現れたのだった。

 

なんと、ボクの処女作「マラソン中毒者(ジャンキー)」読者の「@mitanin」なる方が、

同じ福山市にいるというではないか!

 

「まさかマラソンジャンキーの小野さんが福山とは!私も影響を受けて走ってます。」

とな( ・∀・)!

 

しかも

 

「明朝は4時半から走る予定です!」

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とな(; ・`ω・´)!!

 

朝6時から30kmとか、オレ、屁未満じゃねーか( ;∀;)!

 

こりゃ、乗っかるしかないじゃねーか(;・∀・)!!!

 

 

ソッコーで僕も返信!

しかも、うやむやでノリだけにならぬよう走るコースをより定めた上で。

 

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「釣れたーーー( ;∀;)!!!!」

 

オレひとりだと、ぜってー朝6時起きて30km走るとかビミョウだけど

一緒に走るという仲間がいるからこそ、起きて走られる。

有り難や!!!

 

しかも、この「@mitanin (ミタニン)」というランナー、

広島県福山市という

(一応、新幹線の「のぞみ」が、某 亀井静K先生のおチカラでか、止まる駅があるとはいえ)

こんな地方都市で、

「朝4時半から、会ったこともないランナーのお誘いで30km走る」とな。

こりゃ、とてつもないランナーとの出逢いになるに違いない!

 

うれしーー( ;∀;)!!!

 

「よーし、明日に向けて、景気付けにもっと飲んじゃうぞーー( ・∀・)!!!

 

イカン(;・∀・)!!

呑んだくれて走れなくなることを防ぐべく、明日走ることをtwitterで宣言したというのに!

ますます走れなくなるやもしれん!!!

 

こりゃ、さらにハードルを自分に課すしかねーぜ(;・∀・)!!!

 

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うん。コレで大丈夫(; ・`ω・´)

 

 

そうして、さらに呑んだくれてしまったのは言うまでもないが(´・д・`)。。。

 

つづく

九州全県縦断マラソン(全15話):その3「出逢いepisode2『シャオさん』」

 

そして、翌朝。

コーフンしすぎて呑んだくれすぎたせいで3時間ほどの睡眠で起床。


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「朝6時から走る!」宣言からの

地元、福山市の「朝4時半から走ってます」ランナー「ミタニン」の影響で

「朝5時半スタートに上方修正(;・∀・)!!」と宣言して寝てからの、

無事に、朝5:25分のラン開始宣言ツィート。

 

ちゃんと、おっきして、宣言どおり「5:30am」前に走れたよオレ( ;∀;)!!

 

が、もちろん、ヨメは爆睡中だ。

万が一でも、着替えのガサゴソ音でヨメを起こしてしまおうものならば、

福山市から鞆の浦まで往復30kmマラソンどころか、

東京の銀座エルメスまで1500km往復マラソンで買い出しさせられない\(^o^)/。

 

その後、お互い会ったことないランナー同士が、twitterやフェイスブックで連絡し合いながら

15km先の合流地点へと走りだす。

 

お互い顔もよくわからないランナー同士が、

細い路が複雑に曲がりくねった鞆の浦にて、

お互いの居場所をネットで確認しつつ、走りあい。。。

ようやく出逢えたー!!!!!

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福山市から15kmの距離を駆けつけてくれたミタニン(右)と、岡本さん(左)。

 

日の出の鞆の浦の美しい景色への感動と

それを出逢ったばかりの同志とであえた感動でのワンショット。

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ミタニン(左)と岡本さん(右)

 

聞くに、二人とも「福山ジョグ部」という仲間だそう。

そのメンバーの岡本さんが、ボクのツィッター投稿を見て

ミタニンに「小野さんが福山市に来ているらしい!」と連絡をし、

ミタニンがボクへのツィッターに「一緒に走りましょう!」との連絡をしてくれ

この出逢いにいたったのだそうだ。

 

その時のミタニンと岡本さんの様子がコチラ(ミタニン提供)

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(アホみたいに早い)朝4時半から走り始める」素晴らしいランナー達ということで

とんでもないランナー集団と怯えていたたものの、

アホみたいに長い距離を走る」ダークサイドには、まだハマってなかったようで

今日走る予定の30kmが、人生最長距離になるとのこと。

 

そんな二人とも、

「砂漠250kmマラソン」はじめ、ボクの経験してきたアタマのオカしいマラソンに興味を持ってくれ、根掘り葉掘り質問してもらう。

素晴らしい朝焼けの鞆の浦を走りながら、

ボクも嬉しくなってしまい

「4年前まで1-2kmしか走れなかった」

「でも、なんだか今では100km以上じゃないと萠えない」

「(広島から近い山口のマラソン大会)『萩往還』は、2晩寝ずに250km走るとかやヴぁい。参加者の平均年令55歳とかwww」

など過去の体験を楽しげに語っていく。

そんなワケの分からないテンションのトークで、彼らも徐々にダークサイドへと染まっていく。

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それまでの最長距離をサクっと更新し、人生初めて30km以上走ったしまったミタニンから、

「明日は、福山ジョグ部の仲間をもっと集めるので、明日も一緒に走りましょう!」

と嬉しいオファー。

その場の約束にならぬよう、さっそく執拗にtwitterにて世界にまる見せ報告。

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そうして、翌朝。

言うまでもなく、また酔っ払ってしまってからの、

さらに前倒しで、朝4:30am前に起床し、ランへ。

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そうしたら、なんてことだろう。

総計10名以上のランナーが、前日の呼びかけの翌朝5時台にもかかわらず、

ぞくぞくとぞくぞくと集まるではないか。

 

 

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一昨日、ボクは広島県福山市という、

「ヨメの実家」という以外に何の縁もない土地に泊まりに来ただけなのだ。

その、翌朝、ミタニン、岡本さんというランナーが早朝ランを共にしてくれただけでも奇跡のような話しなのに、

さらにその翌朝、10名のランナーが集まり、美しい早朝の景色を走ることになれるなんて。

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ボクは、縁(えにし)というコトバが大好きである。

たった数年前まで、ただのデブでインドア人間だった自分が、

数年後には北極南極砂漠を250km走って世界一になってしまうなんていう

全く想像だにしていない未来を体験できたのも、

twitterやfacebookで自分の想いを発信し、自らを「まる見せ」してきたことで

思いもよらない縁に出逢い、自分を成長させてこれたから。

今回の広島県福山市でのランナーとの出逢いも、まさにこのようにうまれたのだった。

 

そして実は、ここでもうひとつ。

新たな奇跡が巻き起こっていた。

 

ヨメ実家の福山市在住の、ミタニン、岡本さんとの朝ランを実現し

「明日もまた福山で走ります!」とというボクの投稿に

前夜反応してくれていたシャオさん(シャオヘイさん)というランナーが、

こんなリプライをしていたのだった。

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なんと、100km先の広島市より

「明日は駆けつけます」とな(; ・`ω・´)!!!

 

朝5時半に福山市集合なんですが(;・∀・)!

 

そうして、夜中に車を100km走らせ駆けつけてくれたシャオさん(シャオヘイさんこと、池上さん)

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二人共、寒さで顔がこおばってるww。

なんと、シャオさん、ボクの本やブログの影響で

既にゴビ砂漠250kmマラソンをエントリー済みとのこと。

 

ヨメの実家の広島で、こんなにもたくさんのステキなランナーに出逢えるなんて。

有り難や( ;∀;)!!

こりゃ、今後、なおさらヨメの実家に入り浸らねば(`・ω・´)。

 

つづく

 

九州全県縦断マラソン(全15話):その4「佐賀の変」

同じ時期、ボクの中ではこんな活動がノリで流行ってしまっていた。

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ボクごときがファーファー喋りちらかす話しで喜んで頂ける方が集まるならば、

全国どこでも、「ビール一杯」の報酬で駆けつけてお話いたします。

そんな企画をフェイスブックやツィッターで呟いたら、

ウレシイことに全国津々浦々でお話させて戴く機会が生まれていた。

 

時に、交通費や宿泊費も含め、全て自費にてでも、

喜んで頂ける方がいて、そこでステキな出逢いや縁が生まれてくる。

自分としては、そんな縁(えにし)への自己投資の想いもこめていたこの

全国(勝手)トークショー。

有難いことに、結果的に、全国23都道府県で、

小学校3年生一学年や、被災地のいわきの遠野高校全校生徒、

大学、企業などなど、時に300名規模でお話させて頂く機会に出逢った。

 

福山での奇跡の朝ジョグへと広島市から100km駆けつけてくれた

シャオさんも、広島市にて立派な会場にてトークライブを開催頂いた。

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主催者のシャオさんと、小野 by 写真は、福山市より100km駆けつけてくれた岡本さん。

 

そんなある日、山下さんという佐賀のランナーよりトークライブを提案頂く機会が。

これが、後にトンデモナイ出来事を巻き起こしてしまうのだが。。。

キッカケは、このフェイスブックメッセージから。

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雑誌Number Doでダイコン姿で走るボクの記事を見て

ボクの本「マラソン中毒者」を購入というあたり、同じニオイがするランナーではないか。

これはもちろん「喜んで佐賀でトークライブしましょう!」と返信。

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「ビール一杯」といいながらも「美味しい地酒が飲める店がウレシイ」と

図々しいリクエストをしているのだが(´・д・`)。。

 

そうして2014年の7月に開かれた、佐賀でのトークライブ。

主催の山下さんがコスプレ姿でお迎えしてくれ

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講演後の懇親会でも、コスプレランナーたちが囲んでくれて

大好きな鍋島(日本酒)がぞくぞくと振る舞われる。

 

 

 

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佐賀のランナー、スーパーサイヤ人姿の馬場さんより、鍋島を頂くの図。

 

 

懇親会も次第にヒートアップし、どこからか「ノータイムポチリ(*)宣言大会をしよう!」との声が。

(※ 「ノータイムポチリ」とは、ココロが動いたら即座(ノータイム)に、気軽にポチっと行動したり宣言しケツ決めする行為。

「初の100kmにチャレンジしてみる!」

「来年の萩往還140kmにチャレンジする!」

など、ゾクゾクと「自分史上ありえもしないかもな、チャレンジ」が宣言され、

その都度「おぉーーー!!!がんばれーーー!!!」と盛り上がっていく。

そんなチャレンジを聞いては、コチラも負けられない(`・ω・´)。

みんなを「アッ」と言わせるチャレンジを宣言せねば。。。

 

そんななか、懇親会の参加者の一人、田中さんという女性ランナーがこう呟いたのだ。

「小野さん、今年のゴールデンウィークに

北海道横断500km走ったじゃないですか。

今度は、九州走りに来ませんか??

 

(;・∀・)ハッ!!!

 

ソレダ━(゚∀゚;)━!!!!

 

想像しただけで、ワクワクが止まらない。

が、さすがに、1年ちかく先の予定だ。

シゴトやヨメ含め、まだなーんにも決まってない。

どうしようか(´・ω・`)。。。

 

そうだ。

こういう時にこそ、ノータイムポチリの出番だ。

 

「じゃあ、小野も宣言させてください!!」

すっくと立ち上がり、勢いで宣言してしまう。

 

「今年のゴールデンウィークに北海道を500km横断したので、、、、

来年のゴールデンウィークは、、、

九州を縦断して走りますっ!!!」

 

会場は大いに湧き上がる。

 

「じゃあ、私、並走します!!」

「ボクも行きます!」

そんな声がゾクゾクと集まってくる。

完全に、飲み会でのよくある悪ノリである。

翌朝起きて、「酔ったノリで」そのままウヤムヤにだってできる。

でも、「北海道横断して、翌年九州縦断とか、オモシロ杉www」

と妄想すると、ますますワクワクが止まらなくなる。

こういう時の得意技。

「自分まる見せ劇場化」

さっそく、ツィッターで全世界に宣言してみる。

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「やならい理由」を先回りしてツブすべく、全世界に公言してしまうのだ。

まだ、2014年7月の時点。

ヨメになーんの相談もなく、来年のゴールデンウィークの予定が決まってしまった。

この時点ではまだ、何キロ走るのか、何日かかるのか、まーったく決まってなかったのだが。

このツィートをしても、まだ、うやむやにして、宣言を反故にすることもできたのだが。

ここからさらに、物語が加速してしまったのだった。

つづく

九州全県縦断マラソン(全15話):その5「『九州全県縦断マラソン』誕生」

 

佐賀トークライブの懇親会から生まれた「2015年ゴールデンウィーク 九州縦断マラソン」企画

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このツィートの数時間後。

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福山で奇跡の朝ランで出逢った、ミタニンがツィッターで反応してきた。

これはチャーーンス(ΦωΦ)キラーン。

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ソッコーで「一緒にやる??」

 

すると、どうだろう。

ミタニンからの反応は無い中、突如、福山朝ランに100km駆けつけてきてくれた広島市のシャオさんが反応してきた。

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シャオさん「僕も混ぜてほしいなぁ(笑)」

とな。

ますます、チャーンス(ΦωΦ)。

またも、ソッコーで「行きましょう(`・ω・´)ゞ。毎晩飲み会です!!」と返信。

 

するーと。

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釣れたーーー( ・∀・)!!!!

 

そして、ようやく

「はて? 詳細ってか、距離ってか、どんな感じなんだろか??」

と、Google Mapにて具体的なルートや距離をテキトーに引いて考え始めることに。

ここで、むくむくと妄想がさらにひろがっていく。

まずは、個人的な理由で、「ゴールは鹿児島ではなく、福岡にしたい」

そして、

北海道横断500kmマラソンの時同様、

「東京からのフライトで現地の空港に降り立った瞬間から走り始めたい」

とのことで、鹿児島空港をスタートにしたい。

鹿児島空港から福岡までの直線を引いてみると、意外にも250km程しかない。

「あらためて、北海道って、デカかったんだなーw。まっすく横断だけで500kmだったからなー」

と思いつつ、せっかくなので九州も500km位は走りたい。

短い方がラクだけど、なんか(´・д・`)ヤダ。

 

モヤモヤ考えていたら

「そうだ!せっかくなので、九州を全県踏破しながら走るのはどうだろう?」

とひらめく。

北海道は「1道」だったけど、新しい「市」や「町」を目指すのが喜びだった。

九州は幸いに、鹿児島、宮崎、熊本、大分、長崎、佐賀、福岡と7県もある。

これは、全部通らねば(`・ω・´)。

さっそく九州縦断マラソンのイケニエとして乗っかってくれたシャオさんと

反応が無いままのミタニンを巻き込んでやりとりが進んでいく。

 

 

そして、翌朝の朝3時52分。

いつも、朝4時にはランを始めるため、昨夜は早くに寝落ちして反応できてなかったミタニンが、

朝起きて、コトが大きく広がっている事態を目の当たりにして、こうツィッターで呟いたのだった。

 

 

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そして、その11分後、

さっそく、僕の投稿に対し、返信してしまったミタニンがいた。

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釣れたーーー( ;∀;)!!!!

 

佐賀のトークライブ後の懇親会で、

完全に悪ノリでの宣言から、その数時間後には

佐賀とは何の縁も無いはずの広島県のランナーミタニン(広島県福山市在住35歳)とシャオさん(広島県広島市在住45歳)が、

1年ちかく先の九州縦断マラソンのコミットをツィッター上で世界中に「まる見せ」してしまったのだ。

 

こんな、たかが「インターネット上のデジタルでのやりとり」なのだ。

でも、そんな「たかが」こそが、

ああもいろんな人の人生をあんなにも変えてしまうキッカケになってしまったのだ。

さらに、なんともまぁ「なんでウチらこんなコトしちゃってたんだっけ(´・д・`)??」な体験へとつながっていく貴重な一歩だったのだ。

このときは、ボクはもちろん、ミタニンもシャオさんも気づいてなかっただろう。

 

つづく

 

 

 

九州全県縦断マラソン(全15話):その6「年始の誓い」

 

酒の席で、完全なる悪ノリで生まれた「2015年ゴールデンウィーク九州縦断マラソン」企画。

ツィッター上にてにわかに盛り上がり、さらなる悪ノリで決まった概要は下記。

– 鹿児島空港に降り立った瞬間から福岡まで走り続ける

– 九州全県を走破する

– 毎晩、かならず飲み会をする

– 広島県福山市のランナー「ミタニン」と広島市のランナー「シャオさん」がスタートからゴールまで並走を目指す

これらが決まったのは、佐賀のトークライブの懇親会(2014年7月19日)から2日間ほど。

じつは、この時点では「ゴールデンウィーク」という以外、具体的な日程はなにも決まってないのだ。

さらには、実はその後、2014年中は、この企画についてまーーったくなーーーんにも進んでいなかった。

 

ぶっちゃけ

後になって「あーー!すみません!2015年のゴールデンウィークはアレコレの予定はいってしまって、あの企画はキャンセルお願いできますか?」

というコトも十分にできた。

 

そして、年が明けて2015年。

あらためて、「2015年の目標」を考えていた。

仕事での目標、その他の様々な目標の中で、

「ランでの目標」については悩んでいる自分がいた。

すでに「普通のマラソン大会」ではまったく満足できないカラダになってしまっている。

こりゃあ、ゴールデンウィークはやはり、勝手に九州を全県縦断するマラソンをかますべきではないか。

そう考え、ひょっとしたら忘れている(忘れさせて欲しいと願っているかもな)ミタニン、シャオ(シャオヘイ)さんに、フェイスブックでメッセージを送ってみた。

 

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「あの企画、無かったことにさせてね」ではなく

「あの企画、ちゃんと生きてるからね」と、自分に言い聞かせる意味でもあった。

 

その際に送ったルート案が、下記。

鹿児島空港発〜福岡ゴールで、全県踏破で580km。

 

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ご覧頂いてわかるように、九州の全県を通ろうとすると、ずいぶんに遠回りになってしまう。

ここから、さらに具体的に考えをまとめていく。

2015年のゴールデンウィークの暦をみると、現実的には

4月29日〜5月6日の8日間なら、2日間の平日をつぶせば連休にできる。

そして、8日間で現実的に走れる距離を考えていく。

今回はミタニン、シャオさんの走力も考え、最長でも一日70km程度にしたい。

そしてもちろん毎日、現地のランナーの方と宴会をかましたい。

難しいのは「どこで宿泊するか」。

なるべく、大きな都市の方が、たくさん飲み会に人が集まってもらえるだろう。

でも、大きな都市を泊まるようなルートを考えると、日により40kmしか走れず、

全県通ろうとすると、8日間では不可能だ。

まともに飲めそうな街をひとつパスするだけで、下手すると40-50km距離が伸びかねない。

 

などと、いろいろと考えあぐねた結果、最終固まったのが、下記のルート。

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1日目(4/29) 鹿児島空港(スタート)→人吉市 64km

2日目(4/30) 人吉市→八代市  65km

3日目(5/1) 八代市→菊地市  61km

4日目(5/2) 菊池市→日田市  56km

5日目(5/3) 日田市→佐賀市 65km

6日目(5/4) 佐賀市→佐世保市 67km

7日目(5/5) 佐世保市→唐津市 48km

8日目(5/6) 唐津市→福岡駅(ゴール) 52km

 

あまりメジャーな街で泊まる機会は少ないものの、

この企画の発症の地「佐賀」にも泊まれ、かつ全県しっかり踏破できる!

この地図をフェイスブックで公開するなり、

「宮崎県、薄っ(´・д・`)!」

「大分も、ちょろっとじゃんヽ(`Д´)ノ」

と宮崎・大分県民勢からの逆風が半端ない。

だって、宮崎県も大分県も、一度足踏み入れてしまうと

出てくるまで何日もかかってしまい大変そうなのだ(´・ω・`)。

大分県はかろうじて宿泊もするが、宮崎はほんとわずかにかする程度。

ゆるせ、宮崎(`・ω・´)!!

 

こうして地図の上だけで「とりあえず引いてみた」ルートだったが、

後で思わぬ落とし穴がたくさんあったことには、まだ気がつけていなかった。

つづく

九州全県縦断マラソン(全15話):その7「準備編」

 

コースが固まったらやること。次は宿の確保だ。

毎日、朝宿を出発し、次の宿に着いたらお風呂に入り、ウェアを洗濯し、飲みに繰り出す!

そのため宿で重要なのは

– 近くにコンビニがある(飲み物や翌朝のゴハン用意)

– 宿内にコインランドリーがある(あまり移動したくない!)

– 飲み屋街に近い(あまり歩きたくない!)

– できれば大浴場(のんびりカラダ休められる)

– 寝るだけなので安くてオッケー

である。

ついでに、フライトもポチり。

4月29日 羽田→鹿児島空港の一番早いフライト

5月7日 福岡→羽田の一番早いフライト(6日ゴール後呑んだくれて泊まれるよう)

無事に全てのフライトと宿の予約をすませてしまうと、なんとも言えない晴れ晴れとした気持ちになる。

即座にミタニン、シャオさんにも宿情報を共有。ふたりとも、即座に全て同じ宿をポチり。

二人とも広島からなので、鹿児島で前泊の宿も確保。

「これでもう後戻りはできないぜっ(`・ω・´)」

今度は、装備。

8日間の全ての荷物を担いで走るので、極力軽い方がよい。

基本、補給はコンビニなどだが、何時間もコンビニが無い場所を走ることも考えた準備が必要。

ウェアは毎日洗い、オフ用のウェア、様々な天候や気温を考え、防寒具も必要だ。

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もちろん、タスキも必要だ。

ミタニン、シャオさん分に加え、予備でもうひとつ用意しておくことに。

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不審者と思われ職質を受けぬよう、「ワタクシ、こういう者です(`・ω・´)」と自ら名乗っておかねば。

次に、ガジェット系

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2014年の北海道横断500kmの時も利用した「イマ小野ココ」の居場所がネットから確認できるGPSロガー(一番右)をはじめ、

GPS腕時計、スマホ2台分の充電器、そして何の役にたつかまったくワカラナイのだが、入手したてのApple Watchとその充電器。

宿の電源口が足りなくならぬよう、タコ足も重要だ。

 

最後に、薬やサプリ、テーピング。

 

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8日間50-60kmを走り続けられるよう、筋肉を修復するMUSASHIのNiiや、

一袋で劇的にパワーが回復するVESPA HYPERも多めに用意。

僕だけではなく、ミタニンやシャオさんが苦しい時も加味して。

あとは現金、クレジットカード、保険証、以上。

 

2度めの「勝手に500km走る」シリーズなので、だいぶ慣れているのだが、

通常の大会と違って、全てを自分で用意しなくてはならないため、準備はとても重要。

よーし、あとはスタートの日が来るのを待つのみだ( ・∀・)!!

つづく

九州全県縦断マラソン(全15話):その8「Day1鹿児島空港から熊本県人吉市」

 

お待たせいたしました( ・∀・)!

僕のブログの読者ならばおなじみ「いつになったら走るんだYOヽ(`Д´)ノ!!」の長い前置きが終わり、いよいよ出発の日がやってきた。

4月29日。朝6時40分羽田発鹿児島行きのフライトに乗るため羽田へ出発。

鹿児島空港に降り立った瞬間から走り始めるのだ。

当然ながら、走るまんまの格好で家を出て羽田へと向かわねばならない。

そして、帰り用の着替えは、最終宿泊地の福岡県に配送をしてしまう。

これで、なんとしてでも福岡まで辿り着かねばならなくなった。

いい緊張感だ(`・ω・´)。

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自宅にてパチり。

そして、羽田空港へ。

ただでさえゴールデンウィークで人が多い羽田空港に、全力走る格好のオッサンが一人突っ立ってるのだ。

明らかに違和感があり、ジロジロとみられる。

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羽田にて。

こころなしか、「(´・ω・`)ショボーン」な表情。

そうして、フライトで一気に鹿児島へ。

飛行機が鹿児島空港に近づくにつれて厳しい現実を目の当たりにする。

「山が、、、多いゾ、、、、(´・д・`)」

昨年の北海道横断では、真ん中にデカい山がひとつあっただけで、あとは多少のアップダウンしかなかった。

事前に地図でもある程度把握していたのだが、とにかく九州はあちこち山が多い。

Googleマップでテキトーにコースを書いた時には気が付かなかったが、

こりゃ、距離だけでは測れないタフなランになりそうだ。

そうして辿り着いた鹿児島空港。

出口では、昨夜広島から前泊入りしていたシャオさんとミタニンが。

そして、シャオさんの知り合いの広島出身で鹿児島在住の美ジョガー、さわちゃんが。

事前にシャオさんが声掛けをしてくれて、仕事が忙しいなか3日目(菊地市)までは一緒に走ってくれるとのこと。

DSC_0048鹿児島空港にて、左よりミタニン、小野、さわちゃん、シャオさん。

オッサン3名で走ると思いきや、カワイらしい美ジョガーも並走してくれるとは、なんと有難い。

聞くに、さわちゃんはウルトラマラソンで女子優勝や常に上位に入る、スーパーランナーとのこと。ますます、心強い。

そうして、さっそく、初日、64km先の人吉市の宿まで走り始める。

コースマークなどもちろん無いので、スマホで地図を確認しながら走りはじめる。

いきなり逆走するトラブルからスタートするも、九州は実に景色が美しい。

DSC_0053一面に広がる茶畑。

景色も美しく、天気も良く、気温もそこそこに走りやすく、楽しい!!

そして、たまにすれ違う方が、僕らのタスキを見て

「ありゃーー!?どこまで行くの?!!」

「福岡までです!500kmです!」

「(・・;??? ほ?? んがんばってなーー!!」

てな具合で、みんな明るく声を掛けてくれる。

さすが南国だ!みんなオープンで話しかけてくれる。

こりゃ、楽しいぞ!!!

 

昨年、北海道を500km走った時は、

そもそも人に出会うことがほぼ無かったのだから。

ウシしか居なかったのだから( ;∀;)。

今日のコースは比較的コンビニが少なく、道の駅や物産館で補給用の水分や食事をゲット。
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さきほど眺めた茶畑のお茶と、おやき。

むしろコンビニよりも有り難や。

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日陰にて、みんなでランチタイム。

そうこう進んでいくうちに、35km地点で早速最初の県境が!!

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鹿児島県を去り、

 

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2県目、宮崎へ!!

途中のコンビニ休憩で、さわちゃんが見当たらないと思ったら。

なんと、すぐ近くの無料足湯に浸かってるではないか!!

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たのしーー!!!

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初日から、こんなに至れりつくせりなんて。

北海道には申し訳ないのだが、楽しすぎるぜ!九州よ!!

 

さらに進むと、、、、

事前に地図で把握はしていたが、初日からいきなり峠越えのポイントが。。。

 

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あの道まで登っていくのだ(´・д・`)。

まだ始まったばかりなのだ。

上り坂は積極的に歩くようにし、脚のダメージを溜めぬよう進んでいく。

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上からの画。なかなかコワいっす(´・ω・`)。

 

そして、峠のトンネルを走っていると。。

 

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おおお!さっそく、3県目、熊本県入りではないか!!

 

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トンネルを抜けて、48km地点、人吉市入り!

気温もかなり上がってきて、上り坂もあいまってかなりヘバっていたみんなも

今日のゴールである人吉市に入り、テンションアップ!

それにしても、宮崎県、ほんとかすっただけだったけど(`・ω・´)。

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峠がタフだったので、滞在時間はそこそこありましたよー!またねー!宮崎県!

 

峠を超えるまでの登りでずっと歩きだったため、

峠を超えてからの下りで、また楽しく走りだし、距離がぐんぐん稼いでいく。

なかなかコンビニが無い山道にて寄らせて頂いた物産館にて

タスキをみたお姉さんから「どこまでいくの?」「福岡まで!」「(@@;)!!」のやりとりで盛り上がり

「これ、脚にマッサージすると疲れがとれるよ!」と、なんと馬油のサンプルを頂くことに。

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有り難や( ;∀;)!!!

こういった交流が、どれだけボクらのココロとカラダを癒してくれることか。

 

そうして、ようやく初日のゴールの宿へ!

結局GPS的には70km走っていたことに。

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顔は元気だが、初日からいきなりタフな峠越えと、高い気温とで、特にミタニンはかなり疲れが見え始めていた。

初日はフライトの都合で朝9時頃からスタートだったこともあり、宿についたのは18時過ぎ。

明日も朝5時にはスタートするので、すぐにお風呂に入って、ウェアも洗い、食事も取らねば。

 

大浴場でシャオさんと脚をマッサージしながら、ミタニンを待てども、大浴場までやってこない。

どうやら、疲れがたまっているのか、部屋のシャワーで済ませているようす。

大浴場の方が、脚も伸ばせて休めるのだが、初日からかなりダメージがあったようで、少し心配になる。

シャオさんとボクは、砂漠250kmマラソンなどで、数日間連続して走るレースの体験がある。

初日、2日目はかなりキツくても、自然と脚が慣れてきて、カラダがついてくる体験をしているのだが、

ミタニンにとっては初めての連日ウルトラマラソン。

「ミタニン、不安になっているかもだけど、フォローしてゴールまで連れて行きましょう!」

そうシャオさんと語りあう。

そして、初日完走を御祝いし、宿近くの居酒屋さんにて、グビリタイム!!

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右からミタニン、シャオさん、さわちゃん、小野。

シャオさんが常にサングラスなのは、荷物軽量化のため、メガネは持たず、度付きのサングラスしかもってないため。

そして、ミタニンは笑顔一杯にみえるのだが、写真以外では、

かなり憔悴しきって放心したような顔付きになっている。

「あまり、食欲が無いんです」

「食べなきゃ、走れないよ!なんでも食べれそうなもの、食べよう!」

 

初日、Googleマップ的には64kmだったのが、

カーブなどが多かったせいか実際に走ってみると70kmと縄延びしていた。

明日は、予定では65kmだが、今日のように縄延びし、実際には70kmほど走ることになるのだろうか。

今日一日70kmでかなり疲れがでているミタニン的には、明日もさらに同じだけの距離が走れるのか全くイメージが持ててないのだろう。

「ミタニン、大丈夫。今は明日の距離がイメージしにくいかもだけど、明日走り始めたら、脚がまわってくるから。

そして、3日目とか、不思議と脚が軽くなってくるから。面白いよー!」

 

まだ、8日間の初日。

僕も含め、何が起こるかワカラナイ。

一人で走るより、複数人で走るほうが賑やかで楽しくココロが救われる反面、

誰かがケガなどで脱落してしまうリスクは増える。

それが、チーム戦の面白さと難しさだ。

今回のチームでは、どんな旅になっていくのだろう。

つづく

九州全県縦断マラソン(全15話):その9「Day2熊本県人吉市から八代市」

 

初日の宿到着が遅めだったのと、睡眠をしっかり取ってダメージを少しでも回復できるよう

2日目の朝は5時ではなく6時出発することに変更。

長距離ランは慣れているとはいえ、やはり僕も十分カラダや脚の重たさを実感していた。

が、そんなことよりタイヘンだったのが、、、

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ちょっ(; ・`ω・´)www

一日で焼けすぎだし!

ってか、水ぶくれしておりプチやけど状態に。。。

すっかり油断して日焼け止めを忘れていたのだが、九州恐るべし。

日焼けならまだカワイイが、さっそく初日からみんなにもダメージが出始めていた。

昨日の初日では、峠越えの際にシャオさんが足裏の違和感を訴え、

僕が持っていたテーピングをすることで大いに改善したこともあり、

今朝は出発前にみんなテーピングをしてあげることに。

 

僕も過去何度も救われたテーピング。ちょっと貼るだけで、劇的に変わるのである。

以前、さまざまな人からレース中してもらったテーピングによって救われた恩返しが

時をこえてこういった形でできるようになれたのは、とてもウレシイ。

 

そして2日目がスタート。

2日目は、雷雨の中スタート。でも、暑いよりはマシである。

「いやー、むしろ雨でラッキーだねー( ・∀・)!!」

ウルトラランナーはみんな、どんな状況でもポジティブに捉えるスキルが高いものだ。

宿すぐちかくの神社で完走祈念をしてから、(たぶん)70km(ほどであろう)先の八代市へ向けて出発!

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朝6時台というのに、走り初めて最初の会話は

「今晩、八代市についたら、海の幸が楽しめそうだねーー」

「何飲めるかねーー!九州は南は焼酎で、北上するにつれ徐々に日本酒が増えてくるから、楽しみだー」

と、さっそく今晩の飲みについての話題が。

 

そうなのだ、僕は、九州に走りに来たのではない。

8日間、毎晩連続の飲み会に訪れたのだ。

ただ、たまたま、次の飲み会までの移動手段がランだっただけのハナシなのだ(`・ω・´)。

 

前日のダメージはそれぞれ少なからずある。

今日も70kmちかくも走ることになる。

ツラい、タイヘンだと考えても、何も事態はカワラナイ。

ならば、なるべく楽しみなコトを考えている方が、ココロもカラダも不思議とラクになるのだ。

そして、走り始める前までは、それぞれ感じていた筋肉痛も、

走り出していくウチに、面白いように、なぜか感じなくなっていくのだ。

痛みは変わってないのだが、単に麻痺してしまっているだけなのだろう。

 

今日のコースは、田舎道でまったく歩道が無い。

狭い路側帯のすぐ横を、大型トラックなどがバンバン通り過ぎて行く。

8日間500kmもの距離を走るにおいては、カラダのケアだけではなく

事故なく無事に進むことも大切。

なるべく安全なコースを選びたい。

そう思いながら走っていたら、Apple Watchがブイブイ鳴り出す。

なんだろう?と確認すると、フェイスブックでメッセージが。

僕のブログの読者の坂田さんというランナーから、こんな内容。

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おおお!!

なんと( ;∀;)!!!

 

 

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川の対岸の道(指先)だと、確かに車の通りも少ない。

橋がなかなか出てこないので、どのタイミングで対岸に渡ればよいか、戻れるのかが不安だったが

有難いナビゲーションではないか!

さらには、地図での細かいナビゲーションまで。

 

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通常の大会とちがい「勝手に走る」時には

「この先の道がどうなっているのか・・・?」という不安を抱えながら走るのは

なかなか精神的にタフなものだ。

「道間違ってたら、何キロも距離を伸ばしてしまうことに。。なるべくみんなの走行距離を減らしたい(もちろん自分もネ!)」

そんななか、この心遣いは涙がでそうな位うれしい。

なにより、こんなど田舎でただ走っている僕らのことを

誰かが見守ってくれている。

これだけで、どれだけ僕らのココロは救われただろう。

「いやーー、ウレシイねー!!みんな見てくれているね!!!」

一気に僕らのテンションは持ち上がり、距離も進んでいく。

 

車のリスクは減ったものの、2日目のもうひとつの不安。

それは、補給地点の少なさ。

 

ひたすらに、自然に囲まれたこんな渓谷を進んでいく。

 

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素晴らしい景色なのだが、この日はゴールの八代市に近づくまで、一切コンビニは無い。

前夜、Googleのマップやストリートビューでコースを事前視察したところ、

20km地点に自販機があるが、その先40km地点まで水分も食事もほぼ期待できなさそうだ。

補給をどこでいかに取るかがポイントになりそうだ。

単線の電車の無人駅は数キロおきにあるのだが、自販機すら無いような田舎っぷりなのだ。

「そろそろ、何か補給を探さねば。。。」

Googleマップで、コースの先に何か無いか格闘しながら走っていると

道の脇に、小さな民家のような商店を発見!

まだ朝の8時台なのだが、あいているだろうか。。。?

 

「おはようございまーす。。。もう開いてますでしょうか?」

引き戸の入り口をガラガラと開くと、優しい笑顔のお母さんが

「どうぞどうぞー!」と。

ウレシイ!!

パンとか飲み物もしっかり補給できそうだ!!!

どのパンをいただこうかなーとお母さんと相談しているうちに、

タスキに気がついたお母さんがいつもの「どこまで?」→「福岡まで!」→「(@_@;)」の会話で盛り上がる。

「コーヒーいれるから、奥で飲んでいって!!」

「いいんですか( ;∀;)!!?」

ずっと雨に濡れながら走っていたので、すこし肌寒さを感じていただけに、

お言葉に甘えて奥の部屋で座らせて頂く。

買ったばかりのパンをモグモグ美味しく頂いていたら、今度は

「沢庵もあるから、食べて!」とのもてなしが!!!

 

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お母さん!!!有難う!!!!( ;∀;)

走っていると、汗で塩分が失われるので、沢庵のような補給はとてもアガるのだ。

あまりに居心地がよく、脚に根が生えてしまいそうなので、

お世話になった川口商店のお母さん達と記念撮影し出発。

 

 

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「お姉さん達の写真、ツィッターとかインターネットに出しても、事務所的にOKですかね??!」

どうやら、テレビなどでも取り上げられる有名店らしく(鮎釣り好きの方にはお馴染みだそう)、すんなりOK。

よーーし、パワー充填!!!!

 

ひたすら、単線の線路沿いを進みつつ、4-5km毎に現れる無人駅を「ストレッチポイント」として

小休止をとってストレッチすることに。

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カラダがめちゃ柔らかいさわちゃん(左奥)とミタニン。

ストレッチは、ほんとダイジ。筋肉が固まると、どんどん動かなくなってしまう。

 

もうひとつ、ウレシイのは1-2時間に一度しかすれ違えない電車とのすれ違い。

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電車側にとっても「久々に人間見た!しかもなんかタスキして走ってる???」とのことで注目を浴びる。

さらにウレシイのは、電車に手を振ると、車掌さんも手を振り返して

警笛を2,3度「フォン、フォン」と鳴らして応えてくれること。

田舎の単線ならではなのだけど、そんな少しのココロの交流が、またも疲れた僕らのカラダを救ってくれる。

とにかく、ちょっとした楽しいコト見つけては、

オッサン3名と美ジョガー1名でヾ(*´∀`*)ノキャッキャはしゃぎながら走り続けるのだ。

 

そうして35km地点。同じく熊本県ながら、今日の宿がある八代市へ突入!

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でもまだまだ先は長い。

しかも昨日のように、県境がたくさん現れるような「盛り上がりポイント」はそんなに期待できない。

 

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素晴らしい景色なのだが、代わり映えがしなく、人との出逢いもほとんどないなー(´・ω・`)。。。

 

なんて思いながら走っていたら。。

 

ん???

前方からコチラに走ってくるランナー2名が????

こんなところで、もしや、、、(;・∀・)!!

 

ってか、ウサちゃん帽子(小野も愛用の)を被ってる!!

 

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間違いない!!僕らのナカマだ(`・ω・´)!!!

 

しかも、今回の旅の発祥の地、佐賀のトークライブでお会いしたランナーのお二人ではないか!!

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ウサちゃん帽子の竹本さん、松本文代さん。お二人とも熊本のランナー。

このお二人、3日後に山口県で開催される「萩往還」という

ウルトラランナーには垂涎の大会140kmの部(24時間夜通しで峠を越えて140km走る)に出る予定なのだ。

そんなダイジな大会の直前に、僕らの応援にランで駆けつけてくれたのだ。

「この先に車止めてあるので、飲み物とか用意してあります!」とのこと。

しかも、今晩の八代の飲み会にも参加頂けると。。。。

これだけで十分お腹一杯な感動なのだが、

ジャパネットたかたばりに声高に

「さらにもう一つ、つけちゃいます!!!!バリに

文代さんから僕にプレゼントが。

 

 

 

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文代さんお手製の「カエル」のバッチが。ちゃんと「ONO」と名前まで入れてくれて。。。

「ユミさん(僕のヨメ)の元に、ちゃんとカエルことができますように」とのことだそうだ(´;ω;`)。

 

ちょっと泣きそうになりながら、「有難うございます!!!!」

さっそく走りながらヨメにも報告せねば!とツィッターでヨメにメンションを入れて投稿。スクリーンショット 2015-05-30 07.34.07

あ。。。

走りながらで慌ててたのか、写真アップするの忘れてたし、なんか日本語ヘン。。。

 

スクリーンショット 2015-05-30 07.34.22

 

あ、なんかビミョウに伝わったw。

でも、なんだかイキモノのカエルを頂いたように思われるとコマルので、

写真もアップしておきました。

 

一気に走るナカマが増えて、賑やかな御一行様となる。

4名でも賑やかなのだが、ずっと一緒に走っていると、話すネタが減ってくるだけでなく

疲れて会話が減ってくる。

でも、楽しい話し声や笑い声が聞こえると、不思議と元気になれるもの。

しかも、車で先回りしながら、ちょくちょく移動エイドステーションとして

飲み物や食べ物を用意してもらっている安心感はハンパない。

 

そうしてぐいぐい距離が進みつつも、次第に天気も晴れて日が出てくる。

昨日以上に暑くなってきそうだ。

雨上がりの蒸し暑さもあり、今度は暑さとの闘いに徐々に体温を削られていた所に、、、

またも竹本さん&文代さんの車での先回りエイドが。

 

しかも、ビールエイド(ノンアルコール)ではありませんか( ;∀;)!!!

 

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一応、ホンモノのビールまで用意頂いていたのだが、「ゴールするまでガマン!」とのことでノンアルビールでグビリ乾杯!

なんだろう、ノンアルコールなのに、なんだかビールを飲んでほろ酔いかのように

カラダの疲れが吹っ飛んでいく。

スゲーぜ!ノンアルビール!!

 

そうして、気が付くと、ゴールの宿に到着!IMG_5393

当初はGoogleマップ上65kmで、縄延びして70kmは走るかと思っていたが、

終わってみればGPSでは60kmの走行距離。

宿にも16時頃と、早めの到着!

ゆっくりとカラダのケアができそう。

シャワーも浴びてしっかりストレッチもこなし、まだゴハン(飲み会)まで時間があるので、

ミタニンと二人、宿のレンタサイクルを借りて、近所のドラッグストアへテーピングなどを仕入れに。

往復2kmちょいの道のりなのだが、ココは積極的にチャリンコで(`・ω・´)。

ミタニン「いやーー!チャリ楽しいですねー!」

こんなにもスムーズに軽やかに進めるとは。チャリンコたのしー。

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チャリに乗りながら自撮り。

しかも、ランでは使わない筋肉を使えて、脚もリフレッシュするよう。

 

そして、今日のメインイベントの飲み会が開始!

 

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今日応援ランに駆けつけてくれた竹本さんと文代さんも加わり、6名の宴会に!

様々な方からのオススメのお店に行ったのですが、とんでもなくステキなお店。

 

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八代といえば、海の幸だよねー!!!

しかも、熊本の地酒はもちろんのこと、日本酒のラインナップがなかなかの通好みのメンツが!

どんどん日本酒も進んでいく。

 

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「私、あんまりお酒強くないんですよね。好きなんですが。」と言いながらも

初日より、やけにお酒の醸造などマニアックな知識が見え隠れしていたさわちゃん。

今日の最初の乾杯でも、ビールではなくお水からスタート。

やはりアスリートだからあまり飲まないのだろうか。

と思いきや、僕が飲んでいた日本酒の升に、

僕の正面に座っているさわちゃんの腕がすぅーっと手が伸びてくる。

「お!? おいらの九平次(日本酒銘柄)サンの升がっ?」

と思いきや。

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「おいしーーー」

とグビリグビリ飲みだすではないか。

ぬぅーーー!やっぱ、お酒詳しいだけじゃなくって、呑んべぇじゃないか!!

こりゃ、チャンス。

より沢山の銘柄を楽しめるじゃないか( ・∀・)!!

早く宿に到着できたため、5時半から飲み始められたのと、

明日の3日目は61kmでコンビニが多い通りで事前の予習が少なくてすむ開放感もあり

どんどん日本酒も進んでいく。

なによりウレシイのは、初日が終わった時点で茫然自失として自信を失っているようにみえたミタニンが、

今晩はしっかり食欲もあり、表情も明るさを増していたこと。

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竹本さんの「アフロづら」をかぶりごきげんのミタニン。

ミタニンは、僕と出逢った1年半前までは30km未満しか走ったことがなかったランナーだ。

これまで、100kmマラソンに3度チャレンジした経験はあるものの

「連日、フルマラソン以上の距離を走る」のは完全に未知の世界である。

「初めての連日」となる2日目が、一番の鬼門となる。

その2日目が、「なんとかやれた」という自信が、ミタニンを「明日もやれる」と思わせるエネルギーにつながっているのだろう。(あとアルコールもw)。

 

やはり、早い時間に宿に到着できると、ゆっくりリラックスできてよいとのことで、

明日は5時に出発することに。

すっかり盛り上がった宴会だが、十分な睡眠を取れるよう、早めにお開きに。

 

そういえば、宿を出る時に、

「アレ?カギが無い!たぶん、部屋においたままキーインロックしちゃったかも!

まぁいいっか。飲み会から戻ってきたら、ホテルに頼んで開けてもらおう。」

とのことで出かけたのだったが。

宿に戻り、フロントに

「スミマセン。キーインロックしちゃったので、開けて頂けますか?」

とホテルのスタッフの方と自分の部屋の前に行ってみると、、、

 

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どっひゃーー。ドアにカギ刺したまま出かけてましたがなジブンw。

まだ酔っ払う前だったんですがねw。

今夜はよい夢が見られそうだw

つづく

 

九州全県縦断マラソン(全15話):その10「Day3熊本県八代市から菊地市」

 

5月1日。3日目の朝がやってきた。

今日は熊本県菊池市への(Googleマップ上では)61kmの道のり。

これまで2日間ですでに130kmを走ってきた。

 

朝4時には目が覚め、昨夜のうちに近くのコンビニで買っておいた食事を取りながら

ストレッチしつつ、今日の準備を始めていく。

毎朝、その日の重要な補給ポイントをチェックしておくのだが、

今日は八代市→熊本市→菊地市と大きな街をつなぐ国道を通るので、

3-5kmおきにコンビニがあるので、初日や2日目と違って、補給の心配をせずに走ることができる。

 

スタート少し前にロビーに集合し、

昨日ドラッグストアで買い足したテーピングをみんなの脚に巻いて、

いよいよスタート。

 

九州の朝は暗い。

北海道を横断した時は、朝4時台でも明るかったのだが、九州はまだ真っ暗だ。

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今日は熊本市という大都市を通るので、

事前に「応援に行きます!」というメッセージが沢山頂いており、ウレシイ楽しみにあふれてスタート。

 

 

 

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ようやく明るくなってきて、八代市滞在の記念にパシャリ。

初日だけで一気に鹿児島県→宮崎県→熊本県と3県移動したのだが、

熊本はデカい。昨日、今日の2日間ずっと熊本県。

3-5km毎に現れるコンビニを頼りに、

「5km小休止、10km大休憩」がルールになりながら、

都度ストレッチをしっかりしつつ、距離を稼いでいく。

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ストレッチ大会中のミタニン(手前)とシャオさん(奥)。

 

 

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さわちゃん、柔らかさハンパない。。。

 

街を走る何よりの楽しさは、すれ違う方や車の方が

タスキを付けてはしる我々の集団にジロジロ見て、たまに応援を頂けるコト。

僕らは「オーディエンス(観客)増えてきたー!」と勝手に盛り上がっていたのだが

僕らを凝視する方には、時にコチラから「ありがとうございます!」と手を振って

応援を引き出す形で、勝手に盛り上がりつつ距離を稼いでいく。

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みんな、3日目なのに、元気な走り。

そうなのだ。むしろ3日目くらいになると、脚も慣れて、筋肉痛とかが麻痺してくるのだ。

筋肉痛なんて、誤差だ。

 

それにしても、タスキを沢山つくって良かった。

北海道横断の時とくらべて、人口密度(人と出会うタイミング)が圧倒的に多いのだが、

タスキを付けて複数人で走ると、否が応でも目立ってしまう(*´ω`*)。

キャアキャア言われなければ、

すぐにでもふてくされてランを辞めて飲んでしまいそうなのだ(`・ω・´)。

 

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25km地点で、ようやく熊本市へ!!

まだ朝9時前なのだが、すでにかなり暑さを感じる。

今日の予報は最高気温28℃。補給はラクだが、街中というのもあり、暑さとの勝負になりそう。

 

今回も、GPSロガーを持ちながら走り

僕が今いる場所をインターネット上の地図でリアルタイムに詳細がわかるように「イマ小野ココ」として公開しながら走っていた。

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2分に1回、地図上のその時の居場所にピンが立つ仕組みなので、

コンビニなどでサボっていると、同じ場所にたくさんピンが刺さり、「いまココで休んでるな」ということまでバレてしまう。

そんなベンリな味方のお陰で、僕らの応援に駆けつけてくれるランナーが、

僕らを発見しやすいメリットもあるのだ。

 

さっそく、31km地点にて、向こうから美ジョガーが僕らに向かって走ってくるではないか!

背中にリュックを担いでいる時点で、ふつーの街ジョグランナーではない。

もしや!と期待していると。。。

 

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さわちゃんのお友達の美ジョガー、西島さんが応援に駆けつけてくれた!

さわちゃんと事前に連絡を取りながら、サプライズで登場してくれたようだ!

女子比率あがってキタコレ!!

何故か女子が多いほうが、街で応援を頂きやすい。

まぁ、そうだよね(`・ω・´)。

 

暑さは増してくるが、人数も増えて3日目とは思えないいいペースで進んでいく。

すると。。。

次に見えるコンビニに立っている女性が、明らかに僕らを待ち構えているように見える。。。。

 

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なんと!地元の北原さんとう美ジョガーが、キンキンに冷やしたお絞りや飲み物を用意して待ち構えてくれているではないか!!

かなり気温も上がってきていることもあり、これは有り難や( ;∀;)!

特に初日から「僕は暑さが一番の敵なんですよ」と、

昼の時間になると苦しそうな顔つきになるシャオさんも大喜び。

 

北原さんも加わり、いよいよ男子(オッサン)3人:女子(美ジョガー)3人という

6人の大所帯でランが始まる。

にわかにラン中女子会でもりあがり、やはり笑い声や明るい声が聞こえると

こちらも嬉しくなってくる。

 

さらに、熊本市を中心に沢山の飲食店を経営されている草野さんというランナーも応援に駆けつけてくれて

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左よりシャオさん、ミタニン、草野さん、西島さん、北原さん、さわちゃん、オノ。

ようやく熊本市内に入り、遠くに見える熊本城をバックに記念撮影。

 

「タイミングあえば僕のお店に寄ってください!ご馳走します!」と有難いお話を頂いていた草野さんのお店「壱之倉庫」前にて。

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たくさんの応援でみんな良いペースで走ってきたため、まだオープン前だったので、記念撮影だけ。

たまたまいらっしゃった草野さんのお父様やお友達も一緒にパチリ。

 

もちろん、補給は出来るとこでしつつ。

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どんどん応援が増える喜びの一方で、

徐々に九州の暑さに体力を奪われていく。

特に暑さが人一倍ニガテなシャオさんが苦しそうに。

 

46km地点。小さな川で涼み休憩を取ることに。

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みんなテンションは高いが、さすがに3日目の疲労は隠せない。

カラダ中、いろいろなところにガタが来ているに違いない。

 

「一番暑くなる時間帯までに、なるべく距離を稼ぎたい」

という思いで、3-5km毎というビミョウな間隔で現れるコンビニを見つけるたびに

「さっきコンビニで休んだばかりだ。もうひとつ先のコンビニまで頑張ろう」

「でも、ここで補給しておいたほうが安全かも」

とココロの甘えとカラダのケアとの葛藤で闘いながら、脚を進めていく。

 

しばらくすると、先の方に、ヤマザキショップのコンビニが見えてくる。

少し前にコンビニ寄ったのだが、暑さもピークの時間帯で、次のコンビニまで微妙な距離がある。

「ここのヤマザキショップに寄っておきましょうか」

すこしジブンに負けた気がしながら、ヤマザキショップに入ったのだった。

 

すると、どうだろう。

僕らのタスキに反応し、感銘を受けてくれたショップのお母さんが

シャオさんが買ったミネラルウォーターを「いいよ!持って行って!」とお会計をスルーするのだ。

そしてシャオさんのすぐ後ろで、やや高めの胡麻麦茶のペットボトルを持っていた僕にも

「それも、あげる!頑張ってね!!」

というのだ。

「いやいや、お母さん、さすがにこれはお会計していただかないと困りますよ!」

でも、お母さんはがんとして、僕らにエールを送り、お金を受け取ろうとしないのだ。

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すっかり感動し、おかあさんと色々お話させて頂くと、

このお店は昔、宝くじの販売もしており、当たりクジがでるお店として有名で

お母さんも「たき」サンとして愛されているお店のようだ。

こんなステキなお母さんだもの。そりゃあお客さんも通いたくなるし、福を巻き込むのもうなずける。

 

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「じゃあ、その福運で、ぼくらも無事に福岡まで完走がんばります!たきさん、有難う!!!」

そう深々とお礼し、気温以上にアツくなった胸でお店を出る。

 

 

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さっそく福が舞い降りたのか、新たに楠本さんという応援ランナーが駆けつけてくれたではないか!

お世話になった「たき」さんのヤマザキショップをバックにパチリ。

 

すると、どうだろう、この先、これでもかと福がやってきたのだ。

 

自転車で応援にかけつけてくれた堀内さんが!

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僕らの一番後ろから応援しながら付いてきてくれ。。。

 

その先では、なんと、昨日も応援にかけつけ、

僕に「ユミ(ヨメ)の元にカエルことができるよう」カエルバッジもくれ

一緒に宴会まで参加してくれた松本文代さんが!!!

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しかも、連日のノンアルコールグビリエイドですよ!!!!

さらにさらに、僕(左端)のすぐ右(黄色帽子)の伊藤さんは、埼玉から駆けつけて応援に来てくれたとな!!!

もう、ドラクエですか?ってくらい、ナカマが増えてくるではありませんか( ;∀;)。

 

 

 

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泣けるほどうまいっ!!!!

そして、(ノンアルコールだけど)カラダに効くぅ〜〜〜〜〜!!!!!

そして、自転車で駆けつけてくれた堀内さんが、リュックから僕の本を取り出し

「サイン頂けますか?」

「はいっ!!喜んでっ( ;∀;)!!!!」

 

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もう、こうなったら暑いとかどうでもよい!!

がんばるでー!!!

 

「北海道を横断した時は、街以外では人にほーーーとんど出会うこともなく、

ウシとばっかり喋って走ってた」

なんていいながら、ウシの多いひたすらに酪農地帯を走り続けていると。。。

「はじめまして。。友人から九州を縦断してるランナーがココを通るから差し入れを入れてくれと頼まれまして。。。」

 

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地元で酪農をされている後藤さん(左から2名目)が、新開発した乳飲料をプレゼントを

キンキンに冷やし用意してくれているではないか!

しかも、商品名が「熱中対策」。

ランナーに必要な成分がバッチリ含まれており、なんと今の我々にピッタリな商品なんだろう!

 

さらには、仕事中に抜け出して応援にきてくださった地元の屈強ランナーまでも!
(お名前失念してしまいスミマセン!!)

 

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今日だけで、計10名ほどの方が、わざわざ応援や飲料などを差し入れに来てくれたことに。

もうこりゃ、盛り上がらざるをえないでしょ( ・`д・´)!!

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最後は、激坂をおおいに歩いて登りきり、

3日目、67km、無事に全員ゴール!!!計197km。

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左より、オノ、ミタニン、さわちゃん、西島さん、埼玉から来てくれた伊藤さん、シャオさん。

菊池市は温泉街(コースを作った時には知らなかったんだけどw)。

しっかり温泉を浴びて、近所の美味しいピザ屋さんまで(もちろん)タクシーで移動し

本物アルコールでグビリ!!!

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左よりシャオさん、ミタニン、応援で来てくれた楠本さん、北原さん、オノ、西島さん、さわちゃん。

 

シャオさんは砂漠250kmを完走しているとはいえ、砂漠マラソンは毎日40-50kmで実質6日間ほどのレース。

今回の九州縦断は、毎日60kmほどを8日間。

単純比較はできないとはいえ、まちがいなくタフなランだ。

ミタニンに至っては、まったく未知の世界。

初日のスタート前から「3日目がひとつの肝になるだろう」と考えていた。

筋肉痛は二日目、三日目とピークを迎え、それ以降は、誤差になっていく。

不思議と、痛みが麻痺して、脚も動かしやすくなるのだ。

その感覚を掴んでしまえば、4日目以降はひたすら継続していけば、イケるはず。

大きな故障やカラダの不調さえ起きなければ。

 

 

だが、その「カラダの不調」も「故障」も、

この先で両方とも大きく立ちはだかるとは、

この時はまだ、知る由もなかったのだが。

 

つづく