九州全県縦断マラソン(全15話):その11「Day4熊本県菊地市から大分県日田市」

 

とにかく、暑さは敵だ。

3日目は最高気温28℃で、さんざんにやられてしまった。

が、なんと明日4日目は、最高気温が31℃の予報とな(;・∀・)。

大分県日田市まで60kmほどの距離。

「ひたすらに厳しい登りがメイン。しかも、田舎なのでほとんどお店や自販機が期待できない。」

との事前情報。

しかも、今日と違って、辺鄙なな峠道なので、応援なんて期待できないエリアだ。

 

「3日目をクリアすれば、あとは継続で完走できる」

と思っていたが、はからずも4日目は最大の関門になりそうだ。

昨晩の飲み中、4日目のコースをGoogleマップやストリートビューでひたすらにチェックするも

食事はおろか、水分の補給ができそうな場所があまりに少ない。

飲みながら、その事実をみんなに話したところシャオさんがふと半ば冗談で

「小野さんのツィッターとかフェイスブックでヘルプ頼んでみたら?」

 

僕も藁にでもすがる思いで、それとなく明日のタフさをツィートしていたのだった。

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そう。まさに水や食料をかなり背負い込まねばいけないだろう。

まだ体力に一番余裕がある僕が、なんなら他の3名分の食料や水分も担ぐ覚悟が必要だ。

 

暑さを避けるために、明日は朝4時半スタートとすることに。

この日の宿は他に空きがなく、男子3女子1名で、同部屋(ふすまで男女区切って)で雑魚寝することに。

他のみんなは眠りに落ちた後も、明日のコースが気になって仕方がない。

布団に横になりながら、ひとりGoogleマップを眺め、なんとかうまい補給地点を探す。

そうして迎えた、4日目。朝4時少し前に起床。

テーピングや、峠を超えるための食料などのパッキングに少し手間取ったものの

朝4:40頃に出発!

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自撮り顔だけは、みんな一級品にゲンキです。

 

すでに3日間で200kmほど走っているはずなのに、一晩横になるだけで、不思議とカラダは回復している。

そして、2日目、3日目以上に、朝走りだすと、みんな足取りが軽い。

メッキメキにダメージまみれなはずなのだが、

やはり筋肉痛など誤差なのだ。

 

「今晩は、何飲めるかねーー??」と、おなじみの早朝からの会話を繰り広げながら

進んでいく。

 

そんな中、ひとりアクビが何度もとまらない僕をみてミタニンがぼそり

「小野さん、昨晩、うなされてませんでしたか?」

 

(;・∀・)!!!

 

なんと、バレてたか!

実は、昨晩、何度もうなされる夢を見て、あまり眠れなかったのだ。

その時は「スゲー、コワい夢を見た。中身はコワいから言わない」と内容を伏せていたのだが。。。

 

古い家の中にいて、壁に穴が空いていた。

「あ、この穴塞がないとな。。。」と思い手を近づけたら、、、

なんと、穴から様々な虫がどんどん入りこんでくる。

怖くなって、枕とかで塞ごうとするのだが、どんどん止まらない勢いで大量の虫が部屋の中に入りこんでくる。

しまいには、壁の穴から虫が噴き出してくるほどに大小さまざまな虫が暴れながら入ってくる。。。

 

個人的には、リタイアに終わったブラジルのジャングル250kmマラソンでの恐怖を彷彿させるシーンの夢だった。

 

おそらく、4日目のコースのタフさや、暑さや補給への不安、みんなの水や食料を全て担ぎ込まねばという勝手な重責感でうなされて見たのだろう。

いやーー、コワかったYO( ;∀;)!!!!

 

でも、みんなで話しながら走りだすと、そんな不安もどことやら。

自分がツラい時に、周りにゲンキをくれる人がいるだけで、人は大いにゲンキに変われるものなのだ。

そうして、互いにゲンキを振りまき走っていると。。。

 

なんと!!

昨日も応援ランに駆けつけてくれた

北原さん、楠本さんが、早朝から応援に駆けつけてくれたではないか!!!

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うれしいーーーー( ;∀;)!!!

しかも、楠本さんはこの道について詳しいので、

「この先どこでどう補給を探せばよいのか」について一人で悩むことも減り

一気に気分がラクに。

 

さっそく始まった上り坂だって、

むしろ「しっかり歩いて脚を休める!」とヾ(*´∀`*)ノキャッキャ喜びながら進んでいく。

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そして、26km地点

3日ぶりの県境越え!!

4県目の大分県に!!!

 

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ひさびさに見た「カントリーサイン」(都道府県のサイン)に歓喜!!

県境を超えると、登り坂も落ち着き走れる区間が増えてくる。

とはいえ、暑さは昨日以上。

昨日から応援ランにつきあってくれた、北原さん、楠本さんもそれぞれ用事でお別れし、

また、補給の不安を抱えながら、ミタニン、シャオさん、さわちゃんと4名で道を進む。

 

少しでも日陰を探せそうな自販機があれば、ストレッチ休憩も含め、休んでいたところ。。。。

 

「ファーーーーーン」

甲高いエンジン音とともに、赤いフェラーリが走ってきて、

僕らが休んでいる駐車場に向かってくるではないか。

「え?! まさか!!???? あのフェラーリと、運転してる人って。。。。!!!」

 

 

 

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なんと!何度もトークライブなどでお世話になってたり、神戸でトークライブ開催をしてくれた

神戸在住の小寺さんが、下道で夜通しかけて、神戸から応援に駆けつけてくれたではないか!!!

 

 

しかも、ウレシイことに、ノンアルコールビールまで用意頂いてましたっ!!!!

 

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この先、何度も臨時補給地点を作って頂き、

徐々に下り基調になってきたこともあり、ぐんぐん距離も伸びていく。

 

さらには、昨日も駆けつけてくれた、埼玉からのランナー伊藤さんまで応援ランに!

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とても4日目、かつ「最大の難関」とは思えないほどのペースでぐんぐん距離が伸びていく。

これは、かなり早い時間に辿り着けそうだ。

 

しかし、そんなにカンタンには事が進まないのが、ウルトラマラソンである。

ゴールまで、もう残り2-3kmという地点で、突如ミタニンが

「すみません、ちょっと、待って頂いてもよいですか?」と立ち止まる。

どうしたのだろうか?と思うと、

突如電話を取り出し、どこかへと電話をしているようだ。

 

もしや。。。。

 

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ランのコースでたまたま見つけた泌尿器科に受診の相談の電話をしていたのだった。

 

 

実はミタニン、2日目の時点から、少しずつオシッコの色が「グレープフルーツ色」(本人談)になっており、血尿の気が出ていたのだった。

新米ドクターでもある、さわちゃんのアドバイスもあり、とにかくたくさん水分を補給するように意識し、

少しオシッコの色が戻ったり、また悪化したりが繰り返していた。

長い距離を走ると、踵で赤血球が壊されて、尿の色が赤くなったりすることもあるのだが、

もし腎臓になにかトラブルがでているようでは、それどころではない。

 

電話を終えたミタニンに話しを聴くと、

有難いことに、連休中にも関わらず、泌尿器科の先生が受診をしてくださることに。

幸いゴールも近く、早い時間にたどりつけそうなので、まずは一旦みんなでゴールしてシャワーを浴びてから、ミタニンは病院に行くことに。

 

そして、4日目。60kmだん!

 

 

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一番の難所と思っていたコースだが、神戸からの小寺さんや、応援ランナーのお陰で、

15時前にはホテルにたどり着く、超優秀な結果に。

 

その後、ミタニンはさきほどの泌尿器科の先生の所へ。

 

なにより、診察の結果が気になっていた。

せっかく、4日目もこんなに快調に走ることができているのだが、

カラダの異常でドクターストップ、リタイアともなりかねない。

なにより、本人が一番不安なハズだ。

「そもそも、『ここ4日間、毎日60kmとか走っていて、あと4日も60km毎日走るんですが、大丈夫ですかね?』なんて先生に聞いたら、普通に『やめときなさい(`・ω・´)』って言われそうだな。」

なんて笑いながらも、でもウソを伝えて「問題無い」と言われて、いざ後にトラブルが悪化しては

元も子もない。

 

病院から帰ってきたミタニンが、僕らにこう語った。

「泌尿器科の先生。めっちゃイケメンだったw」

聞くに、ちゃんとマラソンのコトも伝えた上で、エコーなど詳細な受診を受けた上で

抗生物質を処方してもらい、とにかくもっと多くの水分を取ることを気をつけていれば、

この先も走ってよいとのこと。

 

良かった!!!

 

いつも笑顔なミタニンだが、やけに嬉しそうなのだが、さらに掘り下げると

どうやら、前立腺の触診(オシリに指をいれて診察)をしてもらったよう。

(イケメンの)先生から「どうですか?」と聞かれた際

「どうと言われても。。。。初めての経験なので、よくワカリマセン(*´Д`)」

と答えたとのこと。

「新しい世界に目覚めちゃうかもしれないトコロでした(笑)」

なにより、無事でよかったし、

ミタニンのどんなトラブルの状況でも笑顔なトコロに救われる。

 

しかし、いいことばかりではない。

寂しいことに、初日から並走してくれたさわちゃんが、予定どおりここでお別れに。

 

「明日からは、オッサンだけでのスタートになるんだな。。。(´・д・`)」

でも、さすがの美ジョガーのさわちゃん、僕らのお土産の超ウマい生乳をお土産に置いていってくれた。

 

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ウェアを洗うコインランドリー前にて、オッサンら3名でパチリ。

 

そして、半ば強引に神戸から駆けつけてくれた小寺さんにも

「僕らの宿、今晩空いているそうですよ!!」と飲みに誘いこみ、

この旅初めての、ヤロウだけでの乾杯に。

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いろいろトラブルもあるけれど、

ようやく、半分まで来れた!

そして、明日は念願の佐賀がゴールだ!

そもそも、今回の旅の発祥の地でもあり、たくさんのランナーが待ってくれている土地だ!

がんばるでーーー!!!!

つづく

九州全県縦断マラソン(全15話):その12「Day5大分県日田市から佐賀県佐賀市へ」

 

いよいよ、この日がやってきた。

今回の「九州縦断マラソン」がノリで生まれた地、佐賀へ向かう日が。

キッカケとなった佐賀でのトークライブを主催してくれた山下さんは、

「萩往還」という山口県での寝ずに一晩140kmの大会に走りに行っているとのことで

「佐賀には応援に行けないのですが、萩往還走り終わったら、その脚で唐津には飲みに行きます!」

とウレシいメッセージをもらっていた。

それでも、佐賀ではトークライブの時に一緒に呑んだくれたナカマがたくさん待ち構えてくれているハズだ。

しかも、僕の大好きな鍋島(佐賀の日本酒)を用意してくれているとのこと( ・∀・)!!

昨夜の会議(飲み会)で

「明日はGoogleで65km。かなり長い一日になりそう。暑さ回避で早めに4:30amスタートにしよう」

とのことで、早めに就寝していた。

が、やはりコーフンと身体の疲労や日焼けに加え明日のコースへの予習などがあり、

あまり眠れず3am前に一度目覚めてい、深くは休めなかった。

それでも嬉しかったのは、僕のトライアスロンチーム「イオマーレ」のチームメイトの園田ちゃんから、こんなウレシイメッセージが。

「明日の小野さん達のスタートに間に合うように、福岡から夜通し87km走って行きますので、5日目一緒に走りましょう!」

彼はサルの全身コスプレでサブスリー(フルマラソン3時間切り)やサブナイン(100kmマラソン9時間切り)をしたり、

沖縄一周400km走りぬくスーパーランナー。

そんなツワモノの並走があるとはなんとも有難い( ;∀;)!!

いつものテーピング大会の為、出発の4:30am少し前にロビーに降りると、

さっそく、サルの帽子をかぶった園田ちゃんが待機していた。

「有難う!夜通し入ってきたの??眠れたの??」

「たまたま、ここのホテルに空きがあったので、少しだけ仮眠を取りました!」

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朝4時半前にも関わらず、見送りにきてくれた小寺さんも含め、出発前のパチリ!

この旅初めての、ヤロウだけでのスタート。

おサル帽子の園田ちゃんは、87km夜通し走って、2時間ほどの仮眠でぼくらの65kmほどのランに付き合ってくれるのだ。

しかも、聞くに「その前日も1時間くらいしか眠ってない」うえに、「今日走り終わったら、今晩の福岡の飲みにそのまますぐ移動します」

とニコニコ笑いながら嬉しそうに話すのだ。

そんなひたむきに前向きに楽しそうな彼の存在は、否が応でもぼくらを盛り上げる。

僕も思わず楽しくなってしまい、少し小馬鹿にしたような顔をして園田ちゃんをこうからかう。

「へぇ〜〜〜。走るの、お好きでらっしゃるんですねぇ〜〜( ´,_ゝ`)プッ。」

「小野さんに言われたくないですよ!!(笑)」

 

「それにしても、みなさんホント凄いですよね。4日間走り続け、もう5日目なんですもんね」

園田ちゃんの方がよっぽど凄いと思うのだが、彼がココロからこういってくれる言葉は僕らを自信づける。

「やっぱ、ウルトラマラソンって、メンタルなんですね。脚の痛みとかも、消えていきますもんね」

そう嬉しそうに語る園田ちゃんを、またもからかいたくなってくる

「サルがメンタル語っても、説得力ないんだよねーー( ´,_ゝ`)プッ」

そんな笑いが続きながら走り、いよいよ、大分を脱出!

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5県目(鹿児島→宮崎→熊本→大分→)福岡県へ!

ゴールは福岡県博多駅なのだが、佐賀県へ入る前に、ちょっとだけ福岡県を通り過ぎることに。

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九州で一番リッチな福岡県のカントリーサイン、さもデカいかと期待してたら、なんともさり気ない看板のみ(´・ω・`)。

なんか、盛り上がりにかけるではないか。。。

「やっぱ、サルの並走だと、パッと盛り上がんないんだよなーー。美ジョガーがいいよなーー。」

と、またもや園田ちゃんをからかいみんなで笑いつつ

オッサン4名でひたすら走っていた時だった。。

 

なにやら、前方より、やたらにペース良く走ってくるランナーが現れる。

 

これまでの旅では、そもそも一般のランナーが走らないような場所ばかり走ってきた。

なので、前方にランナーが現れると、思わず

「もしや、応援のランナーではないか!!」と期待をしてしまう。

が、もし違った時の精神的ダメージを考え、前方にランナーが見えても

「いや、応援なんかじゃない。たまたまランナーがいただけだ(`・ω・´)」と控えめなヨミをする習慣がついていた。

 

「それにしても、向こうから走ってくるあのランナー。

めっちゃいいペースじゃないか。タダモノではない・・・。」

と思っていたら。。。

 

なんと、初日〜昨日まで並走してくれていたさわちゃんが、駆けつけてくれたではないか!!

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昨日お別れしたさわちゃん、知り合いのお家でお世話になっていたそうで、僕らが近づいてくるのをGPSでチェックしながら、サプライズで応援に駆けつけてくれたのだ!

この地点で30km。まだ佐賀まで40kmあるので、これは心強い援軍だ。

 

「いやー!やっぱ、サルじゃなくって、さわちゃんだと盛り上がるねーー( ・∀・)!」

と、またもサル帽子の園田ちゃんをからかいつつ、しだいに久留米の街に入っていく。

 

すると。。。。

 

「ちょっw。アレはゼッタイ、ウチらのナカマでしょwww!!」

一行が爆笑に包まれる。

 

どうやったって、僕らの応援に駆けつけてくれた以外では説明のつかないランナーが

コチラに向かってくるのだ。
 
 

全身、赤鬼コスプレのランナーが。

 

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「サルとか、どんどんナカマが増えて引き連れて走っていくって、小野さん桃太郎みたいですね」

そんな笑い話をしていたのだが、

その桃太郎ご一行様が、赤鬼に追いかけられて走って逃げているのだ。

なんということだろう。

シュール過ぎるではないかw。

 

駆けつけてくれたのは、僕とともにアタカマ砂漠250kmチーム戦で世界一になった

バナナのコスプレで走る佐々木信ちゃんの同級生、久留米在住の堀川さん。

 

同級生の悪い影響を受けてか、

地元の町中を一人、赤鬼の格好で走りながら、僕らの元へと駆けつけてくれたのだ。

 

さらには。。。

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佐賀県から駆けつけてくれた、益田さん(写真一番右)。

これで、佐賀までの道案内が完璧となり、僕的には精神的にかなりラクに。

有り難や( ;∀;)!!

 

 

この後、さらに確変がおきまくる。

ぞくぞくと、様々な応援が集まってきたのだ( ;∀;)!!!

 

 

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まずは、先ほどから通りかかりのワゴン車の中から子供とともにアツい声援をかけてくれていたお母さんと子どもたち(写真左端より小野の右側)。

ただでさえ、大勢で走っており、しかもサルやら赤鬼やらが混じっている。

道行く歩行者からの声援はもちろんなのだが、車からの応援も頂く機会もあったのだが、

明らかに他とは違う気合のはいった応援をしてくれていたワゴン車だったのだが。

なんと、僕のラン仲間の奥さんのご友人が、わざわざ来てくれて、

しかも、「がんばって」とメッセージの書いた日の丸センスで応援してくれていたのだ。

子どもたちも「ガンバッテー」と(´;ω;`)。

そして、佐賀のトークライブでも僕に沢山鍋島をついでくれた、馬場さん(写真、右端)が車で応援にかけつけてくれ、

さらには、同じく佐賀トークライブで、

「小野さん、(北海道横断した次は)今度は九州を走ってくださいよ」と提案くれた

田中久美子さん(写真、赤鬼堀川さん右上)が北九州市から、

そして、さわちゃんのお友達ランナーの吉田 広美さん(写真、赤鬼堀川さん右)が福岡県柳川市から、それぞれ駆けつけてくれたのだ。

 

あいにく、少し雨模様がつづくランだったのだが、

暑いよりもはるかに助かるし、もはや、天気だとか残り距離だとかどうでもいいくらいに

超ハイテンションでランが続いてく。

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桃太郎どころか、ドラクエですかと(大半が、職業=「あそびにん」だろうかw)。

 

さらには、僕が駆けつけるのを待ってくださった本の読者のさなださんにより、、、

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この旅、2度めのサイン会!

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しかも、応援ボードまで(´;ω;`)!!

 

もう、雨なのか汗なのか嬉し涙なのかワカラナイ状態で走り続ける。

 

でも、出逢いがあれば、別れがあるもの。

初日〜4日目、そして今日も「おかわり」で駆けつけてくれた、

さわちゃんが、並走はここまでとのことで、いよいよお別れに。

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さわちゃんの、強い走りと、いつもの笑顔に、

僕らはどれだけすくわれたことか。ありがとうね!さわちゃん!

 

そして、赤鬼の堀川さんも、佐賀県への県境のあたりで、お別れに。

先ほどまでの賑やかさが少し落ち着き、河原でずっと先までコンビニも何もないコースを走りながら

久々にガマンのランが続いていった。

 

ところに、、、

 

さきほど、佐賀から駆けつけてくれていた馬場さんが、

スーパーサイヤ人のフルコスプレに変装し、突如スペシャルエイドを繰り広げているではないか!!

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しかも、氷でキンキンに冷えた「仙豆」(枝豆)まで用意してくれているのだ。

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馬場さん(スーパーサイヤ人)のスペシャルエイドに加え、

応援並走に加わって頂いた宮原さん(下写真、右から2名目。お顔わかりにくくごめんなさい!)と奥様(同、右端)も美味しいイチゴなど沢山ふるまってくれる。

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ここでも、2日目にウサギ帽子で応援に来てくれた松本文代さんが始めてくれて、

そこから毎日続いている「ノンアルビール」補給も用意して頂いていた( ;∀;)。

 

僕らがいる場所は、僕がもつGPSにより、リアルタイムでネット上で地図上に公開されていたのだが、

まさに、馬場さんはじめ、多くの方は、この地図を頼りに応援に駆けつけてくれていたのだった。

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実に、多くの方々に助けられ、僕らはここまで走ってこれたのだ。

 

しかし、こんなウレシイ応援の最中、

これまで初日から絶望的な気分を味わいながらも復活を繰り返し、

騙し騙し困難をクリアしてきていた

ミタニンの脚が限界を迎えようとしていたのだった。。。

 

休憩のたびに、じっくりストレッチを行うも、

かなりしんどそうな状況が続く。

 

でも、ミタニンには

佐賀まで辿り着かねばならない理由が、あったのだ。

 

実は、今日は、佐賀でミタニンを待ち受ける、スペシャル応援メンバーがいるのだ。

 

それは、僕が、初めてミタニンと広島県福山市で奇跡の出逢いを果たした際に

僕とミタニンの出逢いをアシストしてくれた、同じく福山市のランナー、岡本さんなのだ。

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僕が初めて会った日の、岡本さん(左)とミタニン(右)@広島県福山市にて。

 

カメラで写真撮影が好きな岡本さんは、わざわざ広島から

僕らの撮影班として、自転車と沢山のカメラ器材を抱えて佐賀に来てくれることになっていたのだ。

 

初日から、苦しみながらも耐えぬいてきたミタニンは

「岡本さんが来てくれる佐賀までは、なんとしてもたどり着きたい」

ずっと、そう語っていた。

 

その岡本さんが、佐賀を手前にして、僕らのところへ駆けつけてくれたのだ!

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「やっと合流できた〜〜〜!!」

ミタニン(左)と岡本さん(左から2人目)

 

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デカいカメラ器材を背中に背負い、チャリとともに広島から佐賀まできてくれた、岡本さん(中央)を囲んでパチリ。

それまで、苦しそうな表情を見せていたミタニン。

目にすこし汗をかきながらも、その後はゲンキ一杯に。

さっそく、岡本さんによる、素晴らしい写真が収められていく。

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ミタニン(左)ふくめ、とにかくみんな楽しそうに走るのだ。

カラダは限界だというのに。

これが、応援のチカラ。チームのチカラなのだ。

 

そうして、ついに5日目のゴール、佐賀の宿へ!

この日は68km、計325kmを走って、辿り着いたぞー!!!

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地元のスーパー銭湯に連れて行ってもらい、すっかり汗も流しカラダも休め、

いよいよ、待ちに待ったこの時が!!!

 

鍋島さん!鍋島さん!鍋島さん!!(しかも3種類!!)

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この旅が(ノリで)企画された、あの佐賀トークライブの日と同じく、馬場さん(スーパーサイヤ人)に鍋島を着いて頂く。

 

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このために鹿児島から走ってきたといっても過言ではない( ;∀;)!!!

 

その後、佐賀でバーを経営している木野さんのお店の前でパチリ。 IMG_5583

なんと、素晴らしい縁にめぐまれたことか。

これだけの沢山のひとたちと、走り、ともに苦しみ、笑い、飲み語らう。

 

そして、明日はいよいよ、7県目の長崎県に辿り着く。

まだ、3日。最後まで、みんなで走りきらねば。

つづく

 

九州全県縦断マラソン(全15話):その13「Day6佐賀県佐賀市から長崎県佐世保市」

 

6日目の朝がきた。

今朝も4時すぎに起き、5時スタート。

 

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ロビーで出発前のミタニンとシャオさん。ふたりとも、疲労はピークのはずだが、笑顔は絶えない。

 

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初日以来、すっかりテーピング担当の僕が二人の脚にテーピングを巻いていく。

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ミタニンの足は、すっかりむくんで、いかにダメージが蓄積しているかを物語っている。

 

それでも、今日も、67kmの距離を走るのだ。

しかし、今日も僕らには沢山のナカマがいる。

まずは、昨日につづいて、道案内をしながら並走をしてくれる益田さん。

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そして、昨日途中から合流し並走してくれた、田中久美子さんが、今日も「おかわり」で並走してくれることに。

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さらには、さわちゃんのお友達のひろみさんも昨日に引き続き「おかわり」。_DSC5160

ひろみさんは、なんと、STY(富士山のまわりを山道半周91.5kmを走る国際レース)で、女子総合2位(日本人トップ)というスーパーランナーなのだ。

なんと心強い!!

初日から走り続けてくれたさわちゃんから「九州全県縦断マラソン」のタスキを引き継いでもらうことに。

 

そんなウレシいスタートな6日目だったが。。。。

恐れていたことが、ついに起きてしまった。

 

 

ミタニンの脚が止まってしまったのだ。

 

昨日までは

「広島から応援に来てくれる岡本さんと合流する佐賀までは、なんとしてでも」

と頑張っていたミタニンだったが、ここにきて、いよいよ走れなくなってしまった。

今日は67kmという長丁場の、まだ10km程度のほんの序盤で、だ。

すでに昨日の時点で左膝を痛め、佐賀のスポーツショップでサポーターを手に入れ、膝に巻いていたのだが

それも限界を越えてしまった。

脚を引きずりながら、何度か歩き、走りを繰り返すうちに、

ミタニンがこう言った。

「小野さん、僕、後から追いかけますので、みんなで先に行っていてくれませんか?」

ここまでの5日間、ずっと寝食ふくめ一緒に行動してきたのだが、

自分のせいで、みんなを歩かせなくてはならない事が精神的に負担になるのと、

歩きたい時に自分のペースで歩けるほうが、肉体的にも負担がすくないからの

ミタニンとしては苦渋の決断なのだろう。

 

(せっかくここまでこれて、あと3日なのに、もしかしたら、3名でゴールは叶わないのだろうか。。)

そんな不安がよぎるも、僕やシャオさんだって、この先何があるかわからないのだ。

お互いに信じて頑張るしかない。

 

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この先のコースについて、スマホでミタニンに詳細を伝える。

一人で走るのは、不安に違いない。

「時々連絡取り合いながら進もう!」

 

そうミタニンに手を振って走りだす。

 

あれこれ考えていたって始まらない。すべきことは、一歩ずつ、前にすすむだけだ。

_DSC5145ミタニンを背に、走りだす。

 

 

そんな、僕らに、ウレシい応援ランナーが。

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3日目の八代→菊地の時に応援に来てくれた、さわちゃんの友人の西島さん(写真左から2人目)が

「おかわり」で駆けつけてくれたのだ!

さっそく、後ろにいるミタニンにもチャットで喜びを共有。

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ミタニン、そんなに離れずに頑張って付いてきてくれているじゃないか!

分岐が難しいトコロは写真をチャットで送り、後ろのミタニンに伝えていく。

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シャオさんも僕も、ミタニンをゲンキづけるどころか、むしろミタニンの強靭な精神に感動し

僕らのほうが勇気づけられていく。

 

鹿児島からずっと一緒に走ってきた、僕とシャオさん、ミタニン。

距離は離れていても、今までと同様、お互い気遣い励まし合い、

ココロは一緒に走っているのだ。

 

30km地点、武雄温泉駅に着いたところで、

これまでずっと道案内で並走してくれていた益田さんが、用事があるのでお別れに。

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「おかわり」で昨日に引き続き今日も並走してくれていた、田中さんも

「武雄温泉駅で温泉に入って帰ろうかなー」

そう言っていたのだが

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「えーー。寂しいなー。有田まで行ったら、陶器市やってて、スゴい楽しいらしいですよ!」

ウマいこと言いながら、なんとか武雄温泉駅をスルーして並走を続けてもらうことに成功(`・ω・´)。

田中さん「私、昨日に続けて、自己最長記録を走っちゃうかも」

小野「いいですねー!いっちゃいましょうよ!!」

 

そう、また走りだす。

そこへ、一人の若者ランナーがやや慌てながら駆け寄ってくる。

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僕の本を読んでくれて、ファンになってくれた若者ランナー(名前失念ゴメンナサイ!)が、応援に来てくれたのだ。

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さっそく、この旅3度目のにわかサイン会。

この若者ランナー君、しらばく一緒に走った後、コーフン気味にリュックも閉めずにあわてて駆けて駅へと帰っていった。

「あの子、小野さんと会えたのがよほど嬉しかったんでしょうね。」

走ってファーファー呑んだくれてるだけのオッサンの僕なのだが、喜んでもらえるのは何より有難い。

こういった出逢いひとつひとつが大事なエネルギーになる。

そして、45km地点にて、楽しみにしていた有田陶器市へ。

予想以上に多くの人たちが観光に来ており、賑わっている。

「チャンス!観客が一杯いる!!不本意ながら、目立っちゃう( ・∀・)!!!」

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多くの観光客の視線や応援を浴びながら、気持よく有田の街を走って行く。

でも、いろんな出店で美味しそうなモノが並んでいるのだ。

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嬉野茶を頂いたり(おばあちゃんが「ハズカシー」と顔を隠されてましたw)、

 

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デコポンジュースを頂いたり。

ミタニンにも、「陶器市、ゲンキづけられるよー!」とチャットで状況をシェア。

ここで、ウレシイ親友との出逢いが。

2年前に参加した、東京から新潟まで520km走る「川の道」という大会の際、

寝不足と疲労で呆然と歩いている時に突如応援に現れてくれて僕を救ってくれた親友のゴリさん(佐藤)が、なんと陶器市に仕事でいるというのだ。

あまりの人混みで会えるか心配していたが、GPSのおかげもあり、無事に合流!

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ゴリさんが仕事でお世話になっている民家の庭でひとやすみ。

ココロ休まるー( ;∀;)。

存分にココロもカラダも充電できた有田陶器市も抜け、まだまだ先の佐世保まで進んでいく。

そして、50km地点。

ついに、ついに、辿り着いた!!

九州ラスト県の、長崎の県境が見えてきた!!!

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鹿児島から出発し、宮崎を一瞬すりぬけ、熊本では3日間費やし、大分にて泊まり、

佐賀で痛飲し、一瞬福岡(久留米)を通りぬけ、ついに、7県目、ラスト県の長崎に辿り着いたのだ!IMG_5625

応援にかけつけてくれたランナー(名前失念ゴメンナサイ!)とともに。

ここまでで375km。

まだ、最終ゴールの福岡県博多駅まではあるのだが、

「九州全県縦断」というひとつの大きな目標は、達成したことになる。

そして、ミタニンも、離れてはいるが、いいペースですぐ後ろを追いかけてくれている。

ミタニンも、確実に全県踏破までたどり着けるはずだ。

「シャオさん、やりましたねーーー!!!全県、踏破ですよ!!!」

まだ、先は残っているのだが、なんとか3人とも「九州全県」という大きな目標の達成が見えて、

ホッとすると同時に、一人で成し遂げる以上の喜びで胸がいっぱいになる。

思わず、感極まってアツいものがこみ上げてくる。

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そして、その1時間後に、ついにミタニンから嬉しいメッセージが!

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ミタニンも、全県踏破達成だ!!!

ここからは、足取りもどんどん軽くなっていく。

そして、佐世保まで残り10kmに近づき、佐世保から応援美ジョガーたちが!

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佐世保より駆けつけてくれた、中央手前左から、執行さん広川さん。

ついに来たか?!モテ期が!!!

シャオさんと「男子2対女子6ですよ。これはミタニンにも自慢せねば!!」とオッサン二人で大はしゃぎ。

さっそく、ミタニンにメッセージを送付。

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(ΦωΦ)フフフ…。いい感じに燃えているようだ。

頑張れミタニン!

はしゃぎすぎて、ヨメにまでメッセで報告。

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有難くも「がんばれ おっさん。」と暖かいエールを頂く( ;∀;)。

 

そんな嬉しいランがつづくも、

長崎は細かいアップダウンも多く、また天気も晴れて、気温もあがっていく。

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暑さが最大の敵のシャオさんも、かなりツラそうだ。

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なんとかクールダウンとのことで、かき氷補給でかなり救われた模様。

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みんな、ギリギリのところで闘っているのだ。

そんなシャオさんも、佐世保の街が近づくにつれ、走りが力強くなってくる。

佐世保では、シャオさんの友だちが待ち構えてくれているとのこと。

もう、ゴールも目の前だ。

 

そうして、シャオさんのお友達、清水さんの姿が見えてきた!!

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シャオさんと、お友達の清水さんと。

そうして、この旅4度目のサイン会。どこでも書きまっせー(`・ω・´)ゞ。

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ミリタリーファンの清水さんからは、自衛隊オススメの栄養ドリンク「元気バッチリII」を頂く。IMG_5655 IMG_5656

6日目、67km走って、ゴール!

 

 

さらには、1時間少し遅れて、ミタニンも無事にゴール!!

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無事に3人とも、ようやく7県を踏破し、6日計で392km走ったことに。

いつもの通り、お風呂に入り、ウェアをコインランドリーに入れて、あとはグビリタイム!

有田陶器市で合流したゴリさんとその友人、飛田さんもわざわざ佐世保まで飲み会に駆けつけてくれ、大宴会に。

 

 

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今日のミタニンの強さは、とても感動的だった。

それに加え、もう一つ、嬉しい事。

それは田中久美子さん(上写真、一番左)が

昨日並走終わった時には「明日はどうしようかなー」だったのが

今朝走り初めてからは「武雄温泉駅(30km)くらいまでー」だったのが、

あれよあれよとゴールの佐世保まで67km走ってくれたこと。

「そんな長い距離、走ったことないから、どこまでついていけるか」と言っていたのだが

だれよりも明るく周囲を盛り上げながら、

結果的に「自己最長記録」の67kmを走り続ける姿は、僕らにもとてもパワーをくれるものだった。

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まさに、チームのチカラだ。

鹿児島からずっと走り続けている、シャオさん、ミタニン、僕のチームだけでなく、

応援に駆けつけてくれる人、声援を送ってくれる人、すべてが、チームとして僕らは走れてこれいるのだ。

明日は、7日目。唐津までの48kmと短めの道のり。

そして、唐津では、佐賀トークライブの主催者の山下さんらが、萩往還から帰って宴会の用意をしてくれている。

さらに、明日からは、今日までとは少し違う、

新たな想いとともに走ることになる。

つづく

 

九州全県縦断マラソン(全15話):その14「Day7長崎県佐世保市から佐賀県唐津」

 

実は、昨日のホテルには、僕宛の荷物が届いていた。

同じトライアスロンチーム「イオマーレ」メンバーの関谷勝司さんからだ。

IMG_5661嬉しいメッセージ付きで。

中身は、、、というと

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そう。ミタニン、シャオさん用のイオマーレのウェアが。

このウェアには、様々な想いが詰まっている。(詳しくはブログ「アタカマ砂漠250kmマラソン チーム世界一への道」もしくは拙著「マラソン中毒者」にて)

この旅が決まった時に、ミタニン、シャオさんから「僕らもイオマーレウェアを着て走りたい」と

嬉しいオファーがあった。

が、ゴールデンウィークということもあり、ウェアの完成が今回の旅のスタートに間に合わず、

発注を取り仕切ってくれていた関谷勝司さんの調整で「6日目の佐世保になんとか届けられそう!」とのことで、ホテルに事前に配送してもらっていたのだ。

奇しくも、無事に7県全県踏破を達成した翌日から、3人揃ってイオマーレウェアで走れることになる。

「全県踏破した者だからこそ、着れる勲章のウェアなんよ」とシャオさんが嬉しいことをミタニンに告げる。

ウェアをデザインしてくれた、今は亡きとしをさんも、

「僕のデザインしたウェアを着て、いろんな人がチャレンジする姿を見れるのが嬉しいんよ」

そう語っていたのを思い出す。

としをさん、こんなにもステキなランナー達が、憧れて着るウェアになってますよ。

空の上から喜んでくれているに違いない。

 

今朝は、さらに佐世保のランナーが応援にかけつけ、さらに賑やかなスタート。

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広島より駆けつけてくれた、ランニングショップをしている土路生(とろぶ)さん。

 

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「トレイルを走るために生まれてきたような名前」な土路生さんは、この旅の出発前、

同じく広島県在住のミタニンやシャオさんにリュックなど様々なアドバイスをしてくれていた。

 

そして、またもや「おかわり」をしてくれた、西島さん(右)と、福岡よりきてくれた西村さん(左)

 

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さらには、昨日に続き、佐世保の道案内をしてくる広川さん(下写真、右)と、「おかわり」で3日連続並走を決めてくれた、STY日本人女子女王のひろみさん(同、左)

 

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たくさんのナカマに囲まれ、佐世保の街を徐々に離れて唐津へと向かう。

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唐津までは48kmと短いものの、どうやら、あの正面の山を越えなくてはならないようだ。

やはり、九州は山が多い。

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佐世保在住の広川さんのアドバイスを受けながら「Google先生的に、こっちのルートの方が近道といってるみたい」と進んでいくと。。。

 

アレレ。。。。??

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ホントだろうか。この先を通るルートを、Googleマップでは指しているのだが。。。

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うーむ。。。確かに、通っていけないことはなさそうなのだが。。。

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むむむ(;・∀・)。。。たしかに、目的の大きな道はこの先目の前なのだが。。。

そして、かすかに人が通れる道はあるが。。。

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いやいやいやいや(笑)

ジャングルマラソンじゃありませんか(; ・`ω・´)!!

徐々に、草が生い茂り、前に進むのも困難に。。。

なんでこうなったw???

こりゃ、遭難しかけないw。

せっかくの完走前日まで来ておきながらw。

さすがにこれ以上は進むのはムリなんじゃないか??というトコロまで進んでおいて、

「ゴメンなさーーい!!勇気ある撤退で!!!( ;∀;)」

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来た道をみんなで戻ってもらうことに。

カメラを担ぎ自転車で追いかけてくれていた岡本さんは、

西村さんがカッコよくバイクを担いでもらっていた。

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みんな、ごめーーん!!!( ;∀;)

 

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あとでGPSのログを見返すと、中学校のすぐ北でジャングルに捕まってしまったようだ。

すぐに国道は見えているので、行けそうではあったのだが。。。

なんとか、帰還し、ラン再開。

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山にはいり、キツめの登りも増えてくる。

登りで自転車でツラいトコロは、またも西村さんが岡本さんの自転車を押して進む。

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ミタニンは、やはり脚が思わしくなく、脚を引きずりながらの場面が増え、

今日も、「自分のペースで、歩き、走りをしながら、後ろから追いかける」ことに。

昨日、67kmという長丁場の序盤から最後までそれで走り続けた経験があるので、

ミタニンの頑張りを信じて、再び、それぞれ別行動を取ることに。

 

そして、峠のトンネルの中で

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再び、佐賀県入り!

 

この日も、様々な縁に恵まれた。

ふと、シャオさんが声をかけたバイクで旅をされている方と信号待ちで会話をしていくと。。。

なんと、北海道から来てバイクで九州全県を旅行しているとのこと

「九州全県、僕らと一緒ですね!!!」

とさらに盛り上がっていくと。。。

なんとなんと、偶然にも僕と幼稚園、小学校、中学校が同じ、センパイだというではないか!!!

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お名刺も頂いた、宮本さん。奇跡の縁に、テンションアップ!

 

そして、新たな応援ランナー、山下さんが!

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山下さんは「QBO」というランニングチーム所属とのこと。

「QBOって何の略ですか?」

「九州爆走女(`・ω・´)」

なるほどw。たしかにパワフルな九州女子美ジョガーのオーラを感じるわけだ。

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さらには、昨日佐世保までの道のりを並走してくれた執行さんが、ダンナさまと応援に(写真手前右)。

そんな応援がある一方で、2度にわたり「おかわり」で並走を繰り返してくれていた西島さんが、ここでお別れすることに。

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寂しくなるけど、ありがとうー!!!

素晴らしい景色の中、一歩ずつ、距離を稼いでいく。

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かなり気温も上がってきて、苦しくなってきた時に、またも嬉しい応援が。

 

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佐賀への道と佐賀→武雄までで並走を繰り返し道案内をしてくれていた益田さんが、娘さんを連れて海へ行く途中に、僕らに「ブラックモンブラン」のアイスを届けに応援にきてくれた。

この日もとても暑く、アイスはもちろん、キモチがなにより嬉しいご馳走だ。

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初日でプチ火傷になった腕も、さっそく皮がめくれ始めていた。

グイグイといいペースで進む僕らに、またも嬉しい応援が。

僕の高校のセンパイで、福岡在住の佐藤センパイ夫婦が、ベンツオープンカーで応援に。IMG_5716

 

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飲み物、食べ物、いっぱい積んできてくれたのだ。

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今回の旅は、フェラーリやらベンツオープンカーやら、なんという豪勢な応援部隊に恵まれたことか。

さらには萩往還帰りの長崎のランナー栗元さんが、ダンナ様とバイク+サイドカーにて応援に!

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栗元さんも、僕と同じ「カエル」のバッジを持っていた。

熊本で僕にカエルバッジをプレゼントしてくれた松本文代さんが、萩往還を走る仲間みんなに作ってわたしていたそうだ。

なんてステキなんだ( ;∀;)!!

オレも頑張ってヨメの元へと「カエル」ように、完走して痛飲せねば!!

 

 

この後も、今日のGoogle先生は、やたらにオフロードを好まれるようで、こんなステキなコースをひた走ることに。

 

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かなりの暑さにすこしやられ気味のシャオさん_DSC5835

シャオさんの回復を待つため、スーパーにてしばし休憩。

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チャットでやりとりを続けているミタニンも、後ろから好調に追いかけてくれている。

今日の僕らはいいペースで走れているのに、歩きも多いミタニンがそれほど遅れてないということは、

ミタニンは休憩する時間を控えめにして頑張っているのだろう。なんて強いんだ。

 

そうして、ゴールまで残り2kmという地点にて。。。

GPSを見て応援にきてくれたお姉さんより、プチ鯉のぼりを頂く!

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たまたま、家が近所だったとのこと。

そういえば、今日は子供の日だ!嬉しい!!

お姉さんに唐津駅までの近道を教えてもらい、プチ鯉のぼりの風車を心地よく回しながらラストスパート!

 

ゴーール!!!7日目52km、計444kmだん!

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そして、ゴールのホテル前では嬉しい「アルコール」ビールを上野さんに用意していただき、ゴール直後ぐびり!!

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シャオさんと、「いやー、よくここまで来ましたね!もう明日だけ。完走は見えましたね!!」とねぎらい合う。

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何度か、弱点の暑さに苦しめられたものの、シャオさんも元気にここまで走ってきたのだ。

 

そして、もう一人の大事な仲間、ミタニンの様子をチャットで追っていると。。。

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なんと、もうわずかのトコロまで追いかけてきているとな!

僕らが休憩を長めにとっていたとはいえ、とんでもない強さだ。

そして、ついに、

ミタニンが、とんでもないラストスパートでホテル前に駆け込んできたではないか!!!

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やったー!!!!!!

この瞬間「これで、3人で、完走は、いける!!」そう確信する。

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「ミタニン、あの状態で、よく頑張ったなぁ!!!よく走ったなあ!!!!ホントに凄いよ!!!」

 

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涙目で、さっそくミタニンもグビリ!

もしかしたら、3人でのゴールは難しいかも。

なんとか「九州全県踏破」だけでひとつのゴールまでとし、最終ゴールの博多駅までは、3人では辿りつけないかも。

正直、そんな不安がよぎらないといえばウソだった。

でも、脚を引きずりながらも、これだけの素晴らしいペースで、

しかも僕らとちがって常に一人で心細い状態ながら走り抜けたミタニンの姿を見て、

完走への確信の喜び以上に、大きな感動を受ける。

 

そして、嬉しいことに、今日は早い時間に全員ゴールできたので、早くから飲める!

しかも、今日は「完走前夜祭」ということで、萩往還から戻ってきた沢山のランナーが集まってくれるのだ!

飲むぞ( ;∀;)ーーー!!!!!

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今回の旅のキッカケが生まれた、佐賀のトークライブを企画してくれた、山下さんと。

 

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山下さんも萩往還140kmを見事完走して、その脚で唐津までかけつけてくれたのだ。

 

そして「焼酎好きのユミさん(ヨメ)にプレゼント」とのことで、獺祭の焼酎まで頂くことに。   IMG_5751

ヨメをほったらかしにして連休中勝手にホイホイ走り回っている僕だったが、

考えてみれば、なーーんもヨメへのプレゼントを買えてない。

他力本願だが、なんと有難いことか!

なんとか、飲まずに家に持ち帰れますように(`・ω・´)!!!

この後、宴会は2次会まで続くことに。。。

 

実に、いろんな人の想いを受けて、ぼくらは走れている。

そのひとつひとつが、僕らのエネルギーとなっていく。

僕らができる恩返しは、そのエネルギーを笑顔とともに、走りに変えていくこと。

そしていよいよ、明日は、最終日。福岡県博多駅へ。

僕には、どうしても福岡をゴールにしたかったワケがあった。

そこで、どうしても成し遂げたい事があったからだ。

それが、明日、叶うはずだ。

明日で、長い旅の、最後だ。

つづく

 

 

 

九州全県縦断マラソン(全15話):その15「Day8旅が、終わり、次の、旅へ」

 

ついに、最終日。最終ゴールとなる、福岡県博多駅までの52kmほどの旅程。

二次会明けにも関わらず、昨夜集まってくれたみんな、朝5時台からの出発に付き添ってくれた。

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この日は、土路生(とろぶ)さんが、プロフェッショナルなテーピングをしてくれることに。

いままでの僕のテーピングとは違い、本格的なテーピング。

こういったテーピングをしてもらうだけで、身体はもちろん、気持ちも持ち上げられていく。

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万全を期して、まだ薄暗い唐津の街から博多駅へと、いざ、走りだす。

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完全にノリと距離だけで選んだコースだったので、

滞在する街の特徴などロクに調べずに宿泊地など抑えていたのだが(コンビニや自販機の場所は調べまくったがw)、

 

唐津がこんなに素晴らしい景観の地だとは、まーーったく知らなかった。

「いやー!素晴らしい場所ですねー!!!」

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涼しい朝の気温の下、ぐんぐん距離が進んでいく。

最終日はさぞかし賑やかな大人数で走ることになるかと妄想していたが、

始まってみると、応援に来てくれた平本さん(上写真、左端)と、土踏生さんと、僕ら3名と、自転車カメラマンとして岡本さんの6名。

これまでの華やかさはどこへやらと、ランナーは全員オッサン。

それでも、素晴らしい景色の中、ココロ軽やかに走り続ける。

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ミタニンは、今日も脚はツラそうだが、とにかく明るくゲンキだ。

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昨日、一昨日は、ミタニンが自分のペースで進めるよう、別々の行動を選択したものの

「最終日は、歩き中心になったとしても、一緒に行動し、最後は一緒にゴールしよう」

そう、3人で決めていた。

途中で、ストレッチタイムは挟むものの、ミタニンはほぼ歩かずに走り続ける。

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人のチカラというのは、面白いものだ。

一昨日、脚を引きずってあるくのがやっとだった人間が、70km近く走り、翌日も50km以上走り

今日も快調に走っているのだ。

「ケガは、走りながら治す」

かつて、僕もセンパイランナーから聞いて「マジかよ(; ・`ω・´)!!」と思いつつも

何度も同じ経験をしてきていたのだが、

確実にミタニンにもその実感が生まれ、自信に変わることで、

痛みや苦しさを乗り越えられるように進化を遂げてきているのだ。

シャオさんだって、口にこそしないが、かなりのダメージと闘いながらも

常に前向きに走り続けているのだ。

 

そして今日も嬉しいサプライズの応援ランナーが。

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佐賀への道のりと、佐賀から佐世保への「自己最長距離更新」ランを並走してくれた田中久美子さんが

お友達の美ジョガーを引き連れ応援に来てくれたのだ!

これで、一気に華やかにヤロウ共が色めき立つ。

時に、ミタニンがキロ6分を切るようなペースで引っ張る場面もあり、

ついに、ラストシティの福岡市へ!!

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さすがは福岡、ゾクゾクと応援が集まってくる。

カワイイお子さん連れのパパより、5度目のにわかサイン会。

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そして、続々と応援ランナーが集まってくる。

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はやくも「おめでとう!」のタスキとともに。

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野中さんが太宰府からきびだんごのお土産をもって20km走ってきてくれたり。

もう、ゴールは、すぐそこだ。

その前に、僕には、やらなければならない事があった。

この企画が浮かんだ時から、あたためていたコト。

僕が、鹿児島発で、福岡をゴールに選んだ理由にも繋がるコト。

 

実は、僕には

大切なメル友

が福岡にいるのだ。

 

僕とともに、アタカマ砂漠を250kmチーム戦で走りぬき、世界一になったチームメイトの佐々木の信ちゃん、

の奥さんのかおちゃん、のおばあちゃんの「ますこおばあちゃん」。

御年、94歳でらっしゃるのだ。

初めてお会いしたのは、渋谷のセンター街での飲み屋さん。

当時92歳だった時から、「なんてステキなおばあちゃんなんだろう」と感激したのだが、

センター街で普通に若者らと飲むばかりか、ケータイでメールを送ってくる若さがステキなのだ。

それ以来、僕が様々な大会にチャレンジするときや、本やテレビなどでメディアに乗るたびに

応援や御祝いのメールを送り続けていたのが、ますこおばあちゃんだった。

 

「おばあちゃんに、僕の事を想ってもらえている。」

それこそが、今までも様々なレースで辛い時も、僕を前向きにさせてもらっていた。

 

「九州縦断のゴールは、僕を信じて待ってくれている、ますこおばあちゃんの元にゴールしよう」

そう、この旅の企画があがった時から、ずっと考えていたのだ。

そして、ちょうど、ゴール日は母の日の直前。

「母の日の花束を抱えてゴールして、おばあちゃんにプレゼントしよう」

そう決めていたのだった。

まだゴールのかなり手前から、ゴールの博多駅の近くの花屋を検索しながら、電話をかけるも

なかなか連休中で空いているお店が見つからない。

ようやく見つかったお店に、電話で花束を予約し、到着後すぐに受け取れるようにスタンバってもらうことに。

博多の駅が近づくにつれ、沢山の人から応援や声援を頂き、みんなのテンションもあがっていく。

無事に大きな花束も受け取り、あとは、ゴールへと向かうだけだ。

 

そうして、いよいよ、ゴールの博多駅が向こうに見えてきた。

他にもたくさんのみんなが、博多駅前に集まって、「おめでとう」のボードとともに集まっているのが見えてきた。

ついに、きたのだ!!

ゴールだ!!!!!54km。計ほぼ500km達成だ!!!_DSC7129

3人、無事に、最後まで走りきったのだ!!!!

ただ一人で完走するのとは、比較にならない喜びだ。

ついに、やり遂げたのだ!

 

シャオさん、やりましたね!!ありがとうございます!!_DSC7115

そして、ミタニン。よく最後まで頑張ったな!!すばらしいよ!!!!

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互いに、固く握手を交わし、抱き合い、たたえ合う。

そして、僕の大事なミッション。

ますこおばあちゃんへ、母の日の花束を贈呈。

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嬉しい事に、おばあちゃんも、僕に完走御祝いの花束を用意してくれていた。

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左から、僕の親友で、世界一チームの信ちゃんの奥さん、かおちゃんの、お母さん、僕、ますこおばあちゃん、お姉さんともパチリ。

 

 

 

御祝いに頂いたシャンパンを、さっそくぐびり!

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シャオさんも。

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そして、ミタニンも。

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そして、集まってくれたみなさんと集合写真。

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思えば、長い旅路だった。よく、ここまでみんなで無事にこれたものだ。

 

さっそく、近場のスーパー銭湯で汗を流し、みんなで大宴会へ!!

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ますこおばあちゃんからの杯を頂くのを楽しみに、ここまで走ってきたのだ。

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ミタニンの脚は、むくみや足まめはもちろん、ボロボロの状態だった。

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それでも、ここまで、走り続けてこれたのだ。

「初日が終わった時点で、ひょっとしたらミタニン難しいのかも。正直そう思ったし、

その後何度も、ダメかもしれないと思う場面があった。でも、よく頑張ったね。

どれだけ逆に勇気づけられたか。有難う。」

ミタニンにそういうと、彼もボロボロと泣き出しながら

「僕も、何度も、諦めそうになった時がありました。

一人になったときも、すごく不安になりました。

でも、みんなメッセンジャーで応援してくれたり、

もうダメかもと思った時でも、

『ムリなんじゃないか?』とかは一言もなく、

頑張って走ったら『よくやったね!』『すごいじゃないか!』と褒めてくれる。

それがうれしくって、ここまで頑張ってくれました」

 

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なんて、素晴らしいランナーに出会えたんだろう。

ヨメの実家での、ふとしたツィッターの投稿が、こんな大きな縁に繋がるなんて。

当時、1年半前に出逢った時のミタニンは30kmも走ったことが無かったのに、立派に九州全県を500km走り通すランナーになったのだ。

後日、ミタニンから聞いた、彼の走るキッカケとなったストーリーは涙無しには読むことができなかった。

ミタニンはかつて、憧れて選択した会社に入社し、

実情があまりに理不尽で苦しい状況におかれた際、

自分に対する自信を失い、

夜全く眠れなくなり、咳が止まらず、布団から起き上がることもできなくなったそうだ。

さすがに様子がオカシイと思い、人生初の心療内科を受信し、パニック障害〜うつ症状と診断を受け

「未来がなくなった」

そう思う時代があったそう。

その後、職も無く、前職の悪口をいい、友人に愚痴をいい、体重も増える日々の中

「今を変えたい。変わりたい。抜け出したい」と心の底から思っていたそうだ。

だったら「朝もっとはやく起きて毎日走ろう。

これを自分との約束としよう。これだけは必ず守ろう。」

こうして、ミタニンは走り始めた。

走ることを続けるうちに、今日も走れた、今日は少し距離も伸びた、

そういった繰り返しにより、これまで自分に失っていた「信じる」チカラを取り戻し

気持ちの持ち方も、口に出す言葉も少しずつ変わっていったのだそうだ。

 

そういった苦しい過去があるからこそ、それを乗り越えた経験があるからこそ、

ミタニンは今回の旅でも、初日から絶望的なほど疲労困憊している状況でも、

血尿が出て身体も精神的にも追い込まれたり、脚が動かなくなり一人で行動しなくてはならない状況でも

「一歩でも多くはしっていたい。毎日走ってきた自分を信じたい」

「自分は、自分をもっと信じてもいいのだ。仲間をもっと信じてもいい。家族をもっと信じてもいい」

そう想い、脚を前にすすめてこれたのだ。

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素晴らしい走りを、生き様をみせてくれて、ありがとう。ミタニン。僕も大いに大人泣き。

そんな、僕らをずっと暖かく見守ってくれたシャオさん。

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シャオさんは、僕と初めてあった1年半前は、ゴビ砂漠マラソンにチャレンジする前だった。

すでに100kmマラソン完走の経験があったとはいえ、何度目かのフルマラソンでリタイアする悔しさとショックから、自分に腹立たしく感じエントリーしたゴビ砂漠250kmマラソンだった。

見事、ゴビ砂漠を完走した時も「ゴビ砂漠250kmを完走しなくては、九州500kmなど達成できないだろう」

そう自分にいい聞かせ、自分を持ち上げて来続け、今回の完走に繋がったのだ。

その一報で、この旅が近づくにつれ、プレッシャーで吐きそうになるミタニンに対し、

同じ広島県ランナーとして、地元のミタニンにアドバイスや相談にのってくれていた。

ツィッターでノリで生まれた出逢い、そしてノリで生まれた企画、ノリで生まれたチームでしかない。

でも、なんて、素晴らしいチームに恵まれたのだろう。

 

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そんな僕らをチャリで追いかけ、カメラで撮影を続けてくれた岡本さん。

岡本さんが途中から参加するというシチュエーションがなければ、ミタニンは序盤で力尽きていたかもしれない。

そんないろんな仲間や、沢山の応援があっての完走なのだ。

 

そして、さらに嬉しいことには、今日も並走してくれた田中久美子さんのエピソード。

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3日前の佐賀の手前で合流してくれ、

2日前の佐賀→佐世保行きも「どうしようかなー」と言いながらも早朝から並走をしてくれ、

結果的に「これまで、こんな長い距離を走ったことが無い」と言いながら自己最長記録となる70km近い道程をともに走ってくれた。

 

ミタニンもそうだが、田中さんも、様々な仲間とだからこそ

いままでには考えられないような距離を走り切る事ができたのだろう。

 

人は、誰かに信じてもらえることで、とてつもなくチカラを発揮し、成長を遂げられる。

そして、同じ目標を持ち、お互い信じあう仲間が集まると、チームとして支えあい、

結果的に個々人の能力の総和を超える成果につながりうる。

かつて、アタカマ砂漠で250kmチーム戦で世界一になった時にも実感したことだ。

今回の旅でも、そう感じる場面が実に多く存在した。

 

僕もシャオさんも、脚が動かないミタニンには

「大丈夫?」と聞くことは無かった。

「頑張ってるね!」と声をかけ続けていた。

ミタニンも、一切泣き言も言わず、常に前向きに笑顔を見せ続けていた。

それが僕らを勇気づけ、僕ら自信を信じるチカラに、そしてミタニンを信じるチカラになっていったのだ。

互いに、信頼しあっていたからのコミュニケーションが生まれていたのだ。

 

そして今回感じた、もう一つ大事なコト。

 

それは

楽しみをもってコトを成す

こと。

 

思い返すと、僕らの写真は、つねに笑顔に溢れていた。

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僕ら3人だけではなく、並走してくれたランナー達も、それぞれの中で、

身体も脚も精神的にも、タフな状況はあったはずだ。

でも、どんなことにも笑いと楽しむココロで、みんな向かい合っていた。

人は、どんな状況も、心の持ちようによって、ネガティブにもポジティブにも変えていける。

でも、一人だけでは、ネガティブに落ちてしまった時に、なかなか自分だけで自分を持ち上げることは難しい。

でも、周りに前向きに進む人を見ると、人はまた、自分も前向きに変えていける。

時に一人だけでは心折れそうな時でも、チームだからこそ、前向きに自分を盛り返せたのだ。

そして、その結果、思いもしない成長や進化に繋がったのだろう。

そう、ぼくらはみんなで、ひとつのチームとして成長を遂げ、

自分達にとって大きな自信につながる結果に辿りつけたのだろう。

 

人は、変われる。

いつだって、成長をしていける。

そこには、自分だけではなく、自分を信じてくれる人がいると、より一層成長を続けられる。

だから、僕も、もっと自分を信じ、自分を鍛え、人を信じ、成長を共に見守ってていけるような生き方をしたい。

いや、そうしていこう。

 

 

 

最後に、このブログ(いつもながらだらだらと長い)を最後まで読んでくださった方々に感謝しつつ、

そうした方々と、いつか素晴らしい新たなチームメイトとして互いに繋がる縁を楽しみにしつつ。

94歳になっても、僕を勇気づけ、僕を信じ育ててくれるますこおばあちゃんとのツーショットとともに。

おしまい。そして、次の旅へ。

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DVDが発売になりました「地球の反対側で世界一になった話。」

 

DVD「地球の反対側で世界一になった話。」

DVD 地球の反対側で世界一になった話。

地球の裏側、南米チリのアタカマ砂漠。「死への道」とも呼ばれたその地を、自分の脚のみで250km走り切るマラソン”Atacama Crossing”。ランナー初心者ながら、そのレース世界一を目指し集まった日本人選手。彼らは、なぜ、かくも過酷なチャレンジをめざしたのか。文藝春秋「マラソン中毒者(ジャンキー)」にも収められ、日本テレビ系「1億人の大質問!? 笑ってコラえて!」にも紹介された感動の物語。

 

 

文藝春秋「マラソン中毒者(ジャンキー)」にも登場し

当ブログでも紹介した

アタカマ砂漠250kmマラソン世界一への道

 

このレースへ共に参加し、レースに至るまでの僕らやナカマの姿を記録した映像が

素晴らしいDVDとして完成いたしました。

ここに至るまで、実に多くの方との出逢い、

そして別れがあり

実現した作品です。

 

この作品に登場する、さまざまなナカマや

そしてそのご両親や、関係者の皆様の

「このストーリーを遺したい」

という想いと共に生まれた作品です。

 

現地で共に「メディア班」として同行してくれたaugment5のチームのみんな、今岡ちゃん。

そして、誰より、としをさん。

有難うございます。

 

ぜひご覧頂ければ幸いです。

 

こちらより、お求め頂けます。

DVD「地球の反対側で世界一になった話。」

※2014年12月より順次発送予定です。

実家の札幌に、北海道を500km横断マラソンして帰省してみた(全16話):その1「どこから来て、どこへ行くのか?」

 

今年のゴールデンウィークは、

札幌の実家に帰省してきました。

 

 

 

北海道を500km横断、マラソンで。

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僕のブログをご覧頂いた方には今更かもだが、

僕は4年半前まで、35年間運動ゼロ&スーパーインドア派の

ただのメタボでデブなオッサンだったのだ。

 

運動だって、人一倍ニガテ。

部活動は文化系で、体育の成績は常に中か下。

 

360度どっから見ても、

およそ一切の運動とは無縁のまま

一生を終えるハズの人間だったのだ。

 

 

それが、ひょんなキッカケで走り始めて2-4年で

やれゴビ砂漠250km

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だの、

 

サハラ砂漠250km

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だの、

 

なぜだかニンジャ姿で北極点フルマラソン

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だの、

 

はたまた間違ってニンジャ姿で南極100km

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だの、

 

挙句の果てにアタカマ砂漠250kmでチーム戦世界一になる

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だの

 

「マラソン中毒者(ジャンキー)」という本を出版

マラソン中毒者_(帯付) small4

だの

 

たかだかランナー人生4年半ほどで

もはや、ダイコン姿で1ヶ月に3回100km走る事など日常杉にほどに。

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「ねぇ、

 

バカなの?(´・д・`)」

 

 

 

そう、毎日、ヨメにお褒め頂くほどまでに

すっかり上りつめて(堕ちきって)しまっていたのだ。

 

 

そうして、2014年がやってきた。

 

もはや、フツーにレースを走って満足できないジブンがそこに居た。

 

とはいえ、チャレンジをしない自分など、許しがたい。

 

立ち止まったら、チャレンジするのをやめたら、

 

そんな人生は生きていたって仕方がない

 

 

 

敢えてキザな言い方を選ぶならば、

 

 

 

 

オレはもはや、

 

 

 

 

 

 

泳ぎ続けないと死ぬ

 

 

マグロだ

 

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こんなカンジ(死んでるけど)

 

 

 

 

これまでの、自分を越えようじゃないか。

 

 

これまで辿り着いたことの無い自分へと、走っていこうではないか。

 

 

オレは、どこから来て、どこへ行くのか。

 

 

 

 

アレ(´・д・`)??

そういや、オレ(小野家)って、

どんな先祖から来てるんだ( ・ω・)モニュ???

 

実家の札幌のオヤジに聞いてみると、

小野家が北海道に入植したルーツとなる方の墓が

北海道にあるそうだ。

 

そして、その方の子孫が、

北海道内の、いくつかの場所に散らばって住み着いたそうだ。

 

そのウチの一人が、オレということだ。

 

 

自分の血の繋がった人々が、北海道の様々な場所に、

その生きた痕跡を残しているかもしれない。

 

 

そうだ!!

オレは、

自分の来たルーツを探す旅をしてみよう。

 

自分の脚で、

自分の生まれ育った北海道を

走って横断しながら。

 

そして、ゴールは、

オレの両親が待つ札幌に帰ろうではないか。

 

 

なんて、ドラマチックな企画なんだ。

 

 

自分が育った札幌を一度離れた自分が、

自分のルーツを探しながら、

ふたたび生まれ戻った土地(札幌)へと帰っていく

 

 

 

そうだ!!

 

 

これは、アレだ!!!!!

 

 

マグロじゃなく、サケだ。
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↑生まれ育った川に必死に帰ってきてたところでクマに喰われるサケの図

 

こうして、

「実家の札幌に、北海道を500km横断マラソンして帰省してみた」

の企画が誕生してしまったのだ。

 

つづく:家の札幌に、北海道を500km横断マラソンして帰省してみた:その2「スゲーぞ、デケーぞ、北海道」へ

 

 

実家の札幌に、北海道を500km横断マラソンして帰省してみた(全16話):その2「スゲーぞ、デケーぞ北海道」

 

北海道って、

横断したら何キロなんでしょか( ・ω・)?

 

そう。

 

距離とか、そういったコトとかじゃなくって、

 

まず

 

「北海道を横断してみよう」ありき

 

だったのだ。

 

実際何キロ走るのか、距離を測るのは、その後なのだ。

 

果たして、走れる距離なのだろうか。

 

 

だが、しかし。

 

今回のテーマは、「自分のルーツを探る旅」なのだ。

 

ただ横断するだけではダメだ。

 

自分と同じルーツを持つ、同じ血を持った人々が生きた痕跡があるだろう

北海道の様々な場所を寄り道しながら、横断して走らねば。

 

 

さっそくオヤジに聞いてみよう。

小野家のルーツが残っていそうな場所は、いったいどこなのか。

 

 

オヤジ曰く

 

 

 

 

「ん〜〜〜。

 

 

 

なーんも残ってないんじゃね(`・ω・´)??」

 

 

 

 

ハイ\(^o^)/オワタ

 

 

 

いくつかの町に住んでいたボクの遠い親族はいるらしいのだが、

もう連絡がつかないか、かなりの遠い親戚になっているようだ。

 

 

突然、遠いつながりの「小野」さん家にピンポン突撃しても

 

 

遠戚の小野さん

「あなたドコのどなた(´・д・`)??」

 

 

 

 

オレ

「あ、ボク、遠い親族の『小野』と申しまして(;・∀・)。。。」

 

 

 

 

遠戚の小野さん

「。。。で、どういったご用件で。。。?」

 

 

 

オレ

「あ、いま、北海道を走って横断してる最中でして、

同じ小野さんにご挨拶をと(;・∀・)。。。。」

 

 

 

 

 

 

遠戚の小野さん

 

「いえ、小野はもう足りてます(`・ω・´)」

 

 

 

と、ピシャッと扉を閉められるに違いない。

 

 

それどころか、

 

「『オレオノ詐欺』です!!!」

 

 

とケーサツに連絡されかねない。

 

 

仕方がない。

 

唯一、小野家のルーツの痕跡であるらしい、

先祖のお墓が残っているという当別市だけは外さないようにして、

あとは、走りたい所を勝手に選んで距離を測ってみよう。

 

サケを肴に酒を傾けつつ

グーグルマップで北海道の地図を開き、

行ってみたいところをテキトーにつなぎ合わせてルーツを作ってみよう。

 

 

 

スゲーぞ、デケーぞ、北海道。

 

 

ちょっと寄り道箇所増やしただけで、

フツーに60kmとか80kmとか距離が伸びるんですけど/(^o^)\。

 

とはいえ、ゴールデンウィークを目一杯使っても、9日間しかない。

 

しかも、今回はレースではないので、全ての食料や水は

自分で担がねばならない。

ムリなく、9日間で走りきれる距離の範囲で、ルートを選ばねば。

 

ということで、テキトーに引いてみたルートがコレ↓。

スクリーンショット 2014-04-29 07.45.13

 

8泊9日の行程で、約600km。

 

 

 うん。悪くないね(;・∀・)。

 

連休中ということもあり、

ひとまず、フライトだけは抑えてしまわねば。

 

ということで、いつものノータイムポチリにて

フライト予約完了(`・ω・´)ゞ。

 

 

ふははははははは。

 

 

もはや、これで逃げられないぞ、

オレよ(;・∀・)。

 

さーて、どんな旅になるのやら。

 

つづく:実家の札幌に、北海道を500km横断マラソンして帰省してみた:その3「事実は、小説よりも奇なり」へ。

実家の札幌に、北海道を500km横断マラソンして帰省してみた(全16話):その3「事実は、小説よりも奇なり」

 

事実は、小説よりも奇なり。

 

そうなのだ。

 

今回も?

トンデモない事が起きてしまったのだ。

 

 

みなさんは、ご存知だろうか?

 

 

富士山をぐるっと169km、二晩寝ずに山道を走る

 

ウルトラトレイル・マウントフジ
(UTMF)

 

という、

 

実にアタマのよろしくないレースが存在することを?

 

 

ただ169km走るだけでもどうかしているというのに、

2夜の間中ロクに眠らずに、

山道を累計約9500m登って、9500m下って走り続けるのだ。

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2012年に初めて開催された、このUTMF。

 

当然のことながら、ワタクシも第一回大会に参加し、

無事、33時間55分走り続けてゴールした。

 

走っている最中、あまりのタフさに何度もため息を付きながら

 

 

「このレースを完走できたら、

もう自分のラン人生にピリオドを打ってもいい。」

 

そこまで、追い込まれた大会だった。

 

完走を果たした後、自分の姿が映った鏡を見て

白髪が一気に増えていたのに驚愕したのを思い出す。

 

その翌年の2013年、

ラン人生にピリオドを打つどころか、

砂漠250kmを10kg近い荷物を担ぎながら走ることにも慣れてきたワタシに

トンデモない白羽の矢が、脳天を貫いた。

UTMFの実行委員でもあり、

UTMFの映像関連を指揮するNプロデューサーより、

 

Nプロデューサー

「小野くーん。今年のUTMF、

 

ライブ中継班やってよ

 

10kg近い中継機器背負って、走るの。

 

トップ選手追いかけて

 

 

ナ、ナンダッテー(; ・`ω・´)

 

もちろん、トップ選手はトンデモナイ速さである。

ただでさえ、ついていけない。

車で先回りしつつ、トップ選手が走ってきたら

ライブ中継をしながら、一部だけを並走をする役割だ。

インターネットで全世界に生中継されるし、

大会会場のデカいモニターにも映し出されるらしい。

 

Nプロデューサー

「小野クン、10kgとかの荷物担いで走れるし、

なにより、トップ選手が来るまでの選手が映ってないツナギの中継の間も、

うまいこと喋りつづけてくれそうだからね〜〜

 

そう、単に、荷物背負って走れて、「ベラベラ喋れる」

それだけの理由で選ばれてしまったのだ。

 

選手のように、169kmのコース全部を走るわけではなく、

あくまで、一部しか走らないのではあるが、

とはいえ、選手同様、夜通し寝ずに移動しながら、

時に喋り続けながら、時に重い中継機器を背負いながら

トップ選手のペースで走るのだ。

 

なかなかに、タフでないの(; ・`ω・´)!

 

(詳しくはコチラ「UTMB完走記 4:激しく、ボタンを掛け違えたゾ?」 )

 

その様子は、一部 UTMF公式DVD 2013年版にも収められているので

よろしければ是非。 【DVD購入はコチラ )

 

 

そうして、2014年も、このUTMFが近づいてきた。

どうやら、2013年のボクのライブ中継が、なかなかに好評だったようで、

またもNプロデューサーがボクの所へニコニコやってきた。

 

Nプロデューサー

「小野くーん、

 

今年も、頼むよ〜、中継班!

 

今年はさぁー、

 

去年と同じように中継しながら、

 

169km、全部走ってくれない?

 

ぜーんぶ走って( ・∀・)。

 

 

 

えーーっと、、、、、

 

UTMFって、3日間ずっと走るんでしたよね。

 

んーーーっと、、、、、いつでしたっけ(; ・`ω・´)?

 

 

ーーーーっと、、、、、

 

 

、、、、、

 

 

あ、予定、空いてますね(;・∀・)。。。。

 

 

 

北海道横断600kmスタートの

2日前ですが( ;∀;)

 

 

そうなのだ。

なんとも皮肉な運命なことに、

北海道横断600kmマラソンを開始する2日前に、

「もうラン人生にピリオドを打ってもいい(`・ω・´)」

とまで追い込まれたUTMFを169km走ることになってしまったのだ。

 

しかも、ベラベラ喋りながら、中継しながら(;・∀・)。

こうして、

UTMFを169km走って、中1日だけ休んで、翌日から北海道横断600kmが始まるコースが完成した。

 

ってか、2週間で約770km走るじゃん。

 

やれんのか??

オレ( ;∀;)!??

 

つづく。実家の札幌に、北海道を500km横断マラソンして帰省してみた:その4「滑落、そして骨折」へ、つづく

実家の札幌に、北海道を500km横断マラソンして帰省してみた(全16話):その4「滑落、そして骨折」

 

そうして、ボクの「北海道横断マラソン」の直前に、

求めてもなかった形で、

しかも過剰なほどのウォーミングアップというも言うべき

「走りながら、中継しながらのUTMF169km」がやってきた。

 

Nプロデューサー

「やっぱりさー

山の中だと、映像の中継は、電波的に難しそうなんだよねー。

 

だからさー、

 

ビデオカメラで他の選手のインタビュー録画をしながら

 

 

音声だけの中継をしながら走ってくれない?

 

 

しゃべり続けながら169kmぜんぶ走るの

 

 

 

 

もう、笑うしかないぜ( ;∀;)

 

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片手にはインタビュー録画用のビデオカメラ、

耳にはイヤホンと音声中継用のマイクを付けて、いざUTMF169kmの旅へ。

 

 

このUTMF。

繰り返すようだが、山道を累計9500mほど登りながら、

169kmもの距離を走るのだ。

 

ただでさえ、走り切るのが苦しいコースなのだ。

それを、時々、インタビュー録画したり、

走りながら「オモシロい事喋って、中継してね〜〜(by Nプロデューサー)」。

 

UTMFの制限時間は46時間である。

ボクの実力なら、おそらく30時間ほどでゴールは可能なハズだ。

 

しかし、今回のミッションは

「なるべく、最後尾ゾーンをインタビュー録画しながら走ってほしいんだよね〜(by Nプロ)」

とのことで、46時間めいっぱいコース中にいなくてはならない。

 

「小野クン、ちょっとペース早いから、もう少しゆっくり行ってくんない〜?(by Nプロ)」

 

ゆっくり進む方が、自分のペースで走れず、

眠気もまして、ツラいのである。

 

いつにない状況に、しだいに

 

「完走しきれなのではないか。。。」

 

そんな弱気なココロが生まれてくる。

 

しかし、公式中継をしながら走っているのだ。

ボクの録画インタビューも、のちにDVD用の大事な素材になるはずだ。

公式スタッフとして走っているのに、リタイアなど、許されるハズがない。

 

とはいえ、あまりにツラい。

 

しかも、このあとすぐに、大事な北海道横断マラソンがあるのだ。

 

 

 

もう、、、、辞めたい。。。。。

 

 

 

公式スタッフで、中継中という立場にもかかわらず

 

 

「レースをリタイアできる理由は、無いだろうか??」

 

 

 

 

(もう、滑落して、骨折するくらいしかないだろう。。。)

 

時々、崖に近いコースを走りながら、

思わずそんなキモチがアタマに広がっていく。

 

ソレほどまでに追い込まれるほど、

キツいのだ。

 

 

もはや、北海道横断マラソンとか、どうでもいい。

この、いまのUTMFの苦しみから、解放されるならば、

骨折したってかまわない。

 

 

 

そんな苦しい思いの時にボクを支えてくれたのは、

 

いつもボクに

 

「おまえマジで」

 

「おい、そこのボウズ」

 

「ハゲてんのかコノヤロウ」

 

との暖かいコトバを与えてくれる、

我が家の『ネ申』でもある、ボクの愛すべきヨメからのメッセージ。

 

 

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「がんばってー!!」

渾身の清書がなされた

カルビスバー(´;ω;`)!!

 

 

 

 

 

 

うん、オレ

頑張れちゃうヨ( ;∀;)!

 

 

 

 

ユミ、きっとオレの為に、

 

一生懸命、夜なべして清書してくれたんだろうな( ;∀;)。。。

 

 

 

 

 

 

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 ↑ ボクのラン仲間のみづきちゃんから

「ユミさん、一緒にラーメン二郎行きましょう!」誘われウキウキ行ったヨメが、

行列待ち中にみづきちゃんから騙し討ち的にリクエストされ、

仕方がなくやっつけで書かされたであろう「清書現場」

 

 

 

もう愛しか感じません( ;∀;)

 

 

 

 

ゲンキイパーイ( ・`д・´)!!!!!!

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(photo by Yuma Hamayoshi)

 

幾度の困難も乗り越え、最終ランナー達のインタビュー録画もこなし

中継も行いながら、無事に46時間弱で、169kmの道のりをゴール!

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これらの小野の中継の様子は、2014年版 UTMF公式DVDにて

3つめのコーナーにて1時間ちかい尺で特集されております。

ご興味ある方は、ぜひご覧ください。ご購入はコチラ

 

そんなワケで、本編の 北海道横断マラソンへと旅立つ

2日前に、UTMF169kmを走ってウォーミングアップをこなしたのであった。

 

つづく。実家の札幌に、北海道を500km横断マラソンして帰省してみた:その5「スペシャル兵器」へ