UTMB完走記 5:トレーニング編 〜 山錬6連発からの、仕上げのコロラド


 

初めてボクのブログを読む方ならば、

そろそろ苛立ちが隠せなくなる頃だろう。

 

オレ、UTMBの話聞きに来たんだYO!

いつ、UTMBスタートすんだよヽ(`Д´)ノ!

 

ボクのブログを何度かご覧頂いている方ならお分かりと思うが、

ボクのブログの特徴は

レースそのものよりも、レースまでが長いのだ。

 

だって、UTMBのレースだって、せいぜい46時間がマックスだけど

そこにいたるまでの準備や練習の日々の、なんと長いことか。

 

ということで、今回は、UTMBに向けてのトレーニング編。

 

UTMBを自分撮りして走る以上、

ゼッタイにリタイアなど許されない。

しかも、足掛け3年かけて辿り着いた世界の舞台だ。

「カメラを持ちながら走るから」なんて言い訳なんて言いたくない。

できれば、記録も狙いたい。

そんな想いから、UTMBに向けてトレーニングも上げていった。
5月は、川の道520kmを加え月間600km以上走った。

20130505-DSC_3813_original
川の道520km、ラストスパートのシーン。詳しくは完走記を。

 

6月は、ダイコンのコスプレをして3本の100kmマラソンをするあいまに

トライアスロンのロング(スイム3.8km+バイク180km+ラン42.2km)を完走し、

月間500km以上走った。

6017_429289953835123_1466760796_n
柴又100kmマラソンを、ダイコンと愉快な仲間たちと。

7月は、毎週欠かさず山にトレーニングしにいき、月間トレイル200kmを含む500km以上走った。
20130706_100221
雪の立山にトレーニングに行ったり

20130803_113007-001
親友の信ちゃんと、UTMF最難所の天子山塊を往復したり

20130715_102729-001
ハセツネのコースを攻めて大コケして捻挫しながらも40km走ったり(´・д・`)…

 


8月に入っても、平日は坂道ダッシュを繰り返しつつトレーニングを重ね

極めつけは、UTMB2週間前に

間違って、ポチってしまっていた

コロラドの100マイルトレイルレース「LeadVille100」。
20130817_033710-001
NY在住の高校後輩のアヤロちゃんと。

エントリーしてから知ったのだが、

距離160km、累積標高差5,450mで、制限時間は30時間しかない。

しかも、一番低い場所で2,700m、最高所は3,800mと高所レースである。

20130816_155153-001
コースの高低表。

20130817_160128-001
こんな素晴らしいコースを走れるのだが……
7月から6週連続で山道トレーニングを重ね、

7週目のダメ押し仕上げが、コロラドのこのLeadVilleだった。
結果は……

 

20130818_023643-001
人生初の「関門リタイア」
補給に失敗し、エネルギー切れになった所に

4000m近い高所からか吐き気が止まらず

完全にハンガーノックに見舞われてしまった。

真夜中、真っ暗な山道を、

時にうずくまりつつ、寒さに凍えフラフラと歩いて

最後は車に収容されてリタイア。

UTMBを2週間後に控え、

満を持して勢いをつけるはずの大会で、

心身ともに、打ちのめされてしまった。

しかも、レース直後から寒気と高熱で寝込んでしまい

結局4日間、38℃より体温が下がらず、肺炎寸前の気管支炎で寝込み続けるハメに。
そのLeadVilleと、UTMBの間の週末は

「故郷の札幌に錦を飾りに、楽しくダイコンのコスプレしながら北海道マラソン」

を予定していたのだが、LeadVilleから1週間後でも

立って歩くのもフラつくレベルで、やむなくキャンセル。

(まぁ、UTMBの1週間前にコスプレマラソンしようっつーのも、

とんんだスケジュールのケアレスミスなんだが(´・д・`)…)
5-7月と連続で月500-600kmを走り続け、

自身のラン人生でも最も濃いトレーニングを重ね

自信に満ちて迎えるハズのUTMBが、

LeadVilleリタイアの精神的ダメージと

ゲホゲホ止まらない咳を抱えたまま迎えることになってしまったのだ。
また、レース中に吐き気が止まらずエネルギー切れを起こしたらどうしよう。

昨年のUTMBのように、雪で凍える悪天候になったらどうしよう。
アタカマ砂漠でチーム世界一を目指した時に

「1人で勝手に考えすぎ」な理由で痛みを感じた左の後頭部が

UTMBの数日前から常にズキズキと止まらなくなるほどに

いつものニヤケ顔(・∀・)に似つかわしくない程に、

ココロはプレッシャーを感じてしまっていた。

「打ちのめされたり、ココロがオレてしまっても、

必ず復活する時はやってくる」

 

これまでの数多くのレースで、そう実感していたものの

この時ばかりは、

「もう、キモチもカラダも戻らないのじゃないか……」

とまで、追い込まれ、落ち込んでしまっていた。

 

誰だって、もう、戻れないんじゃないかとまで落ちてしまう事だって、あるのだ。

 

そうして、迎えたのが、UTMBだったのだ。

 

つづく

UTMB完走記 5:トレーニング編 〜 山錬6連発からの、仕上げのコロラド」への1件のフィードバック

  1. 岳人

    僕は 山登りの好きなアルピニストデス

    登山家なら誰もが知っている「加藤文太郎」と云う有名な彼の右に出る者のいない
     
    百年前にもなりますが凄い登山家が居ました!

    小野さんのブログ読んでてふと文太郎さんの手記が甦りました。

    返信

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です