UTMB完走記 2:ポイント、抽選、北極南極


 

UTMB。ウルトラトレイル・デュ・モンブラン。

この長いピクニックに旅立つまで、

実に3年もの月日を遡らねばならない。

 

UTMBは、誰もが出られるレースではない。

 

UTMB大会側が

世界中の一定以上の距離と累積獲得標高を備えたトレイルレースに対し

「このレースを完走したら、何ポイント」

と独自にポイントを設定している。

 

UTMBの人気が増し、参加希望者が増えるごとに、

「UTMB参加に必要なポイント数」も増えているそうだ。

 

2009年にランを始めばかりながら、

2011年に、ゴビ砂漠とサハラ砂漠の

二つの「砂漠250kmマラソン」を完走してしまった僕は

初のハセツネも制したことも加え、少し調子に乗っていた。

 

「2012年の最大のレースには、UTMBを選んでやろう」

 

2012年のUTMBエントリーには

「直近2年間の3つのレースで、計7ポイントが必要」

 

当時、

日本で最も厳しいと言われていたトレイルレースである

ハセツネでさえ、2ポイントしかもらえない。

 

そもそも、日本でUTMBのポイトンが獲得できるレース自体が

片手で数えるほどしか存在しないのだ。

 

2011年に初出場したハセツネで得た2ポイントに加え

ゴビ、サハラ2つの砂漠250kmマラソン完走で、それぞれ3ポイント獲得。

「これで計、8ポイントだ。 UTMB、イケるぞ!」

 

基本フランス語のUTMBのwebサイトで、

英語ページもあるものの何だかよくワカラナイながらも

いつもどおり、酔った勢いで

2011年末に、UTMBのエントリーをネットでポチり

 

しかし、世の中は甘くない。

参加資格に必要なポイントを持ってエントリーしても、

さらに抽選をくぐり抜けなくてはならないのだ。

 

 

結果、ボクは2012年のUTMBに落選してしまった。

 

2012年始、UTMB落選のメールを受け取りやさぐれた勢いで、

悔しさのあまり、思わず北極マラソンをエントリーし、

結果的に2012年は、北極南極に走りに行くハメになった訳だ。

 

でもUTMBの有り難いことは、

「抽選に漏れても、翌年への参加資格が自動的でもらえる」こと。

 

「2013年こそ、UTMBに参加できるぞ! 」

2011年中をかけてポイントを獲得し参加資格を得てから

ようやく2013年8月、UTMBの舞台に立てることになったのだ。

まさか、北極と南極を寄り道するハメになるとは思ってもなかったが……

つづく

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