【アタカマ砂漠250kmマラソン】17:湧き上がる「『KIZUNA』コール」」


ボクらのゴール後も、

次々と他の選手達が感動のゴールを遂げていく。

そして、

全盲ランナーの濱田さんも、金さんと一緒にゴールに帰ってくる!

ゴール後、感動的なシーンが。

全盲の日本人ランナー濱田さんと、

完走に導いた日本在住の韓国人ランナー金さんを囲んで

 

「Korea! Japan! Korea! Japan! (韓国!日本!韓国!日本!)」

という掛け声と共に、

日本人選手と韓国選手での合同記念撮影が。

さらに掛け声は、

「Asia! Asia! Asia! (アジア! アジア! アジア!)」

と大きくなり、

中国や台湾やタイやマレーシアなどの選手もあつまり記念撮影へ。

 

お互いに、同じ「250km先のゴール」という目的に向かい

共に闘った仲間同士においては、

もはや、国境紛争も、国境線すらも、関係は無いのだ。

そうして、最終ステージ6はオワリを告げた。

でも、

ボクらにとっては、

まだ大事な「ステージ」

が残されていたのであった。

ボクが2011年のサハラで、イタリア4名チームを憧れて眺めた

「大会アフターパーティーでの『表彰式』」

である。

正直に明かすと、ボクは

レース前から、

表彰式で伝えたい事をまとめていたのだった(;`・ω・´)

そんなんだから、

『考え杉で、左の首が凝り杉になる』

にもなるのだろうか\(^o^)/。

ボクが勝手に考え、やりたかったコト。

2011年のサハラ砂漠で憧れの眼差しで見上げた「イタリアチーム」よりも

超えて実現したかったコト。

それは

「スピーチも、

チームメンバー全員で行い、

チームワークを発揮する」

こと。

2011年のサハラで優勝したイタリアチームは、

リーダーが、一人でカッコよくスピーチした。

でも、

ボクらのチーム”KIZUNA”は

それぞれの場面で、持ち味とリーダーシップを発揮しあう、

いわば「『全員、リーダー』としてのチーム」として

世界一を勝ち取ったのだ。

優勝スピーチもボクら3名全員でそれぞれ分担しつつ、

「メンバー全員で優勝スピーチをキメる」

それを、かまさねば。

事前に、文案をそれぞれで議論しあい、

徹底的に校正し、エイゴでの発音も練習試合、

そして、選手/スタッフ全員を前にしたセレモニーにて

としをサンの顔写真を画面に大写しにしたパソコンと共に

ボクらチーム

“KIZUNA”が語ったスピーチ全文がコチラ(英語/日本語)です。


=====
(Hiro : 小野)

Thank you so much…

At first, very important thing…

During this race, we were very happy to be cheered up like “Go Boys””, “Good luck Boys!”.

But unfortunately, we are not “Boys”.

We are almost 40th, not 14th 😛

Anyway, Our team name is “KIZUNA”.

“KIZUNA” is a Japanese word which means something can tie people  together emotionally, like a “bond” in English.


This wear is our KIZUNA for both all of us and with “him” (pointing at Mr. Toshio’s photo). 

(Shinya:信ちゃん)

He is the designer of our team ware, as well as our friend, elder brother, who taught us the importance of ” KIZUNA ”

He had been fighting against cancer for 11months,
and passed away last week , just the same day we left Tokyo for Atacama, for this race….

He was only 50years old….

It was his pushing us whole the way , that enabled us to get this great 
prize..

So we would like to pray for him , for 5seconds..

It would be great , if u could pray together for him..

(Yosuke:黒ちゃん)

Completing this race as a team, we got more experiences than expected.

We learned how difficult the team management under tough condition is.

However, once we got over the difficulties, we could enhance hour team abilities more than sum of individual abilities.

Thanks to my team mates, we got a successful result, as well strong friendship among us, our KIZUNA.

Also, we’d like to thank you for all competitors and staff.

Top rankers would open undeveloped wild course,

all the runners encouraged us showing their fighting spirits toward goal, and, all the staff provided us great supports all the time.

(Hiro:小野)

Lifetime is limited.

But, this is why we do our challenge.

We really thank to each of our friends, family, and ancestors that we were able to do our challenge, like this crazy Atacama Crossing.

Lastly, we would like to thank to all the staff of Racing The Planet, thanks.

(小野)

ありがとうございます。

最初に、大切なコトを(;・∀・)。。。

このレースの間じゅう、とても嬉しかった応援をもらいました

「GO!ボーイズ!」

「ガンバレ!ボーイズ!」

と。

でも、

残念ながら、

ボクらは「”ボーイズ”(少年達)」じゃないんです(´・ω・`)。。

もうすぐ40歳なんですヨ。14歳じゃなくって( ;∀;)。。

まぁ、それはさておき。

ボクらのチーム名は「キズナ」です。

「キズナ」は、日本語で『人と人のキモチを結びつけるモノ』。英語でいう”bond”のような。

(ボクらが着ている)このウェアは、

僕ら3人にとっての「キズナ」でもあり、

「彼 (嶋田 俊彦氏;としをサン)」との「キズナ」でもありました。

(信ちゃん)

(嶋田 俊彦氏)は我々のチームウェアのデザイナーであり、友人であり、兄貴であり、「キズナ」の大切さを教えてくれた方です。

11ヶ月前に末期がんの宣告を受け闘病を続けていましたが、先週亡くなりました。

まさに我々がこのアタカマに旅立つその日に。

今回このような名誉ある賞をえることができたのは、まさに彼が我々とともに、

背中をおし続けてくれたからに他なりません。

彼のご冥福を祈り、5秒間ではありますが黙祷を捧げたいと思います。

ご一緒にお祈りいただければ、これ以上の事はありません。

(黒ちゃん)

チーム戦での完走&優勝を通じて、予想以上の経験を得ることができました。

極限の環境下でチームワークをマネージすることの難しさを学びました。

でも、その困難を乗り越えたら、一人一人の能力の総和以上の実力をチームで引き出すことができました。

チームメイトのおかげで、世界優勝という快挙だけでなく、さらなる強いを得ることができました。

また、全ての選手とスタッフに感謝の意を述べたいと思います。

トップ選手は、険しくタフなコースを後続選手のために切り開いてくれました。

全ての選手のゴールへの執念に、激しく勇気付けられました。

スタッフ全員が、どんなときも素晴らしいサポートをしてくれました。

(小野)

人生は有限です。

でも、だからこそ、僕らはチャレンジを続けます。

こんなステキなレースにチャレンジできたことに、全ての友達、家族、先祖に本当に感謝です。

そして最後に、今回のレース運営をサポートしてくれた全てのRacingThePlanetのスタッフに感謝を述べさせて頂きます。 ありがとうございます。


=====
スピーチ後、トップランカーの選手達を初め

多くの選手達が、立ち上がり、ボクらを激しく囲んでくれる。


そして、会場は、

まさかの

「KIZUNA(キズナ)!!

KIZUNA(キズナ)!!

KIZUNA(キズナ)!!」

コールが巻き起こる。

鳥肌が、止まらない。

 

「としをサン、見てますか?

見てくれてますよね???

としをサンが紡いでくれた、

このウェア、

そして、そのタマシイの想い。

世界一のチームとして

世界中の選手達から、

歓声を浴びていますよ!!!

ありがとうございます!!!!!」

会場中の選手から、何度も声を掛けられる。


「素晴らしい!おめでとう!Boys!」

「最高に感動した!Boys!!」

「『(もう40歳近いオッサンだから)Boysって、言わないで』

って言ったんだけど(´・ω・`)www。

むしろ、ギャグが伝わって、ステキな愛を感じるぜ!!!(`・ω・´)ゞ」

としをサンも、こうやって笑顔で( ̄ー ̄)bグッ!

ってやっていてくれているに違いない。
_

ウチら、やったよ!!!

日本人初の

砂漠レース、チーム世界一だよ!!!

やってのけたんだよ!!!!!!!!!!

つづく

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