処女作「マラソン中毒者(ジャンキー)」完走記


 

こんにちは、文豪です。

このたび初めて、本というものを書いてみたのですが、

まさか、こんな体験をすることになるとは……。

なかなか体験出来るものではない&オモシロいので

本の完成にいたるまでの「完走記」をまとめておきます。

そもそもキッカケは、これまで書いてきた完走記ブログ。

2年前、2011年のゴビ砂漠完走記から始まり、

同じく2011年のサハラ砂漠完走記

そして2012年4月の北極点マラソン完走記、11月の南極マラソン完走記

 

南極完走記の頃にはブログの評判も大きくなり

複数の方から「本にしてみては」というお話を頂くようになっていた。

 

そんな時に出逢ったのが、文藝春秋のノンフィクション局のFさん。

たまたま共通の知人Oを通じて知り合ったのだが、

仕事繋がりでも懇意にして頂いてるHさんからも事前にボクのブログを紹介頂いていたようだ。

Fさん「小野さん、ブログ、素晴らしいです。書籍化、興味ありません?」

オレ「マジですか!? でも、ブログですよ(´・д・`)?」

 

本とか、正直興味無かったけど、

少ない年月ながら、ランと出逢い激変した自分と出逢い

「こんなにもオモシロく未来は変えられるんだ」という素敵な体験を

少しでも多くの方に共有できたらという思いもあり、興味が増していく。

 

(これこそ、ノータイムポチリで、まずはアクションしてみよう(`・ω・´)

さっそく、書籍化のオファー頂いた文藝春秋のFさんにアタックだ!)

 

オレ「Fさん、先日はありがとうございました! 書籍化のお話ありがとうございます!

ぜひ一度お打ち合わせさせて頂きたいのですが、

ご都合よい日時や場所教えて頂ければ走って参ります(`・ω・´)ゞ」

 

ところが、どっこい。

その後、特にお返事が無い。

「あ、こういうのって社交辞令ってヤツだったのね( ;∀;)」

 

すっかり忘れかけ2ヶ月ほどがたち、

2013年3月、アタカマ砂漠でチーム世界一になった話をブログにまとめる

 

突如、Fさんから

「アタカマ、おめでとうございます!ブログ感動しました!

さて、本、出しましょう!!」

とメールを頂く。

 

考えてみれば当然なのだが、

文藝春秋さんでは月間に出版する本数が決まっており、

社内でも様々な書籍化の企画があがる中から会議にかけて厳選したものしか通らないそうだ。

アタカマの完走記が完成てし始めて、文藝春秋社内で企画が出せるレベルにまで

本として通用するボリュームや内容に仕上がったのだろう。

 

さっそく打ち合わせが実現し

「まずは、書いてみます(`・ω・´)ゞ」

と、悩みつつ、書き出してみる。

 

ところが、どっこい。

いざ、書いてみると、コレが怖い。

ハダカの自分を、公衆に曝け出すような気分なのだ。

今までの完走ブログは、レース直後にアドレナリン全開状態で

帰国のフライト中に勢いで一気に書き上げたもの。

でも、今回は、改めて自分の体験と向き合いじっくり書き直し、

しかも、複数の完走記をひとつの本として構成を練る。

なにより、ブログと違って、お金を払ってまで手にして頂くシロモノなのだ。

 

いざ本として世に出して時に受ける

「面白くない。つまらない。大したこと無い。」

などといったフィードバックは、

全て、いわば僕というニンゲンそのものへの評価にすらなりうる。

そんな、ブログとは全く違う、心地良いプレッシャーの中

悩みつつ、一番最初に書き上げた本の冒頭をFさんに送ってみた。

 

ところが、どっこい。

自分なりに、悩みつつもそこそこ自信を持って書いてみた文に

Fさんより
「失礼ながら〜致命傷」

「(文章が)モタモタ」

と、ほぼフルボッコでダメ出しを受ける。

 

あれ???

オレ、「ブログ感動した!」「ぜひ本にしましょう!」と提案されてたハズなのに( ;∀;)

 

その後、しばらく、何も書けなくなってしまった。

 

でも、Fさんは熱心に構成案などについて提案をくれる。

そうして、一度折れかけていたココロを奮い起こし、

徐々に本として体裁を整えていく。

 

それにしても、

村上春樹さんが長編小説家を目指した際に

長距離ランナーになった話を本で読んだが、

まさに

「本を書くことと、長距離を走ることは似ている」

のだ。

 

自分自身に向き合い、「もうこれくらいでいいかな?」と思いつつ

「いや、まだまだ」と、際限なく自分を引き出さんとする

自分との闘いをしていく。

 

そして、出来上がった文章を推敲する作業でも、

「丸裸をさらけ出した自分を、客観的に見直してダメ出ししつつ

手直ししたら、また最初から見直していく」

といった、ドMな作業の連続。

 

それでも時に、

「内容が薄い」

「今のままだと、〜〜しか言っていない」

「飽きさせない構成を考えなければ」

などなど、Fさんからはダメ出しが容赦なく出てくる。
当たり前だ。Fさんはプロとしてやっているのだ。

ボクもお金を頂く前提で書いている以上、これはプロとしての作業なのだ。

 

編集者のFさんに

 

小野さんのくせとして、
①繰り返しが多い。
②一文が長い。
③主語と述語が結びつかない

と、そもそも

「『ブンゴウ』どころか、国語の勉強しなおさないとね( ;∀;)」

というレベルのツッコミを受けるのだが、

幸い、ランで鍛えられたドM精神はかえって盛り上がり、

過去に自分で書いた文章が恥ずかしくなるほど、

自分でもみるみる文が成長していく。
(今思えば、ボクの性格を見事に見ぬいたFさんの素晴らしい調教だったのだが)

 

そんなふうにして、アタカマの完走から

かれこれ半年の年月をかけて出来上がったのが

「マラソン中毒者(ジャンキー)」

です。

 

 

自分でも完走ブログを読み返してみると

「最近のものほど、徐々に文章がうまくなっていってるな(`・ω・´)」

とモロに感じる。

書籍も、初期に比べ、苦労して推敲を重ねたことで

だいぶ成長できたハズ。

積み重ねてきたからこそ、(多少は)上達し

出版をOK頂けるレベルにまで辿り着けたのだろう。

 

そして、オファーを受けながらも、肩透かし?を受けながらも

書いてみてはダメ出しをうけ、辞めたくなったりもしながらも

自分に負けずに向き合い続けたからこそ、

壁を突破できたのだと思う。 (抜けてみたら、障子のふすまレベルの薄さだったんだけどw)

 

本の中でも出ているメッセージだけど

やはり何事も、

「アクションしてみなければ、わからない」

コケたとしても、チャレンジしていけば、成長していける。

チャレンジを継続して積み重ねるからこそ、見える景色も変わってくる。

まさに、そのとおりの体験が、今回の「本(文章)を書いてみる」事においても

実践されたのだと思います。

 

 

まだ、発売されて数日ながら、

「勇気をもらえました!」

「鼻水ズルズルになるほど涙しました!」

といった嬉しいフィードバックが来ており

本当に本を出してみてヨカッタです。

 

もちろん、今後、思いもしない厳しい反応もあるかもですが

それもゼヒ楽しんでいければと思っています。

 

こうして、無事に本を出版することにこぎつけることができた

Fさんには、感謝してもしきれません。

この場をお借りして、心からお礼させて頂きます。

ありがとうございますm(_ _)m!

ぜひ、多くの方に読んで頂けたら嬉しいです。

「マラソン中毒者(ジャンキー)」紹介サイトへ

 

処女作「マラソン中毒者(ジャンキー)」完走記」への2件のフィードバック

  1. 長瀬

    はじめまして
    大野勢太郎 HYPER RADIOで先ほど本の紹介がありおもしろそうなのでさっそく買ってみます。

    返信
  2. She take

    電子版で買っていた本書を今日イッキ読みしてブログも初めて拝見しました。柴又でダイコンとすれ違いざまイロモノじゃんかと思わずつぶやいてたワタクシでしたが、今度お見かけしたら、頂戴した感激に対する御礼を言わせて頂きます。ああ、泣けた。(;_;)

    返信

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