【北極マラソン完走記:その3】いざ、北極へ。そして、「人類史上初」のハードル。


2012年の北極マラソンは、

全世界から40名の選手が集まるようだ。

気づけば、今年は日本人が僕だけであることが判明。

 

こんにちは、日本代表です。

そうして大会も目前に迫り

主催者から「プロフィールをwebに載せるので紹介文を欲しい」との事で

ニンジャの写真も添えて「ジャパニーズニンジャで走るぜ!」とプロフィールを書いた所、

主催者から

「北極マラソンを開始して以来、完走者はそもそも人類に数百人ほどしかいないが、

コスプレランナーは君が初めてだ」

とな。

 

こんにちは、人類代表です。


どうやら、僕のようなあまりにくだらない事を考える生物は

生命誕生以来40億年と言われる歴史の中でも、他に存在がしなかったようである。

「これは、中途半端なコスプレではイカン(`・ω・´)!」

調べれば、忍者の刀は普通の侍の刀とは違い、

やや短く、まっすぐである(侍のは少し反っている)。

刀は忍者にとっても命だったハズ。

「これはホンモノに近いものを用意せねば!」

「しかし、ホンモノに似すぎてると、そもそも飛行機に載せられるのか??」

と悩みながら、

演劇用のホンモノっぽい忍者刀と、

万が一のバックアップにと、プラスチックのオモチャの刀と2つ用意。
$Keep Challenging

スーツケースに入れて預け荷物にすれば、飛行機は問題ないだろう。

ウェアも、いろいろと情報を集め、最終的な装備が全て固まる。
Keep Challenging

 

装着してみた所。
Keep Challenging

うん。忍者っぽい。

 

そうして、遂に北極へと出発の時がやってきた。

人類初の偉業(?)も、あと少しだ。

 

北極マラソンは、レースだけではなく、設定もドMである。

 

集合場所は、北極への入り口の街、ノルウェーのロングイェールビーンという街。

人口1000人以上では地球最北にある、北極圏内の街である。

 

そこに、4/3までに集まれ。という事になっている。

そして、事前に選手に送られてきた案内もドMである。

 

いくつか意訳すると、

 

=====
1. レースは4月5日中、いつでも開始できっから心配すんな。なんせ、白夜だから。

2. レース中の給水は、しょっぱいけどガマンしろよな。なんせ、氷とかした海水なんだから。
イヤなら、自分で水持ってこいよな。

3. キャンプは、今は北極点から3-40km離れちまったぜ。なんせ、北極は浮いてる氷で移動しちまっから。

ま、心配すんな。ヘリで現在の北極点に連れてってやっから。

 

4. 給食のジェルとか、凍っちまうぜ?チェックポイントのテントの中にしまっとけよな。

5. 最後に。オレら、北極海の上の氷にプカプカ浮くようなトコ行くんだから、何があってもビビるんじゃねーぞ。
=====

北極にたどり着くまでだけで、

計5つの飛行機を乗り継がなくてはならない。

東京

コペンハーゲン(デンマーク)

オスロ(ノルウェー)

トロムソ(ノルウェー)

ロングイェールビーン(ノルウェー):集合場所

北極

という具合。

人類初のハードルは、しょっぱなでやって来た。

2つめの経由地、オスロに到着した際、

荷物到着のロビーで乗客が待っていても、一向に荷物が(誰の分も)出てこないのだ。

さんざんロビーで1時間以上待たされて、

係員から渡されたのがこの書類

$Keep Challenging
「SORRY(ゴメンナサイっ!)」

 

(;・∀・)ハッ?

 

何故に乗客みんなの荷物が出てこないのだ??

と係員に聞いてみたところ

「乗客の荷物、まるっと飛行機から紛失しちったσ(^_^;)テヘヘ」

マジかっ!

オモシロすぎるじゃねーかw。

オレ「そんな事ってフツーにあるんですかね?」

係員「私も初めて聞きましたw」

オレ「今日はココで一泊なんですが、明日午前の便で出発しなきゃなんですが。。?」

係員「ひとまず、今日の宿と連絡先と、最悪の場合用に自宅の住所を書いてもらって。。」

オレ「(あのスーツケース、忍者刀や、補給食や、防寒用の着替えとか入ってるじゃねーか。

防寒具とかは現地調達できても、さすがに忍者刀は無いよな・・・。

さすが、人類初、ハードル高いぜっ!+(0゚・∀・) + ワクテカ +)」

ひとまず、スーツケースも無いまま、手持ちの荷物と

「ゴメンっ!」と書かれた書類を持って、ホテルへ。

北極目前にして、全荷物が、コチラ。

$Keep Challenging

シャワーしようにも、着替えすら無いじゃんかw。

事前の案内に「何があってもビビるんじゃねーぞ。」とあったが、

さすがにオモシロすぎる。ひとり、部屋で(・∀・)ニヤニヤ。

乗り継ぎが多いので、最低限レースに必要なウェアと

充電機器だけは手元にあるけど、

もし明日のフライトまでスーツケース見つからなかったら、

人類初の「ニンジャで北極マラソン」の夢は潰えるかもなぁ。。

起きた事故のオモシロさと、

人類初ができなくなるかもな残念さと、

「ただでさえ大変そうなマラソンなのに、コスプレせずにすんで良かったんじゃね?」

という安心感とで眠りにつく。
「その4」につづく

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