実家の札幌に、北海道を500km横断マラソンして帰省してみた(全16話):その3「事実は、小説よりも奇なり」


 

事実は、小説よりも奇なり。

 

そうなのだ。

 

今回も?

トンデモない事が起きてしまったのだ。

 

 

みなさんは、ご存知だろうか?

 

 

富士山をぐるっと169km、二晩寝ずに山道を走る

 

ウルトラトレイル・マウントフジ
(UTMF)

 

という、

 

実にアタマのよろしくないレースが存在することを?

 

 

ただ169km走るだけでもどうかしているというのに、

2夜の間中ロクに眠らずに、

山道を累計約9500m登って、9500m下って走り続けるのだ。

utmf_map

2012年に初めて開催された、このUTMF。

 

当然のことながら、ワタクシも第一回大会に参加し、

無事、33時間55分走り続けてゴールした。

 

走っている最中、あまりのタフさに何度もため息を付きながら

 

 

「このレースを完走できたら、

もう自分のラン人生にピリオドを打ってもいい。」

 

そこまで、追い込まれた大会だった。

 

完走を果たした後、自分の姿が映った鏡を見て

白髪が一気に増えていたのに驚愕したのを思い出す。

 

その翌年の2013年、

ラン人生にピリオドを打つどころか、

砂漠250kmを10kg近い荷物を担ぎながら走ることにも慣れてきたワタシに

トンデモない白羽の矢が、脳天を貫いた。

UTMFの実行委員でもあり、

UTMFの映像関連を指揮するNプロデューサーより、

 

Nプロデューサー

「小野くーん。今年のUTMF、

 

ライブ中継班やってよ

 

10kg近い中継機器背負って、走るの。

 

トップ選手追いかけて

 

 

ナ、ナンダッテー(; ・`ω・´)

 

もちろん、トップ選手はトンデモナイ速さである。

ただでさえ、ついていけない。

車で先回りしつつ、トップ選手が走ってきたら

ライブ中継をしながら、一部だけを並走をする役割だ。

インターネットで全世界に生中継されるし、

大会会場のデカいモニターにも映し出されるらしい。

 

Nプロデューサー

「小野クン、10kgとかの荷物担いで走れるし、

なにより、トップ選手が来るまでの選手が映ってないツナギの中継の間も、

うまいこと喋りつづけてくれそうだからね〜〜

 

そう、単に、荷物背負って走れて、「ベラベラ喋れる」

それだけの理由で選ばれてしまったのだ。

 

選手のように、169kmのコース全部を走るわけではなく、

あくまで、一部しか走らないのではあるが、

とはいえ、選手同様、夜通し寝ずに移動しながら、

時に喋り続けながら、時に重い中継機器を背負いながら

トップ選手のペースで走るのだ。

 

なかなかに、タフでないの(; ・`ω・´)!

 

(詳しくはコチラ「UTMB完走記 4:激しく、ボタンを掛け違えたゾ?」 )

 

その様子は、一部 UTMF公式DVD 2013年版にも収められているので

よろしければ是非。 【DVD購入はコチラ )

 

 

そうして、2014年も、このUTMFが近づいてきた。

どうやら、2013年のボクのライブ中継が、なかなかに好評だったようで、

またもNプロデューサーがボクの所へニコニコやってきた。

 

Nプロデューサー

「小野くーん、

 

今年も、頼むよ〜、中継班!

 

今年はさぁー、

 

去年と同じように中継しながら、

 

169km、全部走ってくれない?

 

ぜーんぶ走って( ・∀・)。

 

 

 

えーーっと、、、、、

 

UTMFって、3日間ずっと走るんでしたよね。

 

んーーーっと、、、、、いつでしたっけ(; ・`ω・´)?

 

 

ーーーーっと、、、、、

 

 

、、、、、

 

 

あ、予定、空いてますね(;・∀・)。。。。

 

 

 

北海道横断600kmスタートの

2日前ですが( ;∀;)

 

 

そうなのだ。

なんとも皮肉な運命なことに、

北海道横断600kmマラソンを開始する2日前に、

「もうラン人生にピリオドを打ってもいい(`・ω・´)」

とまで追い込まれたUTMFを169km走ることになってしまったのだ。

 

しかも、ベラベラ喋りながら、中継しながら(;・∀・)。

こうして、

UTMFを169km走って、中1日だけ休んで、翌日から北海道横断600kmが始まるコースが完成した。

 

ってか、2週間で約770km走るじゃん。

 

やれんのか??

オレ( ;∀;)!??

 

つづく。実家の札幌に、北海道を500km横断マラソンして帰省してみた:その4「滑落、そして骨折」へ、つづく

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です