Day7:ゴビ砂漠250kmマラソン完走記


Day7:ステージ6(最終ステージ)
ステージ名:”Final steps to the Buddhist Village”(14km)
コース標高:143m~257m
砂漠を、ナメてはいけない。
タダでは、帰してくれないのだ。
最終日、ステージ6は、深夜1時から始まっていた。
砂嵐だ。
深夜1時頃、砂嵐で目を覚ます。
テントに、ものすごい砂が風とともに入り込んできている。
テントも、風でものすごい揺れている。
「シューズやウェアを確保しておけ!飛ばされて無くなるぞ!」
テント内が急に慌ただしくなる。
荷物を確保したり、テントのポールを抑えたり、
テントの入り口を必死に閉めたり。
$Keep Challenging
テントの入り口を閉める栗原さん。
テントの中なのに、砂が舞いまくっている。
テントの周りで、中国人スタッフ達の怒声が響き渡る。
テントロープを引き直したりしてくれているのだろう。
ウチらのテントも飛ばされるんじゃないか?
飛ばされたら、どうなるんだ?けっこう、ヤバいよな?
朝5時位まで、砂嵐は続く。
吹き飛ばされそうにテントは揺れまくっているし、
テント入り口はしっかり閉めているのに、テント内には砂が吹きまくってくる。
そんな中でも、なんとか寝るしかないよなw。
しかたないじゃん。砂漠なんだモン。
6時頃、ようやく風も少しやわらぎ、明るくなってくる。
テントから出てくる選手たちが、なんだか昨夜とは様子が変わっている。
みんな、暑さでハダカに近い格好で寝ている所に砂嵐に襲われたので、
体中砂まみれなのだw。
$Keep Challenging
みな、こんなカンジ。笑うしか無いよねw。
寝ていた所を調べても、ちょっとした災害の後。
$Keep Challenging
栗原さんの寝床です。
そうです、みんな寝ていただけなのに、こうなってしまったのですw。
$Keep Challenging
僕の寝床も、こんなカンジ。
今日は、せっかく完走のゴールをくぐる日なのに、
せっかくのウェアが(ただでさえ6日間過ごして汚くなってるけど)、
砂まみれでボロボロやんけ/(^o^)\!
さすがに6日間共に闘ってきている仲間たちは、そんな朝もにこやかに迎えている人がほとんど。
そうだ、今日はいよいよ最終日なのだ。
たった11km走れば、完走なんだ!
でも、まだ、砂漠は甘く見てはいけない事を知らされる。
朝のコース説明で、カワユイ顔した事務局スタッフが
「今日のコースは11kmから、14kmに伸ばしてあげたYO!」
とニコニコ知らせてくれた。
$Keep Challenging
3kmの差だけなのに、けっこう精神的にはくるんだよね。
ウン、でもボクら、そういうの求めて、わざわざココに来たんだよね。ウンw。
最終日のスタートは、これまでのタイムが早い人が1時間遅れてスタートする2部制に。
最初に、前半組がスタートしていく。
$Keep Challenging
みんな、今日で完走をできる喜びでいっぱい。
距離が14kmに伸びた喜びもw
そうして、後半組もスタートへ
$Keep Challenging
樺澤さん、Aliらと、完走を誓い合う。
そして、スタート。
みんな、やっぱりダッシュするなーw。
$Keep Challenging
感染症の足の痛みも忘れて、僕もひたすら全力で走る。
この日だけは、時間を忘れて走る事ができた。
なんて、気持ちが良いんだ。なんて、素晴らしい景色なんだ。
$Keep Challenging
そうして、わずかに、先にゴールが見えてくる!!
あとは、一気に駆け降りるだけだ。
もう、そこに、ゴールがあるんだ!
そして、、、
ついに、その場所に立つ時が来た!!!!
ゴールだ!!!!!!!
$Keep Challenging
レース中、リュックにずっと付けていた、「Thanks World! Love From Japan(世界へ、ありがとう。日本より愛をこめて)」と書いた日の丸と完走メダルと共に。
震災への世界からのサポートへの感謝の日の丸を最後は掲げてゴールしました。
ついに、この場所に辿りついた!
なんとも言えない、感動。
そして、とてもずっしりと首からかけられた完走メダル。
どう表現したらいいのかわからない程、胸から想いが溢れてくる。
ステージ5のWater Pointで倒れている時に介抱してくれたスタッフが握手を求めてくれた時、
思わず目から涙が溢れそうになった。
やったんだ!ついに、やったんだ!
$Keep Challenging
一緒に闘った仲間達も、続々とゴールに戻ってくる。
その姿を、全員が祝福している。
$Keep Challenging
そして、Aliも帰ってきた!
僕より先にゴールしてた樺澤さんと、Aliの娘さんと。
前にも書いたが、彼は病気の娘さんの為に、アタカマやこのゴビを走り、そして完走したのだ。
ゴールでは、仲間だけではなく、
ご馳走や、ビールも待ち受けてくれている。
$Keep Challenging
ぼくも、ようやく
$Keep Challenging
ぐびりっ!
ビールって、こんなに美味しかったんだっけ??(´・ω・`)
そして、ゴール会場が一気に盛り上がってくる。
$Keep Challenging
今大会の最年長のランナー、67歳のLionelさんが、戻ってきたのだ!
彼は、残念ながら灼熱のステージ4でリタイアしてしまったのだが、
この大会の良いところは、リタイヤ後もステージを走る事はできるのだ。
完走メダルはもらえないが、彼が歩きつつ戻ってくる姿に、みんな大きな拍手で迎える。
$Keep Challenging
そして、日本人選手7名も、無事全員完走!!
みんなで完走できたのが、なにより嬉しい!!!
ここに至るまで、本当にいろんな出来事があった。
レースに出ようと決意するに至るまで。
レースへの準備や、スタートにたつまで。
レース中の、素晴らしい景色、スタッフ、そして共に闘う選手たち。
霧も、風も、雨も、川も、見えない旗も、大草原も、大砂丘も、サソリも。
すべてが、素晴らしく、かつ「見たこともない世界」の経験となった。
こんな世界を経験できたのも、先祖や親や家族をはじめ、
僕を取り囲むたくさんの仲間たちや、スタッフの方々や、共に闘う仲間の、
さまざまな想いがあってこそなのだ。
この経験をできた事に、心から皆さんに感謝しております。
ありがとう!!!
そして、僕は、また次の「見たこともない世界」へ、
走りだしていこう。
そうすることで、僕の想いを誰かに紡いで、未来に繋げていこう。
さぁ、走ろう!

Day7:ゴビ砂漠250kmマラソン完走記」への2件のフィードバック

  1. しゃな@LS_jp

    Sariaちゃん(Aliの娘さん)のところで、涙が・・・
    本当にお疲れ様でした!

    返信
  2. ピンバック: 目次:ゴビ砂漠250kmマラソン完走記 | 未来へ走れ! - 小野 裕史のブログ

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