【南極100kmマラソンへの道】20「さらなる道へ」


 

「自分の創るチャレンジが、自分の未来を創る。」

今回の南極壮行会でも、
過去の砂漠マラソンの壮行会でも、

プレゼンで使ったフレーズ。

3年半前
ランどころか35年間運動ゼロだった自分。
3年半後
まさか南極を

しかも100km走るなんて

そんな未来を
想像なんてできたワケない。
フルマラソン走ることすら、
これっぽっちも「当時の未来」にはなかったコトだ。

自分が何ができるのか、

どんな未来に進めばいいのかなんて、

そもそも最初っからわかるハズなんてない。

でも、誰にでも何かしら、
「自分のココロがビビっと来る」経験は持っているハズ。
そんな時に大事なのは
ただ、

ココロのままに、アクションしてみるべし。

チャレンジしてみるべし。

というコト。
チャレンジして
うまくいくかどうかなんて、やってみなきゃわからない。
正しい道かなんて、わかるハズがない。
でも、少なくとも、
何もアクションせずに「過去からの延長線上の今日」を過ごすよりは、

間違いなく、今までにない経験を得るはずだ。

動かなければ変わらなかったハズの風景から、
動くことで、何かしら新しい景色を目にするはずだ。
それは、チャレンジするコトへの自信だったり、

成功や失敗で得た、自分の現状の再認識だったり、新たな可能性だったり。

そんな、最初のちょっとしたチャレンジで、
新たな風景に出会い、新たな自分に出会い、
ぼんやりながら、自分の進んでみたい道が浮かんでくる
そうして、ぼんやり浮かんできた道すじの中で
次の更に上のチャレンジが生まれ、
気づけば、自分を取り巻く世界が、

自分の未来が大きく創られていく
「南極を100km走る」ことだって、
3年半前のボクが
「ダイエットでWii Fitやってみっか」

という小さなチャレンジからぼんやり見出したわずかな「道すじ」だったに過ぎない。

(今から見ると笑っちゃう程ちっぽけなチャレンジかもだけど、
そこで笑わったり、「無いよな」とかカッコつけて恥じて辞めちゃいけない。
そしたら、今の自分が得られていなかったのかもしれないのだから。)

そんなぼんやりな「道すじ」を頼りにちょっと走り始めたボクが
「フルマラソン走っちゃったら、スゴいかもな」

と思いノーポチってしまい、
フルを何度か経験したボクが
「100kmマラソンとかって、想像つかないけどスゴそう」

とノーポチり、
はたまた、
「砂漠を250km走っちゃうとか、ヤヴァそうだよな」

とノーポチっていくように。
気づけば、

3年半前には想像だにしない自分の未来が生まれている。

そうして、何より

3年前には出会うはずがなかった仲間に出会えている。

3年前には気づけなかった、

「人生の有限さ = 今日一日を、命を燃やして生きる」

「一期一会の大切さ」

「人に勇気やパワーを与えうる、自分の可能性」

いろんなコトを、

実感できる自分が創られている。

ランでチャレンジが増えてから、
「小野さんのおかげで、
 
ボクもスゴい変わったんですよ。
 
ありがとうございます!」
と言って頂ける機会がすごく増えた。
このことは、
仕事でほぼゼロだった会社を500名程の会社に育てたコトよりも
またゼロから独立して、昔に比べて更に大きな仕事をできるようになったと感じるよりも

とてつもなく、ハッピーに感じるコト。

そうやって感謝されると、本当に嬉しいし、
「そうやって感謝してもらえることは、
 
ボクにとっても、『ありがとうございます!』なコトなんです。」
と伝えているようにしている。
自分が何かしらチャレンジし続けることで
周囲の人に、
同じく「チャレンジし、自分の未来を自分で創っていく喜び」を共感できること。
そして、「ありがとう」と感謝してもらえる生き方をしていくこと。

これこそ

自分にとっての

「ライフワーク」だと気が付き始めたから。

自分が、何ができるのか、
どう生きていくべきかなんて、
いまだって常におぼろげ。
来年のチャレンジがどうなるのか
自分でもまだわからない。
去年、砂漠250kmを2つクリアし
今年、北極でフルマラソンし、南極で100kmマラソンをし、
次、いったいどこを走るべきなのか。
そんなコトを考えると少し悩ましくもあるけど、
まー大丈夫。
今まで同様、ココロの赴く方向へ
どんどんノーポチって走っていってみよう。
ランじゃない方向だって、いいじゃないか。

事実、今年は過去最大かつ、
ランとは無関係の「ノーポチ」をしてしまっている。
それは、、、、

Virgin Galactic社の「宇宙旅行」

子供の頃、
ふと夜空に浮かぶ月を見上げて、

「ゼッタイ、あそこ(月)には行ってやるぞ」

とココロを燃やしたのを覚えている。

実際、宇宙が大好きで、
大学に入るまではずっと
宇宙物理学者を目指していた。

(結果、より手元にある未知なる「宇宙」を求め、生物学に走ったのだけど)

それから20年以上がたち、
「ココロのままにノーポチってチャレンジすべし」と言っている自分自身が
『小さい頃ココロを燃やした夢に、

これっぽちもチャレンジできていないじゃないか』
と、気付き愕然とした。
そんな時、Virgin Galactic社の宇宙旅行を知った。
あのVirgin航空のRichard Bransonが
「民間人でも、旅行感覚で宇宙に行ける時代を創る。

過去の人類で宇宙に飛びだった宇宙飛行士は500名程。

事業開始から1年以内に、それと同数(500名程)を宇宙に旅行者として送り込む」
という、壮大なビジョンで打ち立てた事業である。

カッコよ杉だぜっ!(・∀・)!

値段は、20万ドル。

もちろん、大変な金額だ。

いろいろ、悩んだ。

「たまたま、マンションを売って浮いたお金があるゾ

(ローン返済に当てなきゃなんだけど)。あれ、ぶっこめば、行けなくもないな。」

「でも、宇宙空間にちょっと出れるだけだぞ?月に行けるワケじゃあないんだぞ?」

「とはいえ、数年前なら、民間人が宇宙に行くには、数億円はくだらなかった。

たった数年で、しかも今なら円高で、1600万円で行ける時代なんだぞ」

「でも、よく調べたら、旅行の企画が出来てから3年ほどたった今でも、

まだ安全試験中で、誰も飛び立ててないんだぞ?」

悩んだって始まらないじゃあないか。

ココロが、そっちを向いているのだ。

とりあえず問い合わせることならタダである。

「今なら、400番台のシートを購入できます。

それは、第一回の旅行が開始次第、1年以内に宇宙に行ける予定の順番です。

そのシートの権利を手に入れるには、『事前全額振込』が必要でございます。」

えーーーい!

こういう時こその「ノーポチ」じゃないか。

ポチッとな!!(・∀・)!!

ローン返済用だった現金を、

全額、振り込んじまった(;・∀・)ヤッチマッタ。
※ちなみに、

ヨメに
「行きたい?(行きたい言われたら2倍かかっちゃうけど。。。(´・ω・`))」

聞いたら

「(´・д・`)ヤダ。でも、同じ金額振り込めよ。ワタシの口座に。」

とな\(^o^)/。
そうしてボクがノーポチってゲットしたシートは
「423番目」。
振り込んでから知ったのだが、日本人では20人目。
しかも、他の方の平均年齢は65歳だそうな。
「それって、計画発表から3年経った今も、まだ実行されてないんでしょ?
これって、壮大な
『宇宙行く行く詐欺』
なんじゃね?」
そうなってしまう可能性あってある。
そしたら、もんのすごい勉強料だったとするしかない。
他にも、こういう人もいる。
「10年後には、数百万円で行けるまで値段が下がるかもね」
そうかもしれない。
10年後かはともかく、多分値段は下がっていくだろう。
でも、大事なことは、

自分が行きたいと思い、

すぐにアクションに移したことだと思っている。
この宇宙旅行に参加できたからといって、
子供の頃、月を見上げてココロを時めかせた
「月に行ってやる」夢に、近づくかなんてわからない。

でも、少なくとも、この20年程、
その夢に近づくアクションを全くしてこなかった今までに比べ
少なくとも、確実に一歩は動き出したのだ。

確実に、自分の未来はまた新しく創られつつあるハズだ。
そここそに、意義があると思う。

人生は、たった一度きり。

そして、人生はいつ、どんなカタチで終わるともわからない。

だとしたら、今日もこの一日、この時間を
自分なりに精一杯、走っていきたい道へ向かってみよう。
そうすれば、ボクはいつ終わりを迎えたとしても、
常にワクワクした新しい未来に向かって進みながら、幕を閉じられるハズ。

自分だけの人生だけじゃない。

大事な家族や友達の人生だって、

突如、

終わりを迎えてしまうことだってある。

ボクの周りの大事な人はもちろん、
たとえ今日初めて出会った一度限りの人だったとしても、
精一杯走る姿の自分が、
その人に少しでもポジティブな刺激やハッピーが提供できたとしたら
たとえ、その人の生が突如明日終わってしまったとしても、
きっと、その人との時間は、
ただ漫然と過ごす時間以上に、

自分にとっても大切なものとなるはず。

その人との時間が、

自分のココロにも、

しっかりと生き続けやすくなるハズ。

そういう生き方を、続けて行きたい。

長くなってしまったけど、そろそろ
このブログもおしまい。

宇宙についてはもちろん、

次のチャレンジも
いつかこのブログで共有できる日が創れるよう
また、明日から、日々大事に過ごしていかねばっ!

さぁ、明日からまた、走っていこうじゃないかっ(・∀・)!!!

そして、このブログを読んで頂いた
すべての方に、

「ありがとうございます!!!!」

※編集後記蛇足

南極往復の全11フライト中、一番最後の11フライト目(サンフランシスコ→成田)にて

みごと(?)ロストバゲージを達成いたしました/(^o^)\。

伝説のニンジャ刀が入っているのですが、どこへやら!

ヤツも冒険しているのかもしれませんw。

 

 

【おまけ:書籍を出版しました】

マラソン中毒者_(帯付) small4

「マラソン中毒者(ジャンキー) 北極、南極、砂漠マラソン世界一のビジネスマン」
(小野裕史著 文藝春秋刊 1,575円)

 35年間、超インドア派で運動とは無縁だった。
中高と、部活は吹奏楽部。
趣味は読書とネットとゲーム。
体育の成績は常に「上中下」の中もしくは下。
そんな僕が、仕事でもなく、単なるダイエットで始めたランニングをキッカケに
本を発売することに。

誰にだって、いつだって、未来は、変えていける。
こんなにもオモシロい未来にたどり着けるなんて。

そんな体験を、少しでも多くの方に共有できれば。
そんな想いとともに書いた本です。

ランに全く興味のない人を含め、老若男女に笑いあり涙ありで

美しい砂漠や北極、南極のカラー写真52ページと共に楽しんで頂ければ。

全国書店、アマゾンなどネット書店でご購入頂けます。
購入ページ(Amazon.co.jp)へ

【南極100kmマラソンへの道】20「さらなる道へ」」への21件のフィードバック

  1. 洋服屋しんちゃんとその使い達

    小野さん(*^▽^*)
    南極マラソンお疲れ様でした!(^^ゞ
    ブログが面白くってワクワクで一気に読んじゃいました~。(-^□^-)
    まだまだ小野さんのノーポチは続くと思います!
    もっともっと色々な挑戦や楽しいことを、少しだけ共感させてくださいね!
    感動をありがとうございました。(b^-゜) 
    中野志保 ('-^*)/

    返信
  2. 江副彩乃

    80km からの内容から涙、涙、涙、感動も共感も情熱もただ、全て、持ってかれるくらい壮絶な内容でした…小野さんの言ってたとおり、人の気持ちまで揺るがすほどの壮絶体験、読ませていただき、ありがたく思います…私にもいつかもしかしてノーポチができる日が来るのかしら…少しぞくぞくした夜中♪

    返信
  3. さたけさちほ

    一気に読みました。気がつけば、涙でグシャグシャ!小野ちゃんに出会えてホントによかった!

    返信
  4. 小野 裕史(おの ひろふみ)

    さちほセンパイ!ありがとうございます!
    マガちゃんはバゲージロストせず無事です!
    帰国しながら、ブログ書きながら僕もグシャグシャだったのはナイショですが!
    顔下半分の紫外線ひばく?にヒリヒリ染みてさらに( ;∀;)だったのもナイショですが!

    返信
  5. 村山慶輔

    小野ちゃん、
    リチャードです。ブログ読みました。すごい経験しているね。本当に感動しました。あと、文章もうますぎ!人間の可能性は無限なんだなって感じます。本当にお疲れさま、そして、ありがとう!!!

    返信
  6. 小野 裕史(おの ひろふみ)

    リチャ!
    コメントありがとう!
    ほんとそうだね。動いていけば、どんどん可能性は広がっていくね。それを楽しむのが一つの人生の大切な楽しみ方なのかもなって、感じるよ。
    おたがい、楽しんでいこうぜっ!

    返信
  7. ryo

    普段はブログを読んでコメントすることは無いのですが、今回ばかりは…どうしてもお礼を言わせてください。
    小野さん、お疲れ様でした。偉業達成おめでとうございます。
    そしてありがとうございました。
    去年、ジョギング始めたばかりの頃にサハラマラソン挑戦記事を読んで、心を動かされました。ノータイムポチリにもw
    トレランに興味があったので、すぐに2012年のハセツネ完走を周りに宣言。結局ハセツネは子供の運動会と被って1年延期しましたが、トレーニングする中で6月に足首靭帯断裂してしまいました。
    そんな中でも治ると信じて治すと言い聞かせて自分の誕生日に開催される神流マウンテンランをノータイムポチリ。無事完走できました。小野さんのおかげだと思っています。今までの自分なら大人の判断で絶対にエントリーしてません。アホになることで何かを得られたと思いますし、まだまだチャレンジしていきます!
    小野さんのご活躍も楽しみにしています。がんばってください!

    返信
  8. 小野 裕史(おの ひろふみ)

    >ryoさん
    はじめまして。コメントありがとうございます!非常に嬉しいです。
    ボクもラン始めの頃は、常に故障に泣かされ悔しい思いをした経験がたっっくさんあるので、すごくわかる気がします。
    神流完走おめでとうございます!来年ハセツネ共に楽しみたいですね!
    おたがい更に伸ばして楽しんで行きましょう!!

    返信
  9. 宗助(68歳)

    おめでとう、君は凄いね
    これからは決して、「きょうびの若いやつは・・・」とは言わないことにするよ

    返信
  10. ブログ拝見しました。
    面白い!!!の一言に尽きました。
    Number Doでダイコン姿の小野さんを拝見した時に衝撃(?)が走り、たまたまサハラマラソンで検索して出たブログがこちらで、それからこのブログに情熱とやる気をもらってます。
    僕は今年初めてフルマラソンを完走して、来年は100kmマラソンに挑戦しようと思っています。しかし今の状況はやりたい仕事もない就活中の身でパッとしない日々です。ですが、諦めません。
    3年後に今の自分を振り返って、全く違う人生を歩んでいれるように。退路を断つノーポチで僕も人生変えます。
    最後の記事は感動して涙しそうになりました。動けば変わるんですね。
    今後の挑戦を陰ながら応援させてもらいます!このブログに出会えて良かったです。宇宙旅行ブログも楽しみにしてます!

    返信
  11. 山中こうすけ

    数年前、大病が見つかり、奇跡的に回復しました。強い体を作ろうと思いrunningを始めた時、小野さんのツイートと出会い、チャレンジすること、人生を創ることを感じました。
    今回のブログ、正直、泣けました。
    頑張って生きていこう!
    生き続けよう
    そして、チャレンジして人生を創っていこうと改めて心から思えました。
    これからも、ヨロシクお願いします(^_^)

    返信
  12. 小野 裕史(おの ひろふみ)

    >まさん
    ありがとうございます!
    Number DOから見つけていただくとはなんとも嬉しいです!
    ボクもやりたいコトが見つからない時は自暴自棄でしたが、腐らずにいろいろ動いていれば(動くほどケガも増えやすいんですが!w)なかなかに今オモシロくなってこれています。
    あたらしいチャレンジ、楽しみにしています!

    返信
  13. 篠塚 孝哉

    ここまでBlogの記事を連続して見たのは初めてのことでした。
    初フルマラソン(NAHA)を明日控えており、不安もありましたが、次元が異なり、なんだか小さな挑戦だなぁと思えてしまいました。でも、まずは一歩一歩頑張ってみたいと思いました。笑
    素敵な記事をありがとうございます。

    返信
  14. ピンバック: 【南極100kmマラソンへの道】その19「闘いを終えて」 | Keep Challenging

  15. ピンバック: 19 | 8月 | 2013 | THE DAVE FROMM SHOW - 76.1 InterFM

  16. 片桐収優

     私は現在45歳で、走り始めて4年目となります。それまで、運動があまり好きではなく、高校、大学と吹奏楽部を経験してきました。マラソンのやり始めは、どんどんタイムが伸びていくので面白かったのですが、タイムも頭打ちとなってきて、最近漸く、ウルトラマラソンに感動を求めて、挑戦するようになってきました。
     小野さんの著書を読ませていただき、とても感激し、その1週間後に高山でまさかお目にかかれるとは思っていませんでした。ブログでは、走りながらの気持ち、考え方がとても共感でき、安心できます。
     南極マラソンを終えての挑戦者(参加者)での慰労会の話は、私の上質世界にバッチリ入ってきました。英語を少しでも上達させて、世界のおかしな大会に出て行きたいと思いました。
     何度かブログを読み返させてもらっていますが、これからも何度か読み返し、自分に刺激を入れ続けていきます。このブログに感謝し、小野さんの存在に感謝します。本当にありがとうございます。

    返信

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