砂漠会議


ゴビ砂漠を完走し、帰国語間もないある日、
僕と同じタイミングで初トライアスロンにチャレンジした、
佐々木の信ちゃんが「小野さん、今夜「砂漠会議」ってのがあるんだけど」
と声をかけてくれる。
「砂漠会議??」
なんだかよく分からないけど、面白そうなので行ってみよう。
砂漠会議に行ってみると、信ちゃんと、彼がトライアスロンのレースで知り合ったウッチーと、
良く飲み会でも会い、僕のゴビ壮行会でも来てくれていた
黒沢(黒ちゃん)らが集まり
「ちょっと、砂漠マラソンに興味あるけど、どうしよっか」
的な会議をする、飲み会とな。
そこにいる全員が「砂漠マラソンにちょっとチャレンジしてみたい」のは明白じゃんw。
こりゃー、オレもそうだったように、飲んだ勢いで、ノリでその場でポチってもらおうじゃないか。
って事で、ゴビのチャレンジの経験を語り、その場でPCを出し、4deserts.comのサイトを開き
「今、この瞬間、3カ月後のサハラマラソン、ポチれるぜ??」
砂漠マラソンに出る以上、最低1週間は仕事ができなくなる。
仕事仲間はもちろん、家族にも相談がいる。
参加費や渡航費、装備品などお金の用意もいる。
いろいろ考える程、ハードルが高すぎる。
だからこそ、ノリでポチってしまわないと、中々チャレンジできるものではない。
「まずポチってから、考えればいーじゃん。エントリー費の支払いも後だし、ダメになったら、辞退すればいいんだし」
そして、信ちゃん、黒ちゃんが、ノリで「ポチり」
「やべー!ポチっちまった!」
そして、ウッチーも「仕事どうなるかなー?」と悩みつつも、ポチり。
「ポチったら、すぐツィッターで報告して、さらに外堀埋めようぜ!」
僕も酔った調子に乗って煽ってしまう。
そして、ツィッター上で「砂漠会議で、サハラエントリーをポチった!」という報告を見た
村岡ミッチーが、ふらりと砂漠会議の会場(飲み屋)に現れ、
またまたポチり。
ミッチー「やべー、今日から節約生活で金ためねーと!」
僕がそうだったように、、何の準備は無くとも、まず「ポチり」から始まった。
そして、そんな「砂漠をノリでエントリーするアホ達」のつぶやきをツィッター上で見ていた、
ボクの予備校時代からの仲間、山本リョータ(通称チベ)
が、酔った勢いで「来年のサハラ砂漠をエントリー」したとな。
「今年は、さすがに急すぎるから、来年」
とな。
「来年本気でチャレンジする意思があるなら、今年チャレンジだってできるハズだぜ?」
と煽り、結局、チベも今年のエントリーに変更。
チャレンジは、伝染する。
結局、その後、ウッチーは残念ながら仕事の都合でサハラに参加できなかったのだが、
共にサハラのスタートに立つことになった4名の当時のステータス
■信ちゃん
フルマラソンは4ヶ月前に一度だけ完走。
半年前に初トライアスロンに共にチャレンジするも、ゴール直前で脱水症状でリタイアの脱水前科者。
■黒ちゃん
フルもハーフも未経験。スキーの経験はあるが、ランの経験ほぼゼロ。自称「茶帯人生」で常に「今一歩チャレンジ目標に届かない」過去の持ち主。
■ミッチー
ハーフは半年前に一度だけ。フルマラソンももちろん未経験。
■チベ
ダンサーなので足腰はあるが、ハーフは半年前に一度だけ。
この時点で、サハラマラソンまであと3ヶ月ほどしか無い。
僕がゴビにチャレンジした時より、はるかに準備期間が短い。
(ちょっと、悪ノリだったんじゃないだろうか。万が一、命に関わる危険だって無いわけじゃないし・・)
一瞬、そんな不安もココロをよぎる。
が、そんなみんなも、砂漠のエントリーをポチった瞬間から
顔つきも会話もガラっと変わっている。
みんな、他人の事でも、仮定の事でもなく、自分が決めた自分の未来として、砂漠を語っている。
不安はすぐに、むしろワクワクに変わっていく。
(こりゃ、みんな、すごいチャレンジになりそうだ!)
そうして、それぞれの凄まじい練習の追い上げが始まる。
黒ちゃん「チベ、山の手線一周(約40km)マラソンしよーぜ」
チベ「おー、やるやる」
オレ「オレ、今週末に奥多摩100kmマラソン出るけど」
信ちゃん「おー、オレもそれ出たいな。今からエントリーなんとかならんかな」
黒ちゃん「小野チンの富士登山競走の応援がてら、オレ富士山ふもとから走って登り降りしてくる。荷物背負って」
みんなの会話の内容が、どんどんオカシナ方向になっていくw
そうして、
2度目の砂漠レースに立つ、僕としゃな、
3ヶ月前という短い期間で砂漠レースに立つことを選択した
信ちゃん、黒ちゃん、ミッチー、チベ
その他計14名の日本人選手が、サハラ砂漠マラソンへと旅立った。

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